八王子市立恩方中学校と北海道苫小牧市立勇払中学校は、姉妹校になっています。
江戸時代後期の１８００年には、北方警備と開発のため江戸幕府の依頼により、八王子仙人同心の中から約50人が勇払に派遣され、その地域の開拓にあたりました。勇払の市民の方は、毎年現地で亡くなった千人同心の供養を行うなど、強く八王子市との絆を意識し、歴史や文化伝統を踏まえた交流を望んでいたそうです。
　「千人同心」を題材とした演目で苫小牧講演をしている「八王子車人形」が所在する「恩方中学校」が推薦され、平成15年1月16日両校の校長と勇払地区の代表者が同席して姉妹校としての交流を進めることに同意しました。平成16年1月12日には、勇払中学校の生徒がはじめて恩方中学校を訪れています。
　昨年度は、勇払中学校の周年行事に、恩方中学校から校長のお祝いの言葉と生徒会役員のメッセージをCDに入れて送りました。また、台風19号の被害にあったとき、いち早く勇払中学校の校長先生から電話をいただきました。両校の有効のコーナーは、職員室前の掲示板にあります。（校長室だより第9号より抜粋）