“桑港”ってどこ?  古い本その2『平和の象徴・国連』

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“桑都”は八王子のこと、桑港はアメリカのサンフランシスコのことです。
表紙に「附 桑港講和会議」とあり、紙箱に入った図鑑のような立派な本です。先の大戦終結のため日本と連合国との会議が行われ、これにより日本は主権を回復し、国際社会に返り咲きました。記念に各校に配られた本かもしれません。

目次は平和の象徴・ハトが舞うイラストで、国連の使命、機構、活動などが並んでいます。

続いて民族衣装や産業、観光名所や史跡など、当時の加盟60か国の様子が白黒写真で紹介されています。例えばオーストラリアはたくさんの羊、シドニー港のヨットレース、そしてカンガルーなどが出ています。アメリカはニューヨークの夜景、ヘリコプターでの農薬散布、そして核実験のきのこ雲が…。

本校でもユニセフ募金を行いましたが、UNICEF(国連国際児童緊急基金)は第1回国連総会で作られたそうです。

【イラスト左】表紙は国連のシンボルカラーのライトブルーで、旧字体の文字と国連ビルの図は金箔押しです。
【イラスト右】説明文は「オーストラリヤの象徴をなす人なつっこい野生カンガール」

『平和の象徴・国連』讀売新聞社出版局 昭和26年8月5日発行 1500円 本の扉と奥付は新字体でした。

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