自然のアルバム267 ミノムシ

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《蓑(みの)をかぶった虫》

☆蓑(みの)とはわらで作ったカッパのようなものです。その蓑によくにた形の中にいる虫なので、ミノムシといいます。バラ科やカキノキ科などの果樹の葉を食べてしまうミノガというガの幼虫が入っています。

☆幼虫はかれ葉やかれ枝を使い、糸をだしてつなぎ合わせ、袋のような(これが蓑ににてる)巣を作って枝からぶらぶらとぶらさがっています。袋の中はあたたかいのでしょうね。

☆ミノガというガはとても変わった虫です。オスは春になりさなぎからガにと一人前になり、外に飛び出していきますが、な、何と。メスはずうっとミノの中にいて、羽さえもないへんな虫で、卵もミノの中に生みます。

自然のアルバム266 タンキリマメ

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《薬になるマメ》

☆漢字で書くと「痰(たん)切豆」となり、薬になるマメという意味でしょう。薬もよいのですが、赤いさやと黒い種子がとてもきれいで、アクセサリーにしてもよさそうですね。

☆東京薬科大学のS教授先生からいただいた「生薬学」という薬の本を見ると、黒い種子には、「鎮咳去痰剤」と書いてありました。今度、カゼをひいたら、種をすりつぶして実験してみようかなと思いました。

☆花は7月から9月ころまで咲き、色は黄色です。日当たりのより所がすきなつる性の植物です。よくつる性の植物はハッとするように美しい実をつけるものがたくさんあります。いろいろ見つけてみましょう。

自然のアルバム265 オオバコの種子

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《オオバコの種子の実験》

☆写真はオオバコの実験です。左は種そのものですが、右は種に水をたらしたものです。しばらくどうなるのかと見ていたところ、右の種は水分を吸収して、少し大きくなったようです。

☆オオバコは、その種子が水にぬれると、ゼリーのようなものがまわりにつくようです。これは、このゼリー状のものが、他のものにべたべたとつきます。

☆このままにしておいたら、しっかりとくっつきました。オオバコは実がつくのではなく、種子一つ一つがつきます。このゼリー状のものは、紙おむつにつかわれているものと同じようなものだそうです。オオバコはダイエットとしても注目されている植物です。

自然のアルバム264 オニグルミの実いろいろ

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《犯人(はんにん)はだれでしょう》

☆オニグルミの実があります。左の4つは、アカネズミがかじったあとです。右は、ニホンリスのしわざです。どちらも前歯(門歯ともいう)がとてもするどいので、かたいクルミの実もわれるのでしょう。

☆生き物の観察では、生きている時のすがたをそのまま見ることもとても大切なことですが、このようにその生き物が生活していた様子を見たり考えたりすることも楽しいですね。

☆オニグルミを食べる生き物では、ほかにイノシシがいるそうです。ばりばりとかたいからをかみくだくようです。そのあと、そのままぜんぶたべてしまうのでしょうか。それともからははきだすのでしょうか。はっきりとはわかってないようです。

自然のアルバム263 カキ

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《こたつでできる植物観察2》

☆前のリンゴとくらべてみましょう。何か気がつきますか。リンゴは種が5つあるのがわかるでしょう。それにくらべてカキは7つ、いや8つあるようですね。

☆リンゴには5つの部屋のようなものがあって、星型にならんでいます。それは、花もがくなどもすべて5に関係があるからです。カキは、花もがくも4つで、4に関係があるのです。

☆ユリの花などは、6枚あるようですが、もとは3に関係があるようで、実の形も三角です。このように、ふだん何気なく見ている植物でも花や葉っぱのつきかたなど、いろいろときまりがあるようです。そして、それが自然界というものですね。

自然のアルバム262 リンゴ

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《こたつでできる植物観察1》

☆リンゴを観察するといっても食べることではありません。五感を使うことも大切ですが、食べる前にゆっくりとじっくりとながめてみましょう。

☆果物や野菜は食べ物としてはみていますが、それらはどれも植物です。植物のどの部分を食べているのか考えてみてください。植物の観察は野外にでかけないとできないと思っていたらまちがいです。こたつでもできるのです。

☆リンゴを横に切ってみた写真です。何か気がつくことはありませんか。じっくりと見てください。種があるようですが、どのようなならびかたをしているでしょうか。つづく。

自然のアルバム261 アシナガバチの巣いろいろ

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《いろいろなアシナガバチの巣》

☆いろいろなハチの巣を子どもたちがもってきます。写真でわかるようにいろいろな形があるようですが、どれも幼虫のいたお部屋は6角形をしているようです。

☆よく見ると、水晶(すいしょう)のような錐体(すいたい)と角柱(かくちゅう)の組み合わせのようです。では、なぜ、ハチの巣は6角形なのでしょうか。

☆ある人に聞いたお話ですが、同じ量の材料でかべを作るとき、一番広い部屋を作るのが6角形です。どうしてハチはそれを知っていたのでしょうか。自然界の形のきまりって何かありそうですね。

自然のアルバム260 jキヅタ

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《毛むくじゃらです》

☆あちこちを歩いているといろいろなものに出会うことができます。この毛むくじゃのものは何だろうと足を止めてしまいました。学校の西側のクリの木にからみついていました。

☆あれこれと観察してみると、キヅタであることがわかりました。キヅタは冬ヅタともよばれていて、ウコギ科の常緑つる植物です。冬を葉を落すツタとはちがいます。

☆それにしてもたくさんの毛がありますが、それをよく見ると、付着根(ふちゃくこん)というもので、ねばねばの液体でからみつくそうです。

2学期お楽しみ会6

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12月10日(金)3・4時間目にお楽しみ会がありました。写真は6年生の写真立て・えんぴつたて・おもちゃ・アクセサリー・しゃてきのお店です。

2学期お楽しみ会4

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12月10日(金)3・4時間目にお楽しみ会がありました。写真は4年生のぬりえ・マフラー・プラバン・写真立て・マグネットねんどなどのお店です。

2学期お楽しみ会5

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12月10日(金)3・4時間目にお楽しみ会がありました。写真は3年生・5年生の写真立て・メモ帳・くじのお店です。

2学期お楽しみ会3

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12月10日(金)3・4時間目にお楽しみ会がありました。写真は校長先生のお店です。葉っぱの葉脈だけを残した葉脈標本というものです。とてもきれいでした。

2学期お楽しみ会2

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12月10日(金)3・4時間目にお楽しみ会がありました。写真は2年生の花びら・花たば・花1本・花のアルバムのお店です。

2学期お楽しみ会1

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12月10日(金)3・4時間目にお楽しみ会がありました。写真は1年生のぶんぶんごまのお店です。

自然のアルバム259 霜柱(しもばしら)

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《とても冷えこんだ朝に》

☆とても冷えこんだ朝。家の近くを散歩していてシモバシラを見つけました。朝日をあびてキラッと光りとてもきれいでした。手でさわるととても冷たく、足でふむとサクサクという音がしました。

☆しもばしらは、土の中の水分がこおってできたもの。土の中の温度が0度以上で、気温が0度以下の時にできます。土の中の水分が地表面でこおると、土の中の水分は表面に上がります。上がった水分は、凍った氷を押し上げ、冷やされ次々こおり、霜柱が伸びます。

☆霜柱は、日本中どこでも見られるものではありません。沖縄などの温かい所や、北海道のようにめちゃくちゃ寒い地方では、土の中の温度も0度以下になるので、霜柱は見られません。

自然のアルバム258 霜(しも)

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《霜柱(しもばしら)とはちがいます》

☆上恩方のあちこちが霜で真っ白ンなりました。冬の晴れた朝、気温が下がると、地面近くの温度も0度以下となり、霜がおります。霜は空気の中の水蒸気(水分)がこおったもので、霜柱とはちがいます。

☆ケヤキの葉っぱに霜がついていて、とてもきれいでした。思わずカメラで撮影してしまいました。冬でもいろいろと美しく感動するものが、あちこちにあるんですね。冬こそおうちにいないで、外に飛び出しましょう。

☆霜は農作物に被害を出す時があります。地面に水をまいて湿度を上げ、放射冷却を弱めたり、風を送り地面近くの冷たい空気と高い所の空気をまぜて、気温を低くして防いだりします。茶畑などでもよくこの方法で霜を防いでいます。

自然のアルバム257 ヤブコウジ

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《縁起(えんぎ)のよい木》

☆夏に白かあわいピンクの花を葉の根元に下向きにさかせます。花よりも秋から冬にかけての赤い実がとても印象的です。鳥たちにとって、えさの少ない冬には、この赤い実がかかせないごちそうなのでしょう。

☆昔から縁起のよい植物とされ、カラタチバナ(百両)、センリョウ(千両)、マンリョウ(万両)と並べてこのヤブコウジを十両ともいいます。なお、一両とは、アリドオシという植物です。

☆縁起がよい植物なので、あの有名な落語の「寿限無(じゅげむ)」の中の、「やぶらこうじの ぶらこうじ」というのは、このヤブコウジのことです。なお、ヤブコウジの葉は写真の左の葉っぱです。

自然のアルバム256 ツバキ

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《つやつやしている木》

☆木は、秋になると葉っぱが落ちる木(落葉樹ーらくようじゅ)と、いつも緑色の葉っぱをつけている木(常緑樹ーじょうりょくじゅ)の2種類があります。写真は常緑樹のツバキです。

☆葉っぱがつやつやしていて、つやのある木なので、「つやき」が「つばき」に変化して、この名前になりました。また、厚(あつ)い葉っぱなので、「あつばき」が「つばき」になったともいわれます。

☆ツバキは、漢字で「木」へんに「春」と書いて、「椿」となります。花は春になると咲きます。まだ寒い季節なので、花のつぼみもまだまだかたいようです。早くあたたかくなってください。

自然のアルバム255 カタツムリとナメクジ

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《食べあとです》

☆「カタツムリなんてどこいもいないよ」と思うでしょう。そのとおりどこにもいません。白いギザギザになっているのは、カタツムリが食べたあとです。何を食べたかというと、石についていた小さなコケでしょう。

☆ナメクジも、カタツムリから進化(しんかー生き物がかんたんで下等なものから、複雑で高等なものにかわっていくこと)したもの。カタツムリは巻貝の仲間。こういう動物を軟体(なんたい)動物といいます。

☆ナメクジに塩をかけたことがありますか。塩で水分がぬけて小さくなります。同じく砂糖やコショウでも OKです。ナメクジはビールが好きなようで、つかまえるには、ビールを皿にたらしておくとよいらしいです。

自然のアルバム254 ナガコガネグモ

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《クモのタマゴのつぼ》

☆この茶色のつぼのようなものは、ナガコガネグモの卵のう(らんのう)というものです。卵のうというのは、たまごをつつむとても強くじょうぶなふくろやつぼのようなものです。

☆写真をよく見てください。卵のうは上をむいて口が開いているのがわかりますか。ですから、卵のうは、雨などが入らないように、葉っぱの下や家の軒下(のきした)などに作られるのです。

☆ナガコガネグモなど、いろいろな生き物の姿があまり見られなくなりました。でもつまらないなんて言わないで!。生き物たちが生きていた証拠(しょうこ)探しなども楽しいよ。
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