校訓「笑顔笑声」(自分も相手も笑顔にし、笑い声を絶やさない人に)

全校朝会の話 2月1日(月)

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     『泣いた赤鬼』
 先日の27日(水)研究発表会で、たくさんのお客様がいらしてくださいました。皆さんから、館小の子は本を良く読んでいて、本を楽しんでいる姿が良いと、誉めていただきました。
 今日から、2月。鬼の話をします。なぜ鬼か・・・分かりますね。そうです。2月3日は節分。豆まき。鬼退治。鬼は、人間にとって悪いこと(災難や悪運)を一手に引き受け、退治される役回りをしています。みんなの心の中にある鬼。退治してくださいね。

 今日は鬼にまつわる「泣いた赤鬼」というお話の本を紹介します。短いお話ですので、よみますね。

『泣いた赤鬼』
山の中に、一人の赤鬼が住んでいました。赤鬼は、人間たちとも仲良くしたいと考えて、自分の家の前に、「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます。」
と書いた、立て札を立てました。
けれども、人間は疑って、誰一人遊びにきませんでした。赤鬼は悲しみ、信用してもらえないことをくやしがり、おしまいには腹を立てて、立て札を引き抜いてしまいました。そこへ、友達の青鬼が訪ねて来ました。青鬼は、わけを聞いて、赤鬼のために次のようなことを考えてやりました。
青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。そうすれば、人間たちにも、赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう、と言うのでした。しかし、それでは青鬼にすまない、としぶる赤鬼を、青鬼は、無理やり引っ張って、村へ出かけて行きました。
計画は成功して、村の人たちは、安心して赤鬼のところへ遊びにくるようになりました。毎日、毎日、村から山へ、三人、五人と連れ立って、出かけて来ました。こうして、赤鬼には人間の友達ができました。赤鬼は、とても喜びました。しかし、日がたつにつれて、気になってくることがありました。それは、あの日から訪ねて来なくなった、青鬼のことでした。
ある日、赤鬼は、青鬼の家を訪ねてみました。青鬼の家は、戸が、かたく、しまっていました。ふと、気がつくと、戸のわきには、貼り紙がしてありました。そして、それに、何か、字が書かれていました。
「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。さようなら、体を大事にしてください。どこまでも君の友達、青鬼。」
赤鬼は、だまって、それを読みました。二度も三度も読みました。戸に手をかけて顔を押し付け、しくしくと、なみだを流して泣きました。

 1,2年生。この赤鬼は何を思って泣いているのでしょう。
 3,4年生。青鬼のやったことをどう思いますか?本当の友達ってどんな人のことでしょう。君はこんなことができますか?
 5,6年生。ここに出てくる人間達のことをどう思いますか?

 このお話は、先生に大人になった今でも、読むたびに違うことを教えてくれるお話です。みんなも、そんな本に出会えることを願っています。

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