11時40分、一柳選手が体育館に入ります。とたんに沸き起こる拍手と歓声。体育館の雰囲気が、歓迎モードになりました。
挨拶を交わし、正面の席につかれると、一柳選手は、写真を投影しながら、サッカーや台湾のことを話してくださいました。
会場に入る前に、「子どもたちが緊張しないように、質問コーナーでやり取りしながら言葉を交わしていきたい。」とのご意向をいただいた時、『ご心配なく、松が谷っ子は、人懐っこくて、反応がいいです。』と学校からお伝えしましたが、それを表すかのように、一柳選手が質問を投げかけると、大勢が元気よく手を挙げ、マイクを持とうとしました。（質疑、応答のいくつかを紹介します。）
『一日にどのくらい練習をしているのですか？』
「チームで約２時間、それ以外に自主的に２時間練習しているので、計４時間くらいです。」
『試合をするために、心掛けていることは、何ですか？』
「準備をすることです。きちんと食事をして、前に日には、しっかり休んで、作戦を立てて試合に臨むことです。」
『試合中、大切にしていることは何ですか？』
「ぼくはディフェンダーなので、目の前の相手に負けないという気持ちをもつことです。」
『一柳選手にとって、台湾とはどんなところですか？』
「いい質問ですね。僕は、日本と台湾でサッカーをしていますが、台湾は、優しく、あたたかい国です。」