自然のアルバム181 チヂミザサ

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《ネバネバのひっつき虫》

☆いろいろなひっつき虫がいますが、これは、ネバネバのひっつき虫です。写真で見ると、水のかたまりのように見えるのがひっつきのもとになるネバネバです。

☆このネバネバで、ほかのものにくっつき、仲間をふやすくふうをしています。今の季節、草むらをいろいろと歩いてみると、いろいろなひっつき虫がついてきます。ためしてごらん。

☆このネバネバは実がじゅくしてくると、出てくるのがすごいと思います。植物もいろいろとくふうしているんですね。なお、チヂミザサというのは、葉っぱがちぢんでいるからです。

自然のアルバム180 センブリ

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《良薬(りょうやく)は口ににがし》

☆リンドウ科の植物です。花の色はちがいますが、花のつくりはよくにています。植物の科というのは、花のしくみやつくりをもとに作られたもので、仲間わけに便利です。

☆植物の観察方法として、五感を使う方法で、舌(した=べろ)で味をみるという方法もあります。ぜひ、このセンブリを一度、味わってみてください。良薬は口ににがしです。胃の薬となります。

☆このセンブリは、今では少なくなり、どこにでもあるというものではありませんが、それでも恩方にはたくさんさいています。今日登った要倉山という山にいく途中でもたくさん見ました。しかし、場所はひが3つです。

自然のアルバム179 カタバミの実と種

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《種子の飛散距離実験》

☆どこにでもよく見られるカタバミです。このカタバミは種子を飛ばすことはよく知られていますが、どのくらいの距離飛ぶのかはインターネットにものっていないようです。

☆そこで、カタバミを株ごと鉢に植え、白い紙をひきつめて実験しました。失敗などもありましたが、1570の種子の飛散距離を測り、平均や最高距離などを調べました。

☆1570個体の平均は約87で、最高は2m94cmということが分かりました。現在は、この実にどれだけの数の種子が入っているのかを調べています。

自然のアルバム178 ヤブミョウガの実と種

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《種子の形に注目》

☆私のカメラは接写撮影ができるので、このように小さなものを観察撮影するのに便利です。青い実は3ミリほどで、種子は1ミリもありません。

☆この実を見つけたら、ぜひ自分で実をわって見てください。なななんと、種子は四角や三角などの形をしています。まるで、石のようです。おまけにまん中は少しへこんでいます。全校遠足の日、帰り道に何人かの子どもたちと確かめました。

☆どんな種もたぶん丸いだろうと思っていたのがまちがいであることがわかりました。自分の目で見たことはまちがいがありません。これからも自分の手や目やはななどいろいろ使って観察していきたいと思います。

自然のアルバム177 イグチの仲間

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《イグチの仲間のキノコ》

☆キノコにはいろいろな種類があります。このキノコはイグチ科のもので、かさの下がはっきりとしたひだではなく、小さな穴(あな)がたくさんあいているのがとくちょうです。

☆名前はヤマイグチか、ベニバナイグチか、ヤマドリダケモドキか、はっきりしませんが、イグチの仲間であることはまちがいないようです。

☆イグチの仲間は食べられるものが多いそうですが、キノコの専門家に聞いてから食べるようにしましょう。素人(しろうと)考えでは危険です。くわしい人に聞きましょう。

自然のアルバム176 テングダケの仲間

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《絵合わせをしよう》

☆このキノコはテングダケ(ほとんどが毒キノコ)の仲間であることは確実ですが、その名前が分からず、いろいろなキノコの図鑑を見ては、絵合わせをして調べています。

☆いろいろなキノコや虫や花など、いろいろな図鑑が出ています。どれも写真がきれいなので、絵合わせしながら、名前調べを楽しんで下さい。パラパラとめくるといろいろな発見があります。

☆このキノコはコテングダケかコテングダケモドキのどちらかのようですが、キノコについてもただいま勉強中なので、はっきりとはしません。しかし、いろいろあれこれを手をだして調べていくことはとても楽しいことです。

自然のアルバム174 ヤクシソウ

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《薬師草は薬に関係あるの》

☆薬師堂(やくしどう)のそばで最初に発見されたとか、薬師如来(やくしにょらい)という仏様の光る背ににているとか、薬になるとか、いろいろいわれていますが、はっきりとは分からないそうです。

☆このヤクシソウがさき始めると、秋も本番で、朝夕冷える日が多くなるようです。黄色の花が秋の夕日をあびてさく姿はなかなかのもので、特に秋のお気に入りの花の一つです。

☆この仲間はどれも、葉っぱや茎を切ると白いしるのようなものがでます。タンポポも同じです。この白いしるは、ゴムのようなものをふくんでいて、昆虫などから葉を食べられないようにするためのものだそうです。

自然のアルバム173 オオカマキリ

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《オオカマキリの交尾》

☆あちこちと歩いていると、いろいろなものを発見するものです。オオカマキリは何度も見ていますが、交尾(こうび)するのは、それほど見られません。この交尾を見た時には、本当にワクワクドキドキと感動しました。

☆左がメスで、それにのっかるようにしているのがオスです。オスは一度交尾をすると、めったにメスをはなさないそうです。5分くらいこの姿勢でいました。2時間、3時間とゆっくりと見たかったです。

☆オスは後ろ足でしっかりとメスをかかえこんでいるようでした。メスは交尾中でも、頭を後ろにやり、オスをバリバリとその上部なアゴで食べてしまうそうですが、その姿も見たかったです。

自然のアルバム172 ハラビロカマキリ

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《初めて見たハラビロカマキリ》

☆カマキリで一番よく見かけるのがオオカマキリです。そのつぎがコカマキリです。このハラビロカマキリという種は初めて見ました。オオカマキリとよくにているようです。ちがいはわかりますか。

☆オオカマキリよりは少し小さいようですが、一番の見分け方のポイントはせなかのまん中あたりにある両はしの白い細長い点です。これがあればハラビロカマキリにまちがいありません。

☆チョウセンカマキリという種類もいるそうですが、それはただいま捜索中(そうさくちゅう)です。なお、ハラビロカマキリのらんのうは、コカマキリににていますが、少しずんぐりむっくりとしている感じです。

自然のアルバム171 コカマキリ

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《一番小さいコカマキリ》

☆体が小さいのでコカマキリといいます。それでもカマキリはカマキリなので、いろいろな虫をつかまえてはバリバリとたべまくようです。体のつくりはほとんど同じようです。

☆カマキリのらんのう(たまごのたくさんつまったもの)で一番よく見かけるのはオオカマキリです。これは、個体数が多いからでしょう。コカマキリも多いのですが、らんのうがみつけにくいのはなぜでしょう。

☆それは、らんのうの産みつける場所に関係があります。オオカマキリやハラビロカマキリは木の枝などでよく目につきます。しかし、このコカマキリは板やかべなどに産み付けるので、みつけにくいのでしょう。

自然のアルバム170 キクイモ

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《植物の世界でもっとも種類の多い科は》

☆キクのような花で、根にイモができるので、この名前がつきました。よく似たもので、イヌキクイモというものもあります。恩方のあちこちで見られますが、浅川などの川にも多くあります。

☆植物は日本に4000種もあるといわれていますが、それぞれ○○科というものに属しています。そこで、もっとも種類の多い科は何かと調べたところ、一番多いのはキク科で294種でした(牧野図鑑より)。

☆次がイネ科212種。カヤツリグサ科201種。バラ科175種。ユリ科128種。マメ科120種。ラン科109。シソ科90種。キンポウゲ科80種。ナデシコ科72種。ゴマノハグサ科71種。などなど。

自然のアルバム168 ノガリヤス

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《美しい自然の一瞬(いっしゅん)2》

☆またまたイネ科植物の登場です。山道を歩いていると、スギの林をバックにノガリヤスの花が目にとまりました。なんてすてきなんだろうと、思わず写真をとってしまいました。

☆色のない植物というわけではありませんが、その線の細さと、線のもつやわらかな感じがたまらなくいいですね。今の季節、このノガリヤスはどこでも見られるものです。

☆またの名前をサイトウガヤといいます。この花には、絶対に虫などは来ないでしょう。というのは、このイネ科の植物などは、すべて風により花粉をとばすしくみになっているからです。

自然のアルバム167 カゼクサ

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《美しい自然の一瞬(いっしゅん)》

☆この写真は、先日おうちの庭にて写したものです。雨が一日中ふっていて、どこにも出かけられませんでした。そこで、ふと庭を見ると、このようにすてきな一瞬に出会えたのです。

☆雨のつぶが草についていて、それはそれは目を見張る美しさを感じました。雨の中でしたが、水滴(すいてき)が光って見えました。これは、カゼクサというどこにでもあるイネ科の植物です。

☆最近のテーマは「イネ科植物」です。いろいろなきれいな色の花をつける植物もすきですが、このカゼクサのように地味であっても線の美しさを主張(しゅちょう)するイネ科の植物もすてきですね。

自然のアルバム166 ハキダメギク

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《へんな名前をつけられちゃった》

☆はきだめとは、かんたんに言えば、ゴミ捨て場のことです。この植物は、外国からきた帰化植物ですが、たまたま見つけられた所が悪かったということで、かわいそうな名前の植物で、あちこちでふつうにみられます。

☆東京湾の「夢の島」という埋め立て地で見つけられた植物がありますが、これは、「ユメノシマガヤツリ」という良い名前。港で見つけられたので、「ミナトマツヨイグサ」という植物もあります。

☆名前はよくないが、虫メガネなどで見ると、白い花びらと黄色がなかなかおしゃれ。不名誉な名前を返上して、改名(かいめい)してもよさそうです。さあ、あなたなら、何という名前にしますか?

自然のアルバム165 アキノキリンソウ

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《日本生まれの日本美人》

☆秋には、いろいろなキクの花が目を楽しませてくれます。このアキノキリンソウは、日当たりのよい山や野原に多く見られる植物です。よくみると、どこかで見た花ににていませんか。

☆昨日のセイタカアワダチソウににていませんか。花のボリュームではちがいますが、一つ一つの花のつくりはそっくりです。このアキノキリンソウの別名をアワダチソウといいます。

☆アキノキリンソウはもともと日本に古くから見られた植物ですが、セイタカアワダチソウは帰化植物です。どうか、日本の植物が外国の植物におおわれてほしくありませんね。がんばれ日本。

自然のアルバム164 セイタカアワダチソウ

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《秋の青空をバックに黄色の花が》

☆青空をバックに、セイタカアワダチソウが黄色の花が輝いて見えます。この花は、もともとは外国からきた帰化植物です。秋の風景というと、赤や紫の花がよくマッチすると思っていたのですが。

☆外国から来た生き物ですっかりと日本にすみついてしまったものに、セイタカアワダチソウのほかに、アメリカザリガニやアメリカシロヒトリ、アオマツムシなどがいます。アオマツムシは木の幹に卵をうみ、虫の音がシャワーのようにうるさく感じます。秋の虫が草むらですだくというのは、下から虫の音が聞こえることを言うのだと思うのですが。

☆空き地のあちこちに見られ、河原などにも多いようです。すごいいきおいで広まります。一株に40000こもの種子をつけ、綿毛がアワだつように見えるのでこの名前になりました。

自然のアルバム163 コウヤボウキ

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《野山の草木を生活に生かして》

☆コウヤボウキの葉を取り枝だけにしたものをいくつも集めてほうきのようにしたのでしょう。枝のしなやかなところを利用して、ほうきにしたのでしょう。

☆昔の人は、野山の草や木を生活に生かしてきました。その知恵はたいしたものです。草や木を用いて衣食住に生かしてきました。「人と木は昔から仲良しだったのさ」宮崎駿「トトロ」のメイちゃんのお父さんの言葉より。

☆ほうきを使い古して、野山に捨てても、いつかは土に返ります。しかし、今の石油製品は、かれることなく、いつまでもそのままです。昔のものはリサイクルができ、自然に返ったのですね。

自然のアルバム162 アキノノゲシ

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《秋の・・・と名前がつく植物》

☆あちこちで咲いているのを見かけるようになりました。ノコンギクなどと同じくキク科の植物です。このような形の花ならばほとんどキク科です。春にもこれによく似た花がさきます。名前はただの「ノゲシ」といいます。また、葉っぱにトゲのある「オニノゲシ」もあります。

☆秋の、アキノと季節の名前がつく植物もたくさんあります。アキノキリンソウ、アキカラマツ、アキニレ、アキグミ、アキメヒシバなど、いろいろあります。

☆そこで、春夏秋冬といつの季節の名前が一番多いのか調べてみました。木も草もいっしょにのっている牧野植物図鑑で調べると。春は17種、夏は22種、秋は23種、冬は7種という結果でした。

自然のアルバム161 カヤツリグサ

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《茎の形が三角形の草》

☆カヤツリグサ科といってもあまりピンとはこないと思います。花びらもなく、色も緑一色でどれもあまりきれいという植物ではありません。それでもよくみると、まっすぐな線形の葉など美しさを感じます。

☆植物の茎には、丸いものや四角いものなどがありますが、カヤツリグサ科はほとんどが三角形です。写真をよくみると、細長い葉が3つの方向に伸びているのがわかるでしょう。

☆写真の植物は、正しくはコゴメガヤツリというものです。この仲間は秋にでるものが多く、ここ最近特に興味をもってながめています。現在15種の仲間を発見し、写真をとることができました。 この草の茎を二人でさいて引っ張るとカヤができるので、カヤツリグサといいますが、カヤそのものが今ではほとんど見ないものです。

自然のアルバム160 シオカラトンボ

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《よくにた仲間がいます》

☆この仲間には、ほかにオオシオカラトンボ、シオヤトンボなどがいます。どれもよくにています。おなかの部分が塩をふいたように見えるので、シオカラトンボといわれ、ふつうに見られます。

☆メスは、どれも黄色みがかった褐色(かっしょく)で、ムギワラトンボとふつうに言われています。なお、シオヤトンボというのは、春早くから飛び回っているトンボです。

☆シオカラトンボはどちらかというと、明るく開けて所が好きなようです。また、よくにたオオシオカラトンボはややうす暗くて、小さな水辺(みずべ)を好みます。

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