自然のアルバム134 ママコノシリヌグイ

画像1 画像1
《とてもこわい名前です》

☆ままことは漢字で「継子」と書き、血のつながりのない子どもという意味です。血のつながりのない子のおしりをふいてしまうということです。それがどうしてこわい名前なのでしょうか。

☆その理由は、写真の茎をよく見てください。トゲトゲがあるのがわかりますか(ちょっと見にくいようでごめん)。あのトゲトゲでおしりをふかれたら、さぞかしいたいことでしょう。

☆このトゲトゲはどうしてあるのか考えてみてください。この植物の茎はとても細くよわよわしく、自分では伸びることができません。それで、このトゲトゲを何かにひっかけて茎の伸ばすようにしています。草むらなど、普通にどこにでもみられる植物です。

自然のアルバム132 ツリガネニンジン

画像1 画像1
《ホタルブクロと同じ仲間》

☆ホタルブクロと同じキキョウ科の植物で、葉っぱや花をちぎると白い液を出す特徴があります。キキョウ科の花は、つりがねやスズのようなかわいい形をしたものがたくさんつきます。なお、陣馬山の頂上にはツリガネニンジンがたくさん見られます。

☆ツリガネニンジンは、春の山菜(さんさい)としてもとても有名でおいしく、昔から「トトキ」とといわれ、多くの人に親しまれてきました。一度、下のレシピを参考にして食べてみてください。

☆ツリガネニンジンのおひたしレシピ・・・かるくゆでてから、水でひたし、かるくしぼり、おかかをかけて、おしょうゆをポトリと落とし、はいめしあがれ。おいしいおひたしのできあがり。

自然のアルバム131 ヤマホトトギス

画像1 画像1
《鳥の名前のついた植物もあります》

☆花びらの点々がホトトギスという鳥の胸のはんてんににているのでこの名前がついたそうです。鳥の名前のつく植物はかなりたくさんあります。例えば、ウグイスカグラ、カモガヤ、サギソウ。

☆さらに、スズメノカタビラ、ツバメオモト、ハトムギ、カラスノエンドウ、ヒヨドリバナ、ヤマドリゼンマイ、セリバヒエンソウ(ツバメ)、タカノツメ、カモメラン、ハクサンチドリ。

☆まだまだあるぞ。カラスビシャク、カラスウリ、サギゴケ、スズメノエンドウ、スズメノヒエ、スズメノテッポウ、スズメウリ、タカアザミ、ミヤマウズラ、チドリノキ、サギゴケ等など。

自然のアルバム130 ツルボ

画像1 画像1
《ピンクの花がいっぱい》

☆ツルボの名前の意味はよくわかっていません。ツルのようになった穂(ほ)とも考えられますが、ツル植物のようにくねくねとからまってもいません。どうしてこの名前なのでしょうか。

☆ピンクの花がとてもかわいくきれいな花です。ルーペで見ると、その美しさにハッとします。花はユリ科植物なので、6枚の花びらからなっています。花のある時には、葉っぱが見られません。

☆別名を参内傘(サンダイガサ)といいます。昔のえらい人が参内する時にさす傘をつぼめた形に似ているからだそうです。玄関のところに今あちこちで咲いている花をおいたので、じっくりと観察してみてください。

自然のアルバム129 ヌスビトハギ

画像1 画像1
《ぬすびととは盗人(ぬすっと)のこと》

☆盗人とは、どろぼうのことです。この花の後の実の形がどろぼうの足あとににているので、この名前がつきました。虫メガネで見ると、カギのようなはりがあり、これがひっつき虫になります。このヌスビトハギは、恩方のあちこちで見られます。

☆植物は、動物のように自分で動けません。そこで、種子を運ぶために他のものにくっついてちがう場所に移動します。オナモミやセンダングサなどの植物で、これらをひっつき虫と子どもたちはよんでいます。

☆他にタンポポのように風によって運ばれるものや、ドングリのようにころころころがるもの、また、実をはじかせて種を飛ばすものまであります。動くことができない植物でもいろいろと工夫しているようです。

☆昨日ある方から、ヘクソカズラの記事が二重であるとのお電話をいただき、訂正しておきました。ご指摘、誠にありがとうございます。「自然のアルバム」を見ていただき本当にありがとうございます。今後も頑張って情報発信していきます。

自然のアルバム119  ヒメウラナミジャノメ

画像1 画像1
《うらの波の美しさをよく見てください》

☆大きなチョウでもないし、それほど、はっきりとした色あいもなく、美しいとはいえませんが、それでもウラの波の様子をよく見てください。なかなかきれいなもように見えませんか。

☆八王子の駅近くでこのチョウを見ようと思うとなかなかむずかしいようです。ススキやイネ科の植物が食草なので、それらの植物があるところではふつうに見ることができます。学校裏ならいつでもいます。

☆飛ぶ力があまりないのでしょうか。少し飛んではすぐに花に休んでいることがあります。どうやら、丸っぽい羽のチョウというのは、あまり早くは飛べないようです。

自然のアルバム128 カノコガ

画像1 画像1
《かのこ=鹿の子》

☆よく見かけるガで、羽のもようが鹿の子(シカの子)のまだらもように似ているので、カノコガといいます。交尾をしているところですが、どちらがオスかメスかはわかりません。

☆この写真をとったのは、昼間です。昼でも飛ぶガはいますが、その反対に夜飛ぶチョウはいません。ガは5000種で、いろいろな種類がいて、今でも新種というものが、毎年見つけられるそうです。

☆このカノコガの触覚(しょっかく)をよく見てください。先が針(ハリ)のようにとがっていますね。これが、ガの一番の特徴です。しかし、チョウとガをはっきりと分けたがるのは、日本の国だけだそうです。
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

学校経営計画

年度末学校評価

環境マップ

授業改善推進プラン

特認校のしおり

学校からのお知らせ

学校便り

恩方てくてく2