自然のアルバム219 ナツハゼ

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《野生のブルーベリー》

☆先週、恩方の近くの山を歩いて時に見つけました。野山は錦秋にそめあげられて、てくてくするのには最高の季節となりました。寒くなりましたが、一歩外にでるといろいろな発見がありますよ。

☆このナツハゼというのは、ツツジ科の低木で、実がごらんのようにブルーベリーそっくりです。味はややすっぱいのですが、昔の子どもたちのおやつになったのでしょう。

☆写真ではよくわかりませんが、実の上のほうがハチマキをしたように見えるので、ハチマキコゾウという別名もあります。いろいろな実が色づいて、秋を彩っています。

自然のアルバム218 ノボロギク

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《かわいそうな名前》

☆一年中どこでも見られる植物です。どんな環境にも強いようなものは、ほとんどが帰化植物です。もちろんこのノゴロギクも明治初めに入ってきたものです。

☆日本には、やや山地性の植物で、サワギクというものがあり、その別名がボロギクといいます。よくにているので、野にあるので、この名前がつきました。

☆だんだんと寒くなり、野山の花も少なくなってきています。そんな時は、近くの道ばたや空き地で、このような花を見つけるのもよいのでは・・・。ルーペで見るとなかなかです

自然のアルバム217 サワフタギ

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《るり色の実がきれいです》

☆今の季節には、いろいろなきれいな実が見られます。赤が特に多いようですが、ご覧の写真のように、るり色のとてもきれいな実もあります。

☆名前は、サワフタギといって、川の近くによくみられる低木です。花は、6月ころに真っ白なとてもきれいで、すずやかな雰囲気を感じさせてくれるものです。

☆この植物は、ハイノキ科といって、あまり聞いたことのないものですが、南の地方には、あれこれといろいろとあるようです。恩方にもありますので、ぜひ見つけて見つけてください。

自然のアルバム216 タンポポ遊び

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《タンポポの水車遊び》

☆今の季節でも、タンポポはさいていますが、それらは、全てセイヨウタンポポです。日本のタンポポは、春しか花をさかせません。花の茎を部分を3センチくらいに切ります。

☆花の茎を切った後は、たてに5つか6つにさけてから、しばらく水につけておくと、ごらんようになります。これを水道のところにおくと、いきおいよくくるくると回ります。

☆まん中に通す軸(じく)は何でもよいのですが、メヒシバやオヒシバの茎、それから、マツの葉っぱなどでもOkです。いろいろな遊びができるタンポポは子どもにとっても身近な存在のようです

自然のアルバム215 ユキムシ

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《雪のように》

☆体に白いろうのような物質(ぶっしつ)をつけて、フワフワとまるで雪がふっているように見えるので、雪むしといいます。また、初雪がふることになると、よく飛ぶそうです。この前の土曜日に学校で見かけました。

☆正しくは、タマワタムシ科アブラムシといいます。害虫(がいちゅう)でもありますが、そのすがたは、とてもかわいく、飛ぶ力も弱いので、空気の流れでフワフワと雪が舞うように見えます。


☆この虫はいろいろな呼び方があるようで、綿(わた)のように見えるので、ワタ虫というところもあるようです。私は、ちいさいころシロッコ(白っ子)とよんでいました。

自然のアルバム214 ノコンギク

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《野菊の季節》

☆日当たりのよい草原や林のふちなどにふつうに見られる野菊(のぎく)です。名前は野に生育する紺菊(こんぎくーこん色をしたキク)ですが、白っぽいものもあります。

☆いつのまにかヒガンバナの花も終わり、キンモクセイの花もかれてきています。季節は本格的な秋から冬へと向かっているようです。植物や虫や風や雲などで季節の変化を知りましょう。

☆秋の野菊といえば、ノコンギクの他に、まず、ユウガギクが咲き始め、シロヨメナ、シラヤマギクその他いろいろと続き、最後にリュウノウギクが咲けば、秋も終わりになるでしょう。

自然のアルバム213 色づくカエデ

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《いろいろなカエデが色づいて》

☆上恩方の山々の木々も色づいて、目を楽しませてくれます。童謡の「もみじ」の♪赤や黄色の色さまざまに♪とあるように、あざやかにはなやかに紅葉が美しい今日このごろです。

☆恩方の山には、イロハモミジ、イタヤカエデ、ウリカエデ、チドリノキなどいろいろなモミジが赤や黄色にそまっています。このカジカエデというのは、その中でもめずらしいものでしょう。

☆このカジカエデはカナダの国旗にもあるサトウカエデにそっくりで、とてもよい形をしています。なお、サトウカエデの木からは、あまいあまりメープルシロップがたくさんとれます。

自然のアルバム212 ヤツデ

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《ヤツデの花がさくと、朝夕冷えてきます》

☆葉っぱの先が8つに分かれていて、手のように見えるので「ヤツデ(八つ手)」という名前になりましたが、8つに分かれるものは少ないようで、7つか9つに分かれるものが多いようです。

☆写真ではあまりはっきりとしませんが、花の台のような所が光っているのが分かりますか。これは、ヤツデの花から出る「蜜(みつ)」で透明(とうめい)の水のようです。

☆11月も半ばになると、花をさかせる植物も少なくなります。そこで、このヤツデの蜜はとても貴重(きちょう)なものとなり、ハナアブ、ヒラタアブ、ハエなどがよく花に来ています。

自然のアルバム211 ハナイバナ

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《小さな花にも》

☆この植物も畑のすみにひっそりと咲いていたものです。名前ハハナイバナといい、葉っぱと葉っぱの間に花をつけます。花の大きさは、2ミリほどのものです。

☆こんな小さな花でも、ぜひ目にとめて見てください。ルーペで見ると、さらにその美しさにハッとさせられます。ムラサキ科の植物で、よくにたものにキュウリグサなどがあります。

☆この植物には、同じ仲間でワスレナグサというものがあります。とても名前がステキです。園芸種として有名で、花もだいぶ大きいように思います。

自然のアルバム210 コケいろいろ

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《よく見られるコケ》

☆これからの季節、植物は姿を見せなくなりますが、そんな中でもコケはいつでも緑色で、元気いっぱいのようです。このこけは、どこにでもよく見られるコケです。

☆左がギンゴケとよばれるもので、銀色をしています。また、右は葉っぱがまいてしまうので、ハマキゴケというそうです。どちらもどうろのえんせきによく見られます。

☆これらのコケの観察ポイントは、ルーペを使ってじっくりとながめることだと思います。まるで、深い森に入ったような錯覚(さっかく)で、とても水々しい感じがします

自然のアルバム209 イヌガラシ

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《よくにたアブラナの仲間》

☆このイヌガラシは、前号のスカシタゴボウとは図鑑で見ると、いつもとなりどうしで紹介されています。とてもよくにたアブラナ科の植物で、花びらは4枚です。スカシタゴボウと同じくモンシロチョウの食草でもあります。

☆どちらも同じような所に生えています。どこがどのようにちがうのかを見つけることは、科学の一歩で、まちがいさがしのようで楽しいですよ。

☆スカシタゴボウにくらべると、葉っぱのきれこみがやや浅いような感じがしたり、葉があまり茎をだかないようであったりもしますが、一番のちがいは実の形。細長ければイヌガラシで、これが一番のポイントです。

自然のアルバム208 スカシタゴボウ

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《アブラナの仲間》

☆今、あちこちの畑を歩くと、このスカシタゴボウというアブラナ科の植物がよく見られます。前号のナズナと同じくアブラナ科で、花びらが4枚です。

☆このスカシタゴボウは、どこにでも見られる植物で、水田や道ばたなどにもあります。小さな花をそっと手でとってその枚数を数えてみてはいかがでしょうか。

☆アブラナ科の植物は、ダイコンやワサビなど、からいものが多いようです。このスカシタゴボウはどうでしょうか。まだ、直接体験したことがないので、今度チャレンジしてみるつもりです

自然のアルバム207 イナゴ

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《大人も子どもも同じ》

☆イナゴにはいろいろな種類がいますが、くわしくはわかりません。ただ、イナゴなどのバッタの仲間はどれも、大人も子どもも同じで形をしていて、だんだん大きくなります。

☆このように、さなぎの時がない虫を、不完全変態(ふかんぜんへんたい)といいます。ほかに、昆虫は、カブトムシのようにさなぎになる完全変態の二つに大きくわかれます。

☆イナゴは、後ろ足で飛ぶ力が強く、移動はすべて飛ぶことによって、生活しています。イナゴがよちよち歩いている姿(すがた)を見たことがありますか。見たことのある人は連絡ください。

自然のアルバム206 クモのらんのう

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《あれなんだを大切に》

☆何かおもしろそうなものがぶらさがっています。あちこちと歩くと、いろいろな不思議なものに出会えます。あれ?なんだという気持ちをもつことが大切なことだと思います。

☆これは、クモのらんのうです。卵嚢(らんのう)というのは、たくさんのタマゴをつつむふくろのようなもののことです。このクモは、夜になると平らな網(あみ)をはり、虫をつかまえるそうです。

☆タマゴは秋にふかして、赤ちゃんがふくろの中にいるそうです。赤ちゃんで冬をこし、春になるとはいだしてくるようです。よちよち歩きのクモの赤ちゃんに会える日を楽しみにしています

自然のアルバム202 クサギ

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《くさい木》

☆校庭の南側にある古い校門の近くにクサギの木があります。葉っぱをちぎるととてもいやなにおいがし、くさいので、クサギといいます。しかし、実はとてもきれいです。

☆花もとてもきれいで、白い花びらと赤いがくのコントラストがとても美しいです。この花は、穴の筒が長いので、アゲハの仲間が蜜をすいに来ています。モンシロチョウでは、蜜が吸えないのです。


☆5つのがくの上に藍色(あいいろ)の実がのっています。この実をすりつぶし、昔は染料(せんりょう)にしたそうです。灰汁でにて、こした液(えき)でそめたものが、浅葱(あさぎ)色になります。

自然のアルバム203 ニガキ

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《にがい木》

☆この木の幹(みき)や枝(えだ)など、どこでもにがい味がするので、にが木という名前になりました。よくにた名前のつけかたで、くさい木があり、くさ木というものがあります。

☆このにがい部分から胃腸(いちょう)の薬が作られるそうです。良薬(りょうやくーよい薬)は口ににがしといいますが、このニガキはそれだけ、よくきくということでしょう。


☆このニガキは、味もものすごいのですが、実のにおいなどもかなりきつい感じがします。昔は、ニガキ科というものがありましたが、今ではミカン科になっています。実もややミカンににています。

自然のアルバム201 キンケハラナガツチバチ

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《ツチバチの仲間》

☆漢字で金毛腹長土蜂とかくそうです。よく見ると金色の毛があるようですね。いつでもどこでも見られるツチバチの仲間です。バックの花はミゾソバです。

☆このツチバチは、マメコガネなどのコガネムシ類に寄生するハチです。このツチバチは、土の中のコガネムシなどの幼虫を地表から察知するそうです。

☆その後、がんじょうな前足で土をほってからもぐりこみ、コガネムシの幼虫にタマゴをうみます。そして、ハチの幼虫はコガネムシの幼虫を食べて育ちます。

自然のアルバム200 アシブトハナアブ

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《一番ふつうのハナアブ》

☆目がしっかりとくっついているので、アブであることはわかりますが、その後が大変。何と言うアブなのか。くわしい人に聞いてみたところ一番ふつうのハナアブだそうです。

☆写真でははっきりとしませんが、6本のうち、後ろの2本、つまり足がふといので、この名前がついたと言われています。ハナアブ科の幼虫は、草の上などにいて肉食のものと、よごれたドブのようなところにいるものがいます。

☆このアブは、後者のものですが、最近は、ドブのようなものが少なくなりました。アブといってもいろいろな種類がいるようで、今後、しっかりと勉強してみたいものです。

自然のアルバム199 ヒノキの葉のうら

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《針葉樹の葉っぱのうらは》

☆針葉樹の葉っぱのうらを見ると、白いろうのようなものがついていると説明しましたが、この写真を見てください。これは、ヒノキという針葉樹の葉のうらです。

☆ヒノキの葉のうらは、英語のYの字のようなものが見えませんか。ヒノキによくにたサワラという針葉樹は、この形が英語のHの字のように見えます。

☆この白いものは、ろうのようなもので、テルペン系の物質をふくんでいます。これは、木が病害虫を防ぐためのものですが、人間には、心地よく感じ、フィトンチッドとして森林浴のもととなっています。

自然のアルバム198 針葉樹(しんようじゅ)

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《針(はり)のような葉っぱ》

☆針のような葉っぱなので、針葉樹(しんようじゅ)といいます。左の写真は、恩方のあちこちの山で見られる針葉樹の一部です。左から順に、モミ・イヌガヤ・ツガです。

☆針葉樹は、どれも裸子植物(らししょくぶつ)といって、子房がむきだしになって裸の状態のものをいいます。様々な色で目を楽しませてくれる被子植物(ひししょくぶつ)とはちがい、地味な花を咲かせます。

☆針葉樹を見つけたら、ぜひその葉っぱのうらをみてください。白いすじがあるはずです。これは、ろうのような物質で、火を近づけると、とけます。

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