自然のアルバム361 フサザクラ

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《サクラとは別の仲間》

☆さくらという名前がつきますが、校庭に植えられているソメイヨシノや恩方の山にさくヤマザクラとは別の仲間です。フサザクラ科というもので、沢すじに多く見られる木です。

☆写真の赤く見えるのは、おしべで、めいべはかくれて見えません。この花には、がくも花びらもありません。カツラやヤマグルマなどと同じく、とても原始的な植物といわれています。

☆春の気配が満ちる前の林道などを歩くと、赤いおしべをつけた花がたれさがり、その静かな美しさにハッとさせられます。実は秋になり、翼(つばさ)があり、風で飛ばされます。

自然のアルバム360 ウグイスカグラ

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《ピンクの小さな花》

☆雑木林の木々も少しずつ芽吹きの用意をしているようです。そんなワクワクするような林を歩いていると、ふと背丈(せたけ)ほどの木にピンクのかわいい花がさいていました。

☆ウグイスカグラの名前は、植物学者の牧野富太郎博士もはっきりとはわからないと言っています。また、ある学者は、ウグイスがなくころに、この木にかくれるので、ウグイスガクレがなまったともいっています。

☆これからの季節、いろいろな野の草がさきだし、花をもとめて昆虫がとびかい、野鳥のさえずりもたくさん聞かれることでしょう。日一日とその変化の様子を楽しみましょう。

自然のアルバム359 ダンコウバイ

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《黄色の花が目立ちます》

☆今、山に入ると、ダンコウバイの黄色の花がお迎えをしてます。山はほとんどがセピア色の世界なのに黄色の花がすてきな点景(てんけい)を見せてくれています。

☆この写真はアップですが、一本のダンコウバイの木にたくさんのあざやかな黄色の花がついていました。近くにはキブシの花も見られ、そこだけが春のにぎやかさを見せていました。

☆ダンコウバイというのは、クスノキ科の植物で、葉っぱなどはとてもよいにおいがします。他にアブラチャンやクロモジなどの木も同じような花をさかせます。

自然のアルバム358 アオイスミレ

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《春一番のスミレ》

☆スミレは春の代表選手ですが、このアオイスミレは春の先駆け(さきがけ)としてもっとも早く花をさかせます。フタバオオイという葉っぱににているそうですが、あまり見かけません。

☆スミレは恩方にも何種類もありますが、若い葉が丸くまいていたりするのがとくちょうです。また、距(きょ)とよばれる花の後ろの部分がとても太くてずんぐりとしています。

☆丸くて毛ぶかい葉や、花のあとの実がボール型で、たくさんの毛におおわれているのもよいとくちょう。芽吹き(めぶき)前の木々の根もとなどにひっそりとさいています。ぜひさがしてあげて下さい。

自然のアルバム357 ハナネコノメ

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《赤いおしべが目立ちます》

☆先日、今熊山というおうちの近くの山に行ってきました。そこは、ほとんど人が行かない所で、夏にはイワタバコという花が群生(ぐんせい)する場所です。この花は、大きさが5ミリほどでとっても小さな花です。

☆沢すじには、たくさんのハナネコノメという植物が見られました。赤いおしべがハッとするほどきれいな花です。たくさんの写真をとっては楽しんできました。場所はひが三つです(ヒミツ)。

☆ハナネコノメというのは、岩場のきれいな水が流れるような所にしか見られません。高尾山から陣馬山などではあちこちで見ましたが、今熊山では初めてだったので感動しました。ユキノシタ科の植物で他にもいろいろあります。恩方の沢にいけば、岩場などにあると思います。探してみてください。

自然のアルバム356 木の太さいろいろ

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《太いのも細いのも》

☆上恩方には、ごらんのような人工林といって、スギやヒノキを植えてある場所がたくさんあります。写真はどうやらヒノキ林のようです。

☆ここで気がついてほしいのですが、木の太さを見比べてみてください。太いのもあれば、細いのもあります。どうしてでしょうか。植えた年がちがうのでしょうか。

☆答えは、みんな同じ年に植林したものです。では、どうしてこのようなちがいがでたのかというと、それは、植物同士、木同士の競争があったからで、太いのは、勝った木で、太陽を独占してきているからでしょう。


自然のアルバム355 トビケラ

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《水の中のミノムシ?》

☆ある小さな沢(さわ)をのぞいていたら、ごそごそ動くものがありました。何だろうと調べてみると、トビケラという水性(すいせい)昆虫でした。水の中にもミノムシがいるぞとおどろいてしまいました。

☆このトビケラの幼虫は、水の中のかれ木やかれ草を使って自分の巣(す)にしています。口からじょうぶな糸を出してくっつけるようです。ミノムシと同じような生活をしていることがわかりました。

☆魚釣りをする人は、「カワムシ」といって、いろいろな水生昆虫をえさにするようです。また、長野県では、きれいな川にすんでいる水性昆虫をザザムシとよんで食べたりするそうです。

自然のアルバム354 アズマイチゲ

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《野の花が少しずつ》

☆野の花が少しずつ顔(かお)を見せはじめ、目を楽しませてくれる季節となってきました。このアズマイチゲも先生のおうちの近くの川口などでさきはじめています。

☆このアズマイチゲはイチリンソウやニリンソウなどと同じようなところに見られますが、一番早く花をさかせるようです。どれもキンポウゲ科の植物で、きれいなものがたくさんあります。

☆アズマとは関東地方という意味(いみ)。またイチゲとは漢字で一華(いちげ)と書き、一つの花ということ。このアズマイチゲの花びらのウラのうすいピンク色もなかなかおしゃれです。

自然のアルバム353 カワヅザクラ

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《今が見頃のサクラ》

☆小田野中央公園に、うすいピンク色の花を咲かせているのは、カワヅザクラです。他のサクラに先駆けて咲くサクラです。今度の日曜日に桜祭りが中央公園であります。お天気もよいみたいなので、みなさん、おでかけしてみませんか。。

☆伊豆の河津町町で突然に自然交配したものだそうです。カンヒザクラの色こい赤とオオシマザクラの白い花の中間の色あいを見せてくれています。10年ほど前に、カワヅザクラの原木を見に行ったことがあります。その後、どうなっているのでしょうか。また行ってみたいものです。

☆なお、日本には9種類ほどの自生のサクラがあります。オオシマザクラ、ヤマザクラ、カスミザクラ、ミヤマザクラ、フジザクラ、チョウジザクラ、エドヒガンザクラ、オオヤマザクラ、カンヒザクラなどです。

自然のアルバム352 ヨモギ

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《雑草とよばないで》

☆ヨモギの葉っぱが出はじめています。独特(どくとく)な色の葉っぱです。草もちに入れるのは、今ごろの葉をたくさんつんでおくのでしょう。よく見ると、葉っぱには白い毛がうらおもてびっしりとついています。

☆この毛にはロウをたくさんふくんでいるそうで、水をはじくようになっています。この葉のうらの毛を集めたものがお灸(きゅう)に使うもぐさです。ヨモギの名前は、「よくもえる木」からつけられたそうです。

☆ヨモギは虫や雑菌(ざっきん)から身を守るため精油(せいゆ)成分(せいぶん)がふくまれています。強いかおりがするのはそのためです。これは薬にもなり、ヨモギの入ったお風呂は健康にもいいそうです。

自然のアルバム351 セントウソウ

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《白い小さな花》

☆セリの中で、一番早く花をさかせる植物です。明るい梅林の下にさいているのを見つけました。いよいよ春の花があれこれと姿(すがた)を見せてくれる季節になりました。さあ、野山に春を探しにいきましょう。

☆人里はなれた所にすんでいる仙人のすまいを「仙洞」(せんとう)といい、そのような所にさいているからこの名前になったとか、他の花にさきがけてさくので、「先頭」草とかいろいろいわれています。

☆一つの花はとても小さいので、たくさん集まって大きな花のように見せているのでしょう。それでも、ふつう野にさく花は小さいものが多いようです。このような目立たない花にも気がついてほしいと思います。

自然のアルバム350 ヒサカキ

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《クリーム色の小さな花》

☆サカキというのは、神事(しんじー神様を祭る行事)に使うもので、漢字で木へんに神と書き、榊(さかき)となります。このサカキにかわりに使ったりします。なお、仏さまには、シキミを使います。漢字では、シキミは木へんに仏と書きます。

☆また、ヒサカキは姫(ひめ)サカキともいいます。サカキにくらべて葉っぱが少し小さいので、ヒサカキになったともいわれています。また、神事でなく仏事にはシキミという木を使います。

☆ヒサカキにはオスの木とメスの木があります。写真は雄花(おばな)で、たくさんのおしべが見えます。このクリーム色の花のにおいはどうでしょうか。見つけたらかいでみてください。

自然のアルバム349 カンアオイ

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《ちょっとかわった花》

☆この花は、学校裏の山にたくさん見られます。ある子が「ラフレシアみたいな花だね。」と言っていましたが、よく見るとにているようにも思えます。このカンアオイは恩方のあちこちの山にあるので、見つけてみてください。

☆カントウカンアオイとか、ランヨウアオイとか、タマノカンアオイとか、いろいろな種類のものが見られます。ウマノスズクサ科という植物で、花が地面すれすれにさいています。花の形からハンコ草とも言われます。

☆冬でも葉っぱが青々としているので、寒葵(かんあおい)という名前になったそうです。ハイビスカスの仲間のムクゲやタチアオイなどはアオイ科の植物ですが、まったく別の植物です。

自然のアルバム348 マツボックリ

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《ぜんぶマツボックリです》

☆マツボックリというのは、マツなどの針葉樹(しんようじゅ)がもつ球果(きゅうか)のことで、種子(しゅしーたね)をまもるやくめをするもののことをいいます。ですから、写真のどれもこれもマツボックリです。

☆左上は、いつも見るアカマツのマツボックリ。左下はツガ。右上はヒノキ。右下は、花粉症(かふんしょう)のもととなるスギのマツボックリです。なお、花粉症になるのは、スギのお花です。いろいろな症状(しょうじょう)があるそうですが、お大事にしてください。

☆これらの植物を裸子(らし)植物といいます。種子がそのまま外側にでているので、裸(はだか)のようなので、裸子植物といわれます。

自然のアルバム347 カタツムリ

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《恩方のでんでんむし》

☆でんでん虫といいますが、昆虫ではなく、貝の仲間で、軟体(なんたい)動物と言われます。恩方にもいろいろいます。写真の左はミズジマイマイ、右上はウスカワマイマイ、右下は貝に毛があるオオケマイマイです。

☆カタツムリには右巻きと左巻きがあり、上から見てうずの中心からどちらまわりに貝が成長するかで決められます。日本のものはほとんどが右巻きですが、ヒダリマキマイマイという名前のものもいます。

☆農作物や園芸(えんげい)植物を食べるウスカワマイマイなどは害虫といわれています。なお、 ♪でんでんむしむしかたつむり♪おまえのあたまは…という歌は、小学校の教科書にありますが、作詞作曲は不明。

自然のアルバム346 アカマツ

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《幹の観察9》

☆カメの甲羅(こうら)のようなもようの幹はアカマツです。肌(はだ)の色がやや赤く見えるので、赤松とよばれます。海岸などに多いのは黒松という種類です。

☆どちらも甲羅もようはにています。大きなちがいは、葉っぱにあります。クロマツは、葉が長くかたくしっかりとしています。それに対してアカマツはやややわらかい感じがします。

☆マツなどの仲間の植物を針(はり)のような葉っぱを持っているので、針葉樹(しんようじゅ)といいます。恩方に見られる針葉樹は、アカマツのほかに、モミ、イヌガヤ、カヤなどがあります

自然のアルバム345 ヒノキ

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《幹の観察8》

☆ヒノキは火の木で、木と木をすり合わせると、火がでるので、この名前になりました。どこのだれがいつ発見したのでしょうか。その人に拍手をおくりたいですね。

☆スギの幹にとてもよくにています。ヒノキのほうがすこし幅がひろいように見えますが、みなさんの考えは、いかがでしょう。このヒノキの幹はヒノキ皮として、いろいろなものに使ったそうです。

☆上恩方の野山にはたくさんのスギとヒノキが植えられています。このように植えられた森を植林の山といいます。これは自然の山ではなく、人口で、人が作った森です。この森が最近、管理がされずにあれているのは残念です。

自然のアルバム344 スギ

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《幹の観察7》

☆スギはまっすぐにのびているので、まっ「すぎ」が「スギ」になったといわれています。スギがまっすぐかどうか、木の下から見上げてごらん。

☆スギはとても大切な木で、日本の文化を支えてきた木といわれています。ところが、最近はスギ花粉の犯人として、よく思われていませんが、本当は、あちこちに無計画にスギを植えてしまった人間が悪いのでは?

☆日本の家を作るのになくてはならないものがスギとヒノキです。どちらもよくにています。幹もよくにています。でも、どこかちがうところはないでしょうか。そのちがいを見つけるの楽しいです

将棋教室3

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はじめは駒の動かし方などがよくわからない子もいたようでしたが、何試合も行っていくうちに、よく理解できたようでした。真剣に将棋盤を見つめる目は、みんな名人の雰囲気でした。

将棋教室2

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講師として、日本将棋連盟より和田真治棋士4段が来てくれて指導してくれました。
とてもていねいにやさしく教えてくれて、みんな大喜びでした。
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