自然のアルバム197 タンポポその2

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《タンポポの花の不思議》

☆タンポポの花は、朝開いて夕方には閉じてしまいます。一日目の花は、左の2つのように中心の部分は開きません。2日目には、中心の花までひらくのがふつうです。

☆いつもさいているように見えるタンポポも花は、2〜3日間しかさいていないのです。くもったり、雨がふったりすると、3日間とも半分しか花がさかないときもあります。


☆タンポポというと、春というイメージをもっているかもしれませんが、一年中さいているタンポポはセイヨウタンポポです。春だけにさくのが、もともと日本にあったタンポポです。

自然のアルバム196 タンポポその1

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《種(たね)のふしぎ》

☆写真は、セイヨウタンポポの種の拡大(かくだい)写真です。種そのものは、たて2〜3ミリで、はばは1ミリもありません。この種のギザギザがわかりますか。

☆タンポポの種が風にのって、ふわふわと飛ぶすがたはいいものです。綿毛はとても細くて、絹(きぬ)糸のようですね。はたして、何本くらいついているのでしょう。だれか数えてみてください。


☆タンポポの花は、このような小さな種がたくさんつきます。その数はどのくらいなのでしょうか。これもだれか数えてみませんか。タンポポにも、いろいろな不思議がありそうですね。

自然のアルバム195 オナモミ

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《ひっつき虫》

☆草花遊びというと、女の子の遊びのように思われるが、このオナモミは男女問わす、だれでも一度は遊んだことがあるおなじみのものです。正しくは、オオオナモミという外来種が多いようです。

☆このオナモミの先を虫めがねで見ると、少しカーブしてものによくつくようになっています。このオナモミをヒントとして、スイスの発明家マエストラルさんという人がマジックテープを考えました。


☆オナモミで遊んだことはあっても、オナモミを写真のように二つに切ったことはないと思います。大きな種と小さな種があり、まわりの状況(じょうきょう)に応じてどちらかが発芽します。

自然のアルバム194 サザンカ

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《♪さざんか さざんか さいた道♪》

☆「たきび」という童謡(どうよう)は、ちょっと前の1年生の音楽の教科書にものっていました。その2番に ♪さざんか さざんか さいた道♪とあります。このサザンカの花がさくと秋もだいぶ深まってきたということでしょう。

☆この花は大きくてとても目立ちます。よく見ているとメジロやヒヨドリが花に来ていることがあります。これは、このサザンカの花の底(そこ)に蜜(みつ)があるからです。指をつっこんでみてなめてごらん。あまいよ。

☆植物は受粉するために、昆虫などの力を借りますが、このようなものを虫媒花(ちゅうばいか)といい、風にたよるものを風媒花(ふうばいか)いいます。サザンカやツバキは鳥媒花(とりばいか)といいます。

自然のアルバム193 キチョウとノハラアザミ

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《秋の日に》

☆前日が雨の日で、翌日に陽(ひ)がさし、あたたかくなるとチョウがよく飛びます。気温が約18度以下になると、昆虫は活動をしなくなるとある本に書いてありました。

☆秋のある日に、近くを散歩していて、この写真をとりました。ノハラアザミとキチョウがさわやかな秋の日にすがたを見せてくれ、絵になるような光景でした。

☆見かけと同じように明るいところがすきなチョウです。いまの季節に見られるものは、ほとんどがこのまま冬をこします。冬の間はどこにいるのでしょうか。こんごゆっくりと見つけてみたいものです。

自然のアルバム192 サツマイモの花

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《アサガオの花のそっくりさん》

☆これからは、やきいものおいしい季節です。やきいもには何といっても「さつまいも」ですね。何度も食べているさつまいもですが、花を見るのは初めての人がいるかもしれません。

☆アサガオの花にそっくりですね。同じ仲間を「科(か)」といいますが、アサガオもさつまいもも、ともにヒルガオ科です。ついでにカンピョウになるユウガオはウリ科。なお、ヨルガオはユウガオともいいますが、これはヒルガオ科。源氏物語の「夕顔の君」はヨルガオのこと…等など、とてもまぎらわしいです。

☆11月4日の1・2校時に1〜4年生がさつまいも堀を行いました。たくさんのとれて、みんな大喜びでした。おいも掘りながら「あったー」「でっかいぞー」という声が学校中に響き渡っていました。

自然のアルバム191 ビワ

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《花びらのまわりに毛がいっぱい》

☆初夏のころに食べるビワは今ごろ花をさかせます。この花をよくみてください。まわりに毛のようなものがたくさんあります。それはなぜでしょう。さあ、みんなで考えよう。

☆これからの季節に花をさかせる植物は、寒さをふせぐためにいろいろな工夫をしています。ビワの花も同じく、冷たい北風がふいてもだいじょうぶなようにまわりに毛をつけてあったくしています。

☆写真のまん中すこし下を見ると、何かの虫がいますがわかりますか。ミツバチのようですね。花のみつをいっしょうけんめいに集めているようです。今、いろいろなハチを採集し、ハチも守備範囲にしはじめました。

自然のアルバム190 リンドウ

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《日があたると花を開かせます》

☆春にはフデリンドウというかわしいリンドウが咲きますが、同じリンドウの仲間ですが、秋のリンドウは、大きさがずいぶんとちがうようです。大きさは、5cmくらいあるでしょうか。

☆リンドウの仲間は日があたると花を開かせる特徴があります。山道を歩いていて、このリンドウを見つけた時には、その色のあざやかにハッとしてしまいました。要倉山へいく途中にも咲いていました。くわしくは、「ひ」が3つ。

☆この仲間には薬になるものが多いようです。このリンドウも根を乾燥(かんそう)したものを薬にしたそうです。漢字で「竜胆」と書き、「りゅうたん」という生薬名(しょうやくめい)がついています。

自然のアルバム189 モミ

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《赤ちゃんシリーズその3》

☆恩方には、たくさんのモミの大木があり、高さ20mをこすものもあります。この小さな赤ちゃんモミが大きくなるまでには、何百年もかかるのでしょう。たくさんの赤ちゃんモミから大木になるのは、ほんの少しです。

☆モミの木は、クリスマスツリーなどにも利用させますが、それは、木の形がピラミッドのように形がよいからでしょう。スギやヒノキなどもふくめ、こういう形の木は弱い光がすきなようです。

☆葉っぱの先をよーくみると、小さく二またに分かれています。これが、モミの特徴で、トウヒやイヌガヤ、カヤ、ツガなどの針葉樹(しんようじゅ)には、見られない特徴です。

自然のアルバム188 ヒノキ

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《赤ちゃんシリーズその2火の木》

☆昔、石と石をあわせて火をだした人がいました。ある時、ある人が、木と木をあわせてやってみました。いろいろな木でやったことでしょう。ある木をこすったら、火がでてきました。それがヒノキです。

☆ヒノキは、木と木をあわせて火がでるので、漢字で書くと、「桧」です。桧がいっぱいある原っぱを桧原(ひのはら)とよんだのでしょう。恩方の山にも、たくさんのヒノキがうえられています。

☆ヒノキはスギとならんで、日本の家をたてるのに、とても大切な木材です。しかし、最近は外国からの木材がたくさん輸入されているので、あまり人気がないのでしょうか。木の管理ができず、山があれています。

自然のアルバム187 スギ

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《針葉樹の赤ちゃんシリーズその1》

☆上川の野山の落葉樹が色づき始め、目を楽しませてくれる今日この頃です。ところで、木には、一年中、緑色の葉をつけた常緑樹というものもあります。これらは、秋になっても色づきません。

☆カシの木やツバキなどの他に常緑樹には、スギやヒノキ、モミなどの針葉樹(しんようじゅ)といったものもあります。針葉樹というのは、葉っぱが広くなくて、針(はり)のようにとがっているものです。

☆この写真は、赤ちゃんのスギの木です。この後、しっかりと育つのでしょうか。学校のまわりには、たくさんのスギやヒノキなどが植えられていますが、管理があまりよくないようで、山があれています。

自然のアルバム186 ジュズダマ

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《数珠(じゅず)づくりにチャレンジしましょう。》

☆数珠(じゅず)というのは、たくさんのまるい木の玉を糸に通したもので、仏さまをおがむ時などに使うものです。本物はいろいろな木をまるくして作りますが、このジュズダマでも作ることができます。

☆作り方は、一つずつ実に針であなをあけながら糸でつなげていきます。先生も子どものころ、このジュズダマで数珠づくりをしたことがあります。昔は、野山のいろいろな植物が遊び道具になったんですね。

☆恩方のいろいろな所にあるようです。陣馬街道ぞいにも何箇所か見ることができます。なお、ジュズダマによくにたハトムギは栽培されています。

2年生 11月1日(金) 生活科見学

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11月1日(金)2年生が生活科の学習でスーパーアルプスの見学に行きました。初めて2年生だけでバスに乗って出かけるので、この日をとても楽しみにしていました。

 いつもは、見ることのできないスーパーの裏側では、野菜を袋詰めしたり、値札をつけたり、大きな魚をさばいて小さな切り身にしたり、肉の塊をスライスして、パックに詰めたりしているところを見学させてもらいました。大きな冷蔵庫や冷凍庫にも入れてもらって、とても貴重な体験をすることができました。

 「買い物探検」では、おうちの人に頼まれた品物を探して買い物ができました。レジでのお会計では、少し緊張気味にしていましたが、自分で買うことができてみんな誇らしげでした。半日でしたがとってもよくがんばりました。

5年生総合学習

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 11月2日(火)3、4校時に稲の脱穀をしていただきに、夕焼け小焼けの里に行きました。
 脱穀の最中です。脱穀していただき5kgのお米になりました。

自然のアルバム185 ヒメヒラタアブ

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《ハチににているアブ》

☆名前にもあるように、体が細くて平たくなっています。アブの仲間は、みんな黄金色(こがねいろ)や青銅色(せいどうしょく)など美しいしまもようをしています。

☆これは、ハチへの擬態(ぎたい)といわれています。アブの仲間には、毒針(どくばり)をもっていませんが、毒針をもつハチにすがたをにせることにより、敵(てき)から身を守っています。

☆写真でも羽が2枚のようすがわかりますか。アブはどれも2枚の羽をもっていますが、ハチは4枚です。よくにているようですが、決定的なちがいは、この羽の数です。

自然のアルバム184 ムラサキシキブ

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《日本の美しい実》

☆ムラサキシキブの学名(世界共通)で、Callicarpa japonicaといいます。日本語になおすと、日本の美しい実という意味です。秋の日をうけて、ひときわその美しさが輝いていました。

☆ムラサキシキブの花は梅雨の頃に見ることができます。実もきれいですが、花もなかなかすてきです。雑木林にふつうに見られる低木(ていぼく)です。

☆紫式部(むらさきしきぶ)というのは、人の名前でもあります。平安時代の女流作家で、源氏物語などの物語を書いた人です。このムラサキシキブは、紫式部が生まれる前にはどんな名前だったのでしょうか。ご存知の方はお知らせください。

自然のアルバム183 センダングサ

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《ひっつき虫その2》

☆みんなはひっつき虫とよんでいることでしょう。植物なのにひっつき虫というのはおもしろいですね。植物は、自分では動くことができないので、それで、他のものにくっついて仲間をふやしていくのですね。

☆この写真をよく見てください。先にとげとげがついているのがわかりますか。このとげとげで他のものにくっつくのでしょう。センダングサの他に、オナモミなどもひっつき虫です。葉っぱがセンダンの葉ににているので、この名前になったそうです。

☆このセンダングサの仲間は、いろいろありまして、コセンダングサ、アメリカセンダングサ、シロバナセンダングサなど、たくさんの種類があります。どれもひっつき虫になります。

自然のアルバム182 チャノキ

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《いろいろなお茶ももとは同じチャの木から》

☆お茶は、もともと中国から薬のためにお坊さんによって伝えられたものといわれています。ふつう、五枚の白い花びらで、たくさんのおしべからなっています。ちょうと、今を盛りに咲き始めました。

☆世界にはいろいろなお茶があります。日本人がよく飲む緑茶。中国のウーロン茶。スリランカやインドの紅茶などありますが、すべて同じチャの木の葉っぱから作られます。

☆同じ葉っぱなのにどうしてちがうお茶になるのかというと、発酵度(はっこうど)というものがちがうからです(完全発酵−紅茶、半完全発酵−ウーロン茶、発酵無−緑茶)かんたんに言うと、作り方がちがうのです

自然のアルバム181 チヂミザサ

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《ネバネバのひっつき虫》

☆いろいろなひっつき虫がいますが、これは、ネバネバのひっつき虫です。写真で見ると、水のかたまりのように見えるのがひっつきのもとになるネバネバです。

☆このネバネバで、ほかのものにくっつき、仲間をふやすくふうをしています。今の季節、草むらをいろいろと歩いてみると、いろいろなひっつき虫がついてきます。ためしてごらん。

☆このネバネバは実がじゅくしてくると、出てくるのがすごいと思います。植物もいろいろとくふうしているんですね。なお、チヂミザサというのは、葉っぱがちぢんでいるからです。

自然のアルバム180 センブリ

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《良薬(りょうやく)は口ににがし》

☆リンドウ科の植物です。花の色はちがいますが、花のつくりはよくにています。植物の科というのは、花のしくみやつくりをもとに作られたもので、仲間わけに便利です。

☆植物の観察方法として、五感を使う方法で、舌(した=べろ)で味をみるという方法もあります。ぜひ、このセンブリを一度、味わってみてください。良薬は口ににがしです。胃の薬となります。

☆このセンブリは、今では少なくなり、どこにでもあるというものではありませんが、それでも恩方にはたくさんさいています。今日登った要倉山という山にいく途中でもたくさん見ました。しかし、場所はひが3つです。
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