5.16 価値のある授業、活動は何日も前からつくられる
- 公開日
- 2023/05/16
- 更新日
- 2023/10/23
確かな学力の育成
ひとつの授業あたり45分。それは子どもたちにとっても、教員にとっても変わりはありません。
「どのように授業に入ろう」「どのようにねらいにせまろう」「困っている子をどうやって救おう」「次につながる授業の終わり方は?」…。45分をどれだけ効果的に、価値のあるものとするために、授業の中で教員は常に頭を回転させています。
しかし、教員は、授業の初めの合図で子どもと一緒に教科書を開いてから考え始めるのでは手遅れ。一つの授業が始まる前日、数日前、そして時には何ヵ月も前から、計画的に準備に取り組んでいます。
写真1 前日から準備
今日と明日は体力テストのソフトボール投げを行う日。前日の雨が上がった瞬間に、先生たちで協力してラインを引いていました。
写真2 数日前から準備
6年2組の社会の授業です。「固定資産税」など、文字だけでは理解が難しい「税金」について、イラストを合わせて提示した方がよいと考えた担任は、何日も前からプレゼンテーションソフトの作成をして授業に臨んでいました。
写真3 数ヶ月前から準備
今にも太陽が沈もうとする夕刻、植物を植えるための畝をつくっていたのは4年担任。初夏の理科の学習にある植物の観察や実験に向けた準備でしょうか。
写真にはありませんが、6年担任がつくった隣の畝には、じゃがいも(?)ずいぶんと生長しています。
教員にとっては、よりよい授業をつくるという使命感への挑戦は、「よろしくお願いします」という授業開始のあいさつのずっと前から始まっているのです。