蛙合戦(かわずがっせん)
ヒキガエルは普段、野山や庭など水から離れて暮らしています。産卵期には、近くの池などに集結し、オスはクークー鳴きながら、バシャバシャと水しぶきをあげてメスをめぐって争います。これが『蛙合戦(かわずがっせん)』です。自分の生まれた池に来るので「帰る=カエル」と呼ぶという説もあるそうです。
中には途中で出会って水辺に来るペアもいました。 ヒキガエルの卵は長〜いロープ状の寒天質に入っています。 春を待つツチハンミョウキラキラ金属のように青光りするきれいな虫ですが、体液にはカンタリジンという毒(忍者が使ったという説も)があり、皮膚につくと炎症になるので、気を付けましょう。オスは触角にハート型のふくらみがあるそうです。 そんなツチハンミョウの生涯はなかなかスリリングで大変です。 土の中の卵からふ化した幼虫は、まず草をよじ登ります。運良く花にたどり着くことができたら、花に来る虫を待ちます。花に到達できないとゲームオーバー。 その虫がハナバチ類で、体につかまってうまく巣の中へ入りめた者だけが、ハナバチの卵や貯蔵された花粉を食べてその後の人生(虫生?)を生きていくことができます。違う虫に着いていってしまったらゲームオーバー。ステージごとに幼虫の体形が変わるので、「過変態」と呼ばれます。 誰の落とし物でしょうか?
木造校舎を思わせる「視聴覚室」、その庭の敷石に獣の糞がありました。わざと目立つ所を選び、仲間とコミュニケーションしたり、縄張りを主張したりするようです。
糞は「米が異なる」と書きます。 「〇〇〇ドリル」が流行しましたが、「フンコロジー」という研究があり、衛生的な処理をして、糞の中身を調べると、その動物が何を食べているか分かります。未消化の植物の種子や、他の獣の毛、魚の骨片など、季節によって変わることもあります。 1円玉を写し込んだのは、ちょうど直径2cmでスケール代わりに良いからです。 |