子どもが説明したくなる手立てを考える
- 公開日
- 2022/11/07
- 更新日
- 2022/11/07
KIMIDA記
R4.11.7
先日、5年生にだけ6時間目に残ってもらい、研究授業を行いました。
君田小学校では、先生の説明を聞いたり、教科書やドリルの問題を解いたりするだけではなく、自分の考えたことを一人ひとりがアウトプット(説明)するよう手立てを講じることが必要だと考えてぃます。主体的にアウトプットすることによって、頭の中が整理され、知識がより強固に定着します。
これがなかなか難しく、何の手立ても講じずに「説明して」というだけでは、子どもたちは楽しさも必要感も感じません。
今回の算数、平行四辺形の面積の求め方を考える授業では、Aさんの考えた式(図)だけを視聴覚機器で掲示して、「Aさん2(どのように考えたのか分かる?」と皆に聞くいう手立てを講じました。
すると、【写真1】のように、「説明したい」と挙手をする子どもたちが数多く見られました。
この他にも、5年担任は、個々が考える時の助けとなるように具体物を操作できるよう準備をしたり【写真2】、友達と相談しながら説明できるように言葉を整理させたり【写真3】という手立てを講じていました。
「分かりそうで分からないもの」「見えそうで見えないもの」を明らかにしようとする時、子どもたちの「説明してみたい」「考えたい」という主体的な気持ちが高まるということを全教員で共有できました。算数はもとより、他の授業作りにも生かしてまいります。
先生たちの勉強の機会を提供してくれた5年生、ありがとう!