10/6 全校朝会 校長講話
- 公開日
- 2025/10/06
- 更新日
- 2025/10/06
今日の出来事
2学期が始まって1か月が経ち、10月になりました。あれほど暑かった夏から、やっと秋らしい季節になってきました。
先ほど、住民協議会の佐戸さんから、12月のマラソンの話がありましたが、来週は市民運動会が浅川小学校で開催されます。このような地区ごとの運動会は八王子ではほとんどなくなりました。そのような中で浅川地区はきっと地域の皆さんの仲が良いから、各町会ごとにたくさんの人が集まり、毎回1000人近くの人たちで大運動会が開催されています。地域の皆さんが良い人が多いから、大変な運動会の準備や当日の審判や係活動などもうまくいっているのだと思います。
また、浅川地区の皆さんはとっても子ども思いの人たちがたくさんいます。みなさんが学校に来たり、帰ったりするときに、たくさんの安全ボランティアの人が立って下さっています。あまり大きな声で言えないのですが、ある学校では安全ボランティアの人が1人ぐらいしかいなくなりましたという、寂しいお話もあります。
地域の人たちもよく子どもたち(みなさんのこと)をよく見てくださっています。先週の土曜日に3年生の社会科見学がありました。その時の帰り道のことです。3年生はきちんと列をつくって帰っていました。そこに杖を突いた女の人がお店に入ろうとした人がいましたが、列があったので入りにくいなと思っていました。
すると利発そうな男の子がすぐに気が付き、「どうぞ通ってください」と3年生の列を止めてくれたのだそうです。近くにいた3年生の女の子も「やさしいじゃん」と言っていたそうです。
その杖をついた女の人は、そのことがとってもうれしかったそうです。相手のことを気遣ってすぐに行動に移すことができる人もすばらしいですし、その行動をみていいことしているねと良い行動を認められるまわりの友達。そのような心が温かくなるお話を、校長先生に電話で教えてくださり、「とても立派でよい3年生ですね」と、皆さんのすばらしさを伝えてくださいました。
さて、少しお話が変わりますがもうすぐ「運動会」です。みなさんの中には「運動が苦手だな」とか「運動会は大変だな」と思っている人もいると思います。人には得意、不得意があるのですから、苦手だな、嫌だなと感じる人が居ても当たり前です。同じように学芸会の時には同じように、嫌だな、つまんないな、と思う人もいることでしょう。毎日の授業だってそうです。嫌だな、面白くないな、という人もいることでしょう。
そんな苦手なこと、嫌なことでも、きっと、「やった! できた!」とか、「わかった! なんとかなったぞ」という体験が、その嫌な気持ちを吹き飛ばしてくれることがあります。うまくやることも大切ですし、失敗しないことや1番になることもすごいことです。しかし、嫌だな、つまんないなという気持ちを乗り越えていく、苦手な人たちが乗り越えていく姿の「なんとかやれたぞ」も、とってもすごい、えらい、大事なことです。
その1日1日を大切にして運動会まで真剣に取り組んでみると、みんなの良さや、自分の「できた! やった! なんとか乗り越えたぞ!」を見つけたりできる、すてきな「運動会」になるよう、また、その姿を保護者の方や地域の方に見せてあげてほしいなと思います。