自然のアルバム190 リンドウ

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《日があたると花を開かせます》

☆春にはフデリンドウというかわしいリンドウが咲きますが、同じリンドウの仲間ですが、秋のリンドウは、大きさがずいぶんとちがうようです。大きさは、5cmくらいあるでしょうか。

☆リンドウの仲間は日があたると花を開かせる特徴があります。山道を歩いていて、このリンドウを見つけた時には、その色のあざやかにハッとしてしまいました。要倉山へいく途中にも咲いていました。くわしくは、「ひ」が3つ。

☆この仲間には薬になるものが多いようです。このリンドウも根を乾燥(かんそう)したものを薬にしたそうです。漢字で「竜胆」と書き、「りゅうたん」という生薬名(しょうやくめい)がついています。

自然のアルバム189 モミ

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《赤ちゃんシリーズその3》

☆恩方には、たくさんのモミの大木があり、高さ20mをこすものもあります。この小さな赤ちゃんモミが大きくなるまでには、何百年もかかるのでしょう。たくさんの赤ちゃんモミから大木になるのは、ほんの少しです。

☆モミの木は、クリスマスツリーなどにも利用させますが、それは、木の形がピラミッドのように形がよいからでしょう。スギやヒノキなどもふくめ、こういう形の木は弱い光がすきなようです。

☆葉っぱの先をよーくみると、小さく二またに分かれています。これが、モミの特徴で、トウヒやイヌガヤ、カヤ、ツガなどの針葉樹(しんようじゅ)には、見られない特徴です。

自然のアルバム188 ヒノキ

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《赤ちゃんシリーズその2火の木》

☆昔、石と石をあわせて火をだした人がいました。ある時、ある人が、木と木をあわせてやってみました。いろいろな木でやったことでしょう。ある木をこすったら、火がでてきました。それがヒノキです。

☆ヒノキは、木と木をあわせて火がでるので、漢字で書くと、「桧」です。桧がいっぱいある原っぱを桧原(ひのはら)とよんだのでしょう。恩方の山にも、たくさんのヒノキがうえられています。

☆ヒノキはスギとならんで、日本の家をたてるのに、とても大切な木材です。しかし、最近は外国からの木材がたくさん輸入されているので、あまり人気がないのでしょうか。木の管理ができず、山があれています。

自然のアルバム187 スギ

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《針葉樹の赤ちゃんシリーズその1》

☆上川の野山の落葉樹が色づき始め、目を楽しませてくれる今日この頃です。ところで、木には、一年中、緑色の葉をつけた常緑樹というものもあります。これらは、秋になっても色づきません。

☆カシの木やツバキなどの他に常緑樹には、スギやヒノキ、モミなどの針葉樹(しんようじゅ)といったものもあります。針葉樹というのは、葉っぱが広くなくて、針(はり)のようにとがっているものです。

☆この写真は、赤ちゃんのスギの木です。この後、しっかりと育つのでしょうか。学校のまわりには、たくさんのスギやヒノキなどが植えられていますが、管理があまりよくないようで、山があれています。

自然のアルバム186 ジュズダマ

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《数珠(じゅず)づくりにチャレンジしましょう。》

☆数珠(じゅず)というのは、たくさんのまるい木の玉を糸に通したもので、仏さまをおがむ時などに使うものです。本物はいろいろな木をまるくして作りますが、このジュズダマでも作ることができます。

☆作り方は、一つずつ実に針であなをあけながら糸でつなげていきます。先生も子どものころ、このジュズダマで数珠づくりをしたことがあります。昔は、野山のいろいろな植物が遊び道具になったんですね。

☆恩方のいろいろな所にあるようです。陣馬街道ぞいにも何箇所か見ることができます。なお、ジュズダマによくにたハトムギは栽培されています。

自然のアルバム185 ヒメヒラタアブ

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《ハチににているアブ》

☆名前にもあるように、体が細くて平たくなっています。アブの仲間は、みんな黄金色(こがねいろ)や青銅色(せいどうしょく)など美しいしまもようをしています。

☆これは、ハチへの擬態(ぎたい)といわれています。アブの仲間には、毒針(どくばり)をもっていませんが、毒針をもつハチにすがたをにせることにより、敵(てき)から身を守っています。

☆写真でも羽が2枚のようすがわかりますか。アブはどれも2枚の羽をもっていますが、ハチは4枚です。よくにているようですが、決定的なちがいは、この羽の数です。

自然のアルバム184 ムラサキシキブ

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《日本の美しい実》

☆ムラサキシキブの学名(世界共通)で、Callicarpa japonicaといいます。日本語になおすと、日本の美しい実という意味です。秋の日をうけて、ひときわその美しさが輝いていました。

☆ムラサキシキブの花は梅雨の頃に見ることができます。実もきれいですが、花もなかなかすてきです。雑木林にふつうに見られる低木(ていぼく)です。

☆紫式部(むらさきしきぶ)というのは、人の名前でもあります。平安時代の女流作家で、源氏物語などの物語を書いた人です。このムラサキシキブは、紫式部が生まれる前にはどんな名前だったのでしょうか。ご存知の方はお知らせください。

自然のアルバム183 センダングサ

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《ひっつき虫その2》

☆みんなはひっつき虫とよんでいることでしょう。植物なのにひっつき虫というのはおもしろいですね。植物は、自分では動くことができないので、それで、他のものにくっついて仲間をふやしていくのですね。

☆この写真をよく見てください。先にとげとげがついているのがわかりますか。このとげとげで他のものにくっつくのでしょう。センダングサの他に、オナモミなどもひっつき虫です。葉っぱがセンダンの葉ににているので、この名前になったそうです。

☆このセンダングサの仲間は、いろいろありまして、コセンダングサ、アメリカセンダングサ、シロバナセンダングサなど、たくさんの種類があります。どれもひっつき虫になります。

自然のアルバム182 チャノキ

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《いろいろなお茶ももとは同じチャの木から》

☆お茶は、もともと中国から薬のためにお坊さんによって伝えられたものといわれています。ふつう、五枚の白い花びらで、たくさんのおしべからなっています。ちょうと、今を盛りに咲き始めました。

☆世界にはいろいろなお茶があります。日本人がよく飲む緑茶。中国のウーロン茶。スリランカやインドの紅茶などありますが、すべて同じチャの木の葉っぱから作られます。

☆同じ葉っぱなのにどうしてちがうお茶になるのかというと、発酵度(はっこうど)というものがちがうからです(完全発酵−紅茶、半完全発酵−ウーロン茶、発酵無−緑茶)かんたんに言うと、作り方がちがうのです

自然のアルバム181 チヂミザサ

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《ネバネバのひっつき虫》

☆いろいろなひっつき虫がいますが、これは、ネバネバのひっつき虫です。写真で見ると、水のかたまりのように見えるのがひっつきのもとになるネバネバです。

☆このネバネバで、ほかのものにくっつき、仲間をふやすくふうをしています。今の季節、草むらをいろいろと歩いてみると、いろいろなひっつき虫がついてきます。ためしてごらん。

☆このネバネバは実がじゅくしてくると、出てくるのがすごいと思います。植物もいろいろとくふうしているんですね。なお、チヂミザサというのは、葉っぱがちぢんでいるからです。

自然のアルバム180 センブリ

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《良薬(りょうやく)は口ににがし》

☆リンドウ科の植物です。花の色はちがいますが、花のつくりはよくにています。植物の科というのは、花のしくみやつくりをもとに作られたもので、仲間わけに便利です。

☆植物の観察方法として、五感を使う方法で、舌(した=べろ)で味をみるという方法もあります。ぜひ、このセンブリを一度、味わってみてください。良薬は口ににがしです。胃の薬となります。

☆このセンブリは、今では少なくなり、どこにでもあるというものではありませんが、それでも恩方にはたくさんさいています。今日登った要倉山という山にいく途中でもたくさん見ました。しかし、場所はひが3つです。

自然のアルバム179 カタバミの実と種

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《種子の飛散距離実験》

☆どこにでもよく見られるカタバミです。このカタバミは種子を飛ばすことはよく知られていますが、どのくらいの距離飛ぶのかはインターネットにものっていないようです。

☆そこで、カタバミを株ごと鉢に植え、白い紙をひきつめて実験しました。失敗などもありましたが、1570の種子の飛散距離を測り、平均や最高距離などを調べました。

☆1570個体の平均は約87で、最高は2m94cmということが分かりました。現在は、この実にどれだけの数の種子が入っているのかを調べています。

自然のアルバム178 ヤブミョウガの実と種

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《種子の形に注目》

☆私のカメラは接写撮影ができるので、このように小さなものを観察撮影するのに便利です。青い実は3ミリほどで、種子は1ミリもありません。

☆この実を見つけたら、ぜひ自分で実をわって見てください。なななんと、種子は四角や三角などの形をしています。まるで、石のようです。おまけにまん中は少しへこんでいます。全校遠足の日、帰り道に何人かの子どもたちと確かめました。

☆どんな種もたぶん丸いだろうと思っていたのがまちがいであることがわかりました。自分の目で見たことはまちがいがありません。これからも自分の手や目やはななどいろいろ使って観察していきたいと思います。

自然のアルバム177 イグチの仲間

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《イグチの仲間のキノコ》

☆キノコにはいろいろな種類があります。このキノコはイグチ科のもので、かさの下がはっきりとしたひだではなく、小さな穴(あな)がたくさんあいているのがとくちょうです。

☆名前はヤマイグチか、ベニバナイグチか、ヤマドリダケモドキか、はっきりしませんが、イグチの仲間であることはまちがいないようです。

☆イグチの仲間は食べられるものが多いそうですが、キノコの専門家に聞いてから食べるようにしましょう。素人(しろうと)考えでは危険です。くわしい人に聞きましょう。

自然のアルバム176 テングダケの仲間

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《絵合わせをしよう》

☆このキノコはテングダケ(ほとんどが毒キノコ)の仲間であることは確実ですが、その名前が分からず、いろいろなキノコの図鑑を見ては、絵合わせをして調べています。

☆いろいろなキノコや虫や花など、いろいろな図鑑が出ています。どれも写真がきれいなので、絵合わせしながら、名前調べを楽しんで下さい。パラパラとめくるといろいろな発見があります。

☆このキノコはコテングダケかコテングダケモドキのどちらかのようですが、キノコについてもただいま勉強中なので、はっきりとはしません。しかし、いろいろあれこれを手をだして調べていくことはとても楽しいことです。

自然のアルバム174 ヤクシソウ

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《薬師草は薬に関係あるの》

☆薬師堂(やくしどう)のそばで最初に発見されたとか、薬師如来(やくしにょらい)という仏様の光る背ににているとか、薬になるとか、いろいろいわれていますが、はっきりとは分からないそうです。

☆このヤクシソウがさき始めると、秋も本番で、朝夕冷える日が多くなるようです。黄色の花が秋の夕日をあびてさく姿はなかなかのもので、特に秋のお気に入りの花の一つです。

☆この仲間はどれも、葉っぱや茎を切ると白いしるのようなものがでます。タンポポも同じです。この白いしるは、ゴムのようなものをふくんでいて、昆虫などから葉を食べられないようにするためのものだそうです。

自然のアルバム173 オオカマキリ

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《オオカマキリの交尾》

☆あちこちと歩いていると、いろいろなものを発見するものです。オオカマキリは何度も見ていますが、交尾(こうび)するのは、それほど見られません。この交尾を見た時には、本当にワクワクドキドキと感動しました。

☆左がメスで、それにのっかるようにしているのがオスです。オスは一度交尾をすると、めったにメスをはなさないそうです。5分くらいこの姿勢でいました。2時間、3時間とゆっくりと見たかったです。

☆オスは後ろ足でしっかりとメスをかかえこんでいるようでした。メスは交尾中でも、頭を後ろにやり、オスをバリバリとその上部なアゴで食べてしまうそうですが、その姿も見たかったです。

自然のアルバム172 ハラビロカマキリ

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《初めて見たハラビロカマキリ》

☆カマキリで一番よく見かけるのがオオカマキリです。そのつぎがコカマキリです。このハラビロカマキリという種は初めて見ました。オオカマキリとよくにているようです。ちがいはわかりますか。

☆オオカマキリよりは少し小さいようですが、一番の見分け方のポイントはせなかのまん中あたりにある両はしの白い細長い点です。これがあればハラビロカマキリにまちがいありません。

☆チョウセンカマキリという種類もいるそうですが、それはただいま捜索中(そうさくちゅう)です。なお、ハラビロカマキリのらんのうは、コカマキリににていますが、少しずんぐりむっくりとしている感じです。

自然のアルバム171 コカマキリ

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《一番小さいコカマキリ》

☆体が小さいのでコカマキリといいます。それでもカマキリはカマキリなので、いろいろな虫をつかまえてはバリバリとたべまくようです。体のつくりはほとんど同じようです。

☆カマキリのらんのう(たまごのたくさんつまったもの)で一番よく見かけるのはオオカマキリです。これは、個体数が多いからでしょう。コカマキリも多いのですが、らんのうがみつけにくいのはなぜでしょう。

☆それは、らんのうの産みつける場所に関係があります。オオカマキリやハラビロカマキリは木の枝などでよく目につきます。しかし、このコカマキリは板やかべなどに産み付けるので、みつけにくいのでしょう。

自然のアルバム170 キクイモ

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《植物の世界でもっとも種類の多い科は》

☆キクのような花で、根にイモができるので、この名前がつきました。よく似たもので、イヌキクイモというものもあります。恩方のあちこちで見られますが、浅川などの川にも多くあります。

☆植物は日本に4000種もあるといわれていますが、それぞれ○○科というものに属しています。そこで、もっとも種類の多い科は何かと調べたところ、一番多いのはキク科で294種でした(牧野図鑑より)。

☆次がイネ科212種。カヤツリグサ科201種。バラ科175種。ユリ科128種。マメ科120種。ラン科109。シソ科90種。キンポウゲ科80種。ナデシコ科72種。ゴマノハグサ科71種。などなど。

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