KIMIDA記

11.16 令和の学習では考える際の視点を指導する

公開日
2023/11/17
更新日
2023/11/17

確かな学力の育成

【写真1】M教諭紹介
11月より任用開始したM内教諭の算数授業の様子です。M内教諭は中学・高校数学の教員免許を持っています。任用初日から休み時間に子どもたちと一緒に外遊びをするなどすることで子どもたちとの距離を縮め、今週よりまずは4年生の算数指導のメインティーチャーとなっています。
よろしくお願いします。

【写真2】平成と令和の指導観の相違
4年生概数の学習です。およその数を求めることの有効性やその求め方について学習をします。
平成と令和では、教員の子どもたちへのアプローチが大きく異なります。
平成の先生→「概数を求めると便利です。昨日のかけ算の時みたいに、今日みたいなわり算の時も、上から3桁目を四捨五入するといいです。」
令和の先生→「およその数を求めるのに細かな計算は困ったね。これまでの学習で似たような場面はあったかな。概数にするって勉強していますね。このプリントの考え方、どのように考えたのでしょう。わられる数とわる数の概数の仕方、説明できますか。習ったことと比べたり、共通点を見つけたりしてみましょう。」
平成では、知識を伝える指導に重きがおかれていましたが、令和の指導では、知識を子どもたちが自分の力で考えながら導き出せるよう、考え方やその視点を指導することが重視されています。

【写真3】考えをアウトプット
子どもたちは、どのように考えたのか、何を見つけたのかをノートに記したり、仲間に説明したり、発表をしたりしてアウトプットします。考えの出力(アウトプット)を通して、自分の考えをブラッシュアップさせていきます。

この授業実践は現算数少人数担当のM山教諭とともに授業準備をして行っています。
君田小学校では、よりよい授業となるよう、教員相互に授業を見合ったり、助言し合ったりして、令和型の指導力を身全教員が付けられるよう取り組んでいます。