自然のアルバム88 キボシアシナガバチ

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≪いろいろなアシナガバチ≫

☆日本には11種類のアシナガバチがいます。写真はキボシアシナガバチというハチです。一頭の冬を越した女王蜂により巣がつくられ、その後、何度も働きバチを生み、巣を大きくしていきます。

☆そして、秋にオスバチと新女王蜂が羽化すると、巣をそれ以上大きくしません。つまり、一年限りの生活で巣づくりは終わりになり、次の世代の女王蜂が翌年の春から巣をつくることになります。

☆写真は学校の玄関にできたもので、危ないのでとりました。よく見ると、まゆのキャップの色が黄色をしています。また、巣の背面が少しそりかえっているので、キボシアシナガバチということがわかりました。

自然のアルバム87 ルリボシカミキリ

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《もっとも美しいカミキリムシ》

☆用務主事のSさんが学校で見つけたそうです。このルリボシカミキリは、カミキリムシの中でもっとも美しいはカミキリムシだと思います。ケヤキなどの大木を切った後、その木のまわりをよく見てみましょう。きっといると思います。

☆人間にはわからない木のかおりのようなものを遠くからでもキャッチするのでしょうか。用務主事さんは、ケヤキの木を切って学校とおうちにおいて実験をするそうです。さて、どうなることでしょう。

☆瑠璃色(るりいろ)とはどんな色をいうのでしょうか。辞書(じしょ)で調べると、むらさき色をおびたこい青色とあります。このルリボシカミキリ何ともいえない美しい色あいを見せてくれます。なお、標本にするとこの色はすこし輝きがうしなわれます。

自然のアルバム86 ヤマユリ

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《高いかおりとともに大きな花がさきました》

☆とてもつよいかおりがする花なので、山道などを歩いていても、近くにヤマユリがさいているとすぐにわかります。この写真は、上案下のある人のおうちにお手紙を届けに行った時に、近くに咲いていたものです。

☆ユリの仲間は、どれも花びらが6枚です。外側の3枚と内側の3枚とはちょっとちがうようです。内側の花が本当の花で、外側のものはがくの変化したものです。花びらといわず、花被(かひ)といいます。

☆花のさく前から、その様子をよーく観察してみましょう。つぼみの時は(  )向きで、花は(  )向き、そして、花が終わり実になると(  )向きです。どうしてでしょうか?考えてみると楽しいですよ。  
 
                             答ー下、横、上です。

自然のアルバム85 ヤブカンゾウ

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《オレンジ色のぼってりした花》

☆ぼってりというのは、あまりじょうずな表現ではありませんね。八重(やえ)ざきといって、花びらがたくさんあります。同じ仲間で花びらが6枚のすっきりした花をノカンゾウといいます。

☆どうして八重ざきになるのでしょう。サクラもヤマブキもすべてそうですが、みんなおしべが花びらになったものです。ヤブカンゾウでは、花びらとおしべが合体したものも見られておもしろいです。

☆そもそも花は何のためにあるのでしょうか。植物は、根と茎と葉の三つからできています。花の花びらやおしべやめしべは、すべて葉が変化してできたものだと言われています。少し難しいお話でごめんなさい。

自然のアルバム84 ホオズキ

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《まだ赤くないホオズキ》

☆プールにいくとちゅう、体育館手前の階段のところにホオズキがありました。まだ、赤くなっていないホオズキです。さて、いつになったら赤く色づくのでしょう。楽しみにしていましょう。

☆ところで、ホオズキの外側のだいだい色の皮のようなものは何なのでしょうか。ふつう植物の花は、めしべ、おしべ、花びら、がくからできています。ホオズキの皮は、緑色のがくが生長し色づいたものです。

☆葉やがくがあみ目のようになったのを見たことがある人はいますか。その犯人はテントウムシです。葉っぱのやわらかい所だけを食べるのですね。なお、ホオズキはナスの仲間です。

自然のアルバム83 ヘイケボタル

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《ヘイケボタル》

☆日本には45種類のホタルがいますが、光るのはその半分以下です。その中でも有名なのが、ゲンジボタルとヘイケボタルです。大きさをくらべてみると、ヘイケボタルの方がかなり小さいのがわかります。

☆ホタルが少なくなっていますが、その原因は、ホタルが住める場所がなくなってきたからです。また、ごみや農薬などで、水がよごれてきているのも原因です。恩方は、まだホタルを見ることができてすばらしいですね。

☆副校長先生のおうちは川口町というところにあります。川口小学校の近くですが、すぐそばにホタルのたくさん見られる場所があります。今日も7時半ころから8時ころまで見てきました。ざっと数えて50匹くらいいたでしょうか。場所を知りたい人は副校長先生のところまでどうぞ!

自然のアルバム82 トキワハゼ

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≪これも小さな花です≫

☆きのう紹介したハキダメギクと同じく1年生教室前の畑に咲いていました。これも小さな花で、よく見ないと見つけられないかもしれません。いくつも咲いているので、ぜひ探してみましょう。

☆花の大きさは1cmもありませんが、虫めがねで見ると、いろいろな色があってかわいい花です。トキワというのは、いつも咲いているという意味で、花の季節が長いからです。

☆同じ仲間にムラサキサギゴケというものがあり、田んぼなどによく見られます。どちらも同じ仲間ですが、ちがいもあるようです。どんなちがいがあるか調べるのも楽しいことでしょう。

自然のアルバム81 ハキダメギク

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≪名前はあまりよくありませんが・・・≫

☆名前は「はきだめ」なって、あまりいいネーミングではありませんね。この植物は、帰化植物で、ある時、はきだめにさいていたので、この名前になったそうです。

☆ちょっとかわいそうな名前ですが、花をよく見ると、なかなかかわいくてきれいです。大きな立派な花も悪くありませんが、このような小さな花もじっくりとながめるといいものです。

☆花はキク科植物で、小さな小さな花がたくさん集まって、一つの花になっています。まわりの白い花はかざりの花で、真ん中が本当の花です。ヒマワリの花と同じつくりです。

自然のアルバム80 スベリヒユ

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≪食べるとおいしい雑草≫

☆1年生の教室の前に、今、新しい花壇を作る計画があります。土をもっと入れなくてはいけないのですが、よく見ると、あれこれといろいろな雑草が顔を出しています。

☆茎は地面をはって長くのび、葉っぱはぶあつくまるい形をしています。葉っぱがなめらかなところからこの名前になったそうです。このスベリヒユはおひたしにすると、けっこうおいしいです。

☆おいしいかどうかは、直接体験してみてください。ぬめりがあって、独特な食感です。東北地方のある県などでは、スーパーでも野菜売り場においてあるそうです。

自然のアルバム79 ゲンジホタル

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ホ・ホ・ホタル来い!

☆恩方にはまだまだホタルが見られる場所があちこちにあってすばらしいことです。くわしく言うと、悪い人が取りにくるかもしれないので、場所はナイショにします。

☆このホタルは死んではいません。写真をとろうとしたのですが、動いてしまいどうにもうまくいきません。そこで、どうしたかというとーーー。冷蔵庫で少し入ってもらいました。温度が低いと虫はうごけなくなります。

☆少し時間がたつと、あれあれ、また動き始めました。撮影も大変です。このホタルはゲンジボタルというものです。そのうち、ヘイケボタルにも登場してもらいましょう。

自然のアルバム78 コアジサイ

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《山にさくアジサイです》

☆雨の多い季節となりました。梅雨はあつくてじめじめしていて気分まで暗くなってしまいますね。ところが、この花をよく見てください。すずしげに水色の花をさかせています。

☆山にさくアジサイで、コアジサイといいます。恩方の山にはこの他に、ヤマアジサイとかタマアジサイという種類のアジサイが花をさかせます。

☆アジサイのアジとは青色のことで、サイとは集めるという意味があります。つまり、青い花が集まるということです。しかし、アジサイは花の色が少しずつ変化していくのでよく観察しましょう。

自然のアルバム77 ムラサキシキブ

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《梅雨空のもと、むらさき色の花がさいてます》

☆ムラサキシキブとは、紫式部という平安王朝のころの女流作家の名前ですが、植物でもその名前がつけられています。ムラサキの色合いがとても上品ですてきな花です。

☆あまり大きくならない木ですが、恩方のあちこちにあります。秋になると、直径3mmほどのムラサキ色の実がとてもきれいで、目をみはります。

☆少しむずかしいお話ですが、植物には世界共通の「学名」というものがあります。ムラサキシキブは、 Callicarpa Japonicaといい、日本の美しい実という意味になります。

自然のアルバム76 ハグロトンボ

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《上恩方の水辺にいます》

☆トンボにはいろいろな種類があります。オニヤンマやアカネやイトトンボなどいくつかの仲間わけができますが、写真のトンボはハグロトンボといいます。羽が黒いのでこの名前がつきました。

☆イトトンボとくらべると少し大きい感じでが、おなかの部分が細いのはよくにています。おなかの色をよく見てください。緑色に光っていますね。これはオスです。メスは黒っぽくめだちません。なお、トンボのオスにはオチンチンがついています。詳しくは、またそのうちに・・・。

☆上恩方のあちこちの水辺にたくさん飛び交っています。しかし、どこにでもいるという種類ではありません。いつまでも豊かな自然のある恩方であってほしいですね。

自然のアルバム75 ラミーカミキリ

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《エメラルドグリーンの虫》

☆この虫は、ラミーカミキリといってエメラルドグリーンと黒のとてもきれい虫で、この前、校庭で見つけました。カミキリ虫の仲間には、この他、ルリボシカミキリなどのもっともっときれいなものもいます。

☆カミキリ虫は、植物の葉や樹木を食べたり、枯れた木や花のみつをすうものなどいろいろいます。大きさもいろいろで、クワカミキリなどは、とても大きく5cmくらいのものまでいます。

☆カミキリ虫の歯をよく見てください。するどいとがったペンチのような形をしています。この強そうなあごで、バリバリといろいろなものを食べてしまうのでしょう。手などかまれたらいたいですよ。

自然のアルバム73 ツユクサ

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《梅雨草でなく露草です》

☆どこにでも見られる花ですが、花はさいてから半日くらいでしぼんでしまいます。名前は梅雨のころにさくからではなく、露(つゆ)をおびて集めたようなのでこの名前になったといわれています。

☆この青い花をしぼってみましょう。そうするときれいな青いしるになります。この青いしるの色が着くので、着草(つきくさ)→ツユクサになったともいわれています。

☆花をじいっと見てみましょう。どこかで見たことのあるキャラクターににていませんか。そうです。ミッキーマウスです。ミッキー草なんて名前はどうですかね?なお、この花にはみつがないので昆虫は来ません。

自然のアルバム73 オニタビラコ

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《タンポポの仲間です》

☆視聴覚室の北側に雑草がたくさん生えているところがあります。ここは、どんな植物が自然に生えてくるかを見る場所だそうです。総合学習で使うので、そのままにしておいてください。

☆オニタビラコという植物は、タンポポの仲間です。花をよく見ると、タンポポのつくりによく似ています。黄色い花びらのように見えるのが一つの花です。タンポポは、150くらいの花が集まっていますが、このオニタビラコは、10こくらいですね。

☆タンポポの仲間はどれも葉っぱをちぎったりすると、白い液体(えきたい)がでます。
この白い液体にはゴムのような物質が含まれていて、虫たちに対する植物の防衛手段のようになっています。

自然のアルバム72 クサノオウ

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《サインペンになる草》

☆クサノオウという植物は、日当たりのよい、野原や空き地、道ばたなどに生えています。学校のあちこちに見られます。茎をおると、黄色いしるがでます。このしるはな、な、何とサインペンのように書けます。

☆クサノオウのクサとは、ひふの病気の湿疹(しっしんーくさといった)を直すという意味があるそうです。また、花が黄色いので、草の黄(くさのおう)となったそうです。

☆人間は長い歴史の中で、植物をいろいろと工夫して薬にしてきました。このクサノオウも薬になったそうですが、勝手に何でも口にいれるのはとても危険なのでやってはいけません。

自然のアルバム71 ネムノキ

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《夕方からさきはじめ、朝も花を見ることができます》

☆学校のフジだなの西側(みんなが歩くところ)にさいています。恩方のあちこちにさいていますので、ぜひ、見つけてください。

☆ピンク色の糸をたくさんつけていて、それはそれはきれいにさいています。ピンク色に見えるのは、ネムノキの花のおしべで、この植物に花びらはありません。

☆ネムノキは、漢字で「合歓の木(ねむのき)」と書きます。葉っぱが夜になると、仲良く重なるので、このような字になったのでしょう。昔の人は、植物の特長をよく 見て考えたものです。

自然のアルバム70 ゲンノショウコ

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《薬になる植物》

☆ゲンノショウコは漢字で「現の証拠」とかき、本当に病気が治ることが証拠としてあるという意味になるそうです。先生は実際にはやってみたことがありませんが、そのうち試してみたいと思っています。

☆大きさは1cmちょっとの大きさですが、とてもかわいらしい花です。関西地方のゲンノショウコは赤いものが多いそうです。なぜ、そうなるのでしょうか。いまもはっきりとはわかっていません。

☆ゲンノショウコやドクダミなど、古くから薬になると言い伝えられたものを民間薬といいます。これに対して、漢方薬というものがあります。漢方薬は中国4000年の歴史の中で研究されたきたものです。

自然のアルバム69 ネジバナ

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≪校庭に咲いています・・・!≫

☆ピンクのとてもかわいいお花で、お気に入りの植物です。
 カトレアなどのランの仲間で、とてもきれいな花です。
 虫めがねで見ると、その美しさにハッとさせられます。

☆たくさんの花がねじれて咲くので、この名前になりました。
 では、この花は右巻きでしょうか?左巻きでしょうか。
 むかし、100個の花で、統計をとったことがあります。

☆その答えは・・・。自分で観察してみてください。どうしても
 早く知りたい人は、職員室の副校長先生のところまでどうぞ。
 みんなに内緒で、そっと教えてあげましょう。
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