「好きは武器」縄跳びプロ生山氏の講演
- 公開日
- 2017/02/09
- 更新日
- 2017/02/09
校長室
『好きは武器』というテーマで生山ヒジキ氏(縄跳びプロ)が5・6年生に講演をしていただきました。これまで歩んできた生き方を振り返りながらのお話でした。
最初に小学校の時の思い出です。
小1.2年生の時は不登校気味。
小3年生の時は、担任の先生に初恋。『縄跳びが上手』な先生の前で格好いいところを見せたい。夢中になって練習・努力→特技になる。小学校では一番上手。
中学校の時は、縄跳びが授業がなく、友達に誘われて『陸上部』に入部。跳ぶことが好きだったので、ハードルをする。目標は日本一と前向き。しかし、努力をしなかった。
高校生の時は、陸上部がなかった。水泳部に入部。ここでも目標は日本一。でも努力はしなかった。ここで予想もしていなかったが、冬は泳げないので体育は縄跳びをする。夢中になって取り組んだ。
大学生の時は、友達がテレビに黄レンジャーとして出演。自分も俳優になりたいと思った。それからずっと、俳優になるために5年間オーディションを受けるが、受からない。
23歳になって、自分のこれからの人生を考えたとき、以前夢中になってやっていた縄跳びについてネットで調べる。縄跳び協会にたどり着く。協会の練習に参加して、本気で縄跳びのプロ(縄跳びのプロという職業はなかった)を目指す。
24歳、始めて参加した全日本大会5位。 力のなさを実感。
25歳、アジア団体選で優勝。
26歳、初めての世界大会16位。力のなさを実感。しかし、大会後の選手との交流で生で本物のすごい技を見る。百聞は一見にしかず。
30歳で、「チーム縄跳び小助」結成。
33歳で
? 世界チャンピオンになる。プロを目指して練習を重ねて10年で念願が叶う。
? ギネス認定
? CM(メガ飛び)
? NHK教育テレビ「はりきり体育ノ介」に出演
やりたいことができる自分になっていた。縄跳びのプロ。俳優にもなれた。
*メッセージ
?今やるべきことにチャレンジする。勉強、生活、習い事、好きなことなど何でもやるからにはやり切ることが、チャンスになる。どうでもいいとか、だめだと思ってやったり、いい加減にしやっていたりしていてはチャンスが訪れない。
?本物を生で見る。実際に体験することが大切。東京は本物に触れるチャンスが多い。本物を自分の目で見て欲しい。
?昭和と違って平成になると昔なかった職業ができている。テレビのゲーマーがプロになっている。みんなも自分の好きなことをやり続けていくと、今ない職業のその道のプロになれる。頑張ってください。
みんなはいろんな人に支えられて生きている。最後に『感謝』の気持ちをもって欲しいと。
私は生山氏のポジティブな心「目標は日本一」と掲げること。自分が納得するまで努力をすること。支えてもらっている周りの人に感謝すること。どんなことも一生懸命取り組むとなりたい自分になれることなど、沢山のことを学びました。子供たちが、何を学んだかは、ご家庭でも聞いていただければ幸いです。
井上正彦