自然のアルバム31 ニガナ

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ニガナ《葉っぱをかんでみると…》

☆ニガナとは、にがい菜(な…なっぱ)という意味でしょう。葉っぱをかんでみると、にがい味がします。このニガナはキク科ですので、毒草ではありません。キク科には食べられるものが多いようです。

☆花をよく見ると、黄色の花びらが集まっています。これは、タンポポと同じで、数えてみると、ニガナは5つか6つの花の集まりですが、タンポポなどは、100も200も集まっています。

☆いま、恩方のあちこちの野原にさいています。風にゆれるすがたは、どこかたよりない感じもしますが、それがまた、なんとも言えない風情(ふぜい)を感じさせてくれる花です。タンポポと同じく葉を切ると、白いしるがでます。

自然のアルバム31 ウツギ

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≪今の季節は白い花がいっぱい≫

☆このウツギの花は、お茶つみの帰りに醍醐川の岸にたくさん
 さいていたものを、上から撮ったものです。川面にそのウツギの
 映っていてとてもきれいでした。

☆今の季節には、白い花がいっぱい見られます。特に山々の木々が
 白い花を咲かせているようです。緑の色が濃くなってきて、
 白い花が目立つからでしょう。

☆ウツギには、他にマルバウツギ、コゴメウツギ、ヤマボウシ、
 ヤブデマリ、ミツバウツギなどなど、たくさんの白い花をつけた
 木が恩方にあります。

自然のアルバム ヨモギ

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《ヨモギをたくさんつもう》

☆明日の集会は、ヨモギつみです。1月のもちつき会の草もちに入れるためです。手でうらがえしているのがわかりますか。よく見ると、葉っぱには白い毛がうらおもてびっしりとついています。

☆この毛にはロウをたくさんふくんでいるそうで、水をはじくようになっています。この葉のうらの毛を集めたものがお灸(きゅう)に使うもぐさです。ヨモギの名前は、「よくもえる木」からつけられたそうです。

☆ヨモギは虫や雑菌(ざっきん)から身を守るため精油(せいゆ)成分(せいぶん)がふくまれています。強いかおりがするのはそのためです。これは薬にもなり、ヨモギの入ったお風呂は健康にもいいそうです。

自然のアルバム29 マーガレット

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《お庭からとび出てあちこちに》

☆またの名前をフランスギクともいいます。いま、学校の玄関前やあちこちのあき地や野原にたくさんさいています。この花はよく見るととてもきれいな花です。もともとは、お庭などにうえていた花です。

☆ところが、どうしたことでしょう。とてもじょうぶなのでしょうか。お庭だけではせますぎたのでしょうか。あちこちにはびこってしまいました。たくさんあると見むきもされないのでしょうか。

☆みなさんが「ビンボウグサ」とかいっているハルジオンやヒメジョオンなども、もともとはおうちの庭でそだてていたものです。よく見ると、白とピンクの色あいがきれいだと思いますが・・・。

自然のアルバム28 アシナガバチ

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≪こわいこわいアシナガバチ≫

☆先生のおうちのベランダにアシナガバチが巣をつくりました。
 ふつうの人は「さあ!たいへん」と思うのでしょうか・・・。
 先生は大喜びです。

☆そのわけは、アシナガバチの巣づくりの観察ができるからです。
 この巣は、女王蜂が冬眠からさめて、始めに作った巣です。これ
 までは一人ですべてをやり、その後、はたらき蜂を生んでは、巣を
 大きくしていきます。

☆よく見ると、巣の一つ一つに卵がありました。いよいよ観察と思ったですが、
 奥様に「せんたくをほすのがこわーい!すぐ取って!」と言われてしまいました。
 そんなわけで、観察はあきらめました。残念。そのうち、またどこかで見つけます。
 このアシナガバチは正しくは、キアシナガバチという種類です。

自然のアルバム27 ウスバシロチョウ

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《春の今しか飛ばないチョウ》

☆春のうららかな日にゆったりと羽をひらひらとさせとんでいるチョウです。あまりにもゆっくりなとびかたなので、ウスバヒラヒラチョウというあだなをつけてあげたいくらいです。

☆このチョウは、1年のうちで春しか顔を見せてくれません。年1化といって、春に交尾したまごを生み、次の春までまっています。モンシロチョウなどは、年6化とか年7化とかいわれています。

☆年6化というのは、1年間に6代まで続くということ。つまり、1年間にモンシロチョウの子どもの子どもの子どもの子どもの子どもが生まれるということです。ウスバシロチョウはムラサキケマンの葉が大好きです。

自然のアルバム26 ヤマツツジ

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《いろいろなツツジがさいています》

☆ミツバツツジとくらべてみてください。花の色がちがいますね。ほかにも葉っぱの感じがちがいます。みんなのおうちや近所にもいろいろなツツジがさいているでしょう。

☆先生のおうちには、今、オオムラサキという名前のツツジがたくさんさいています。花の色や大きさなどちがいます。しかし、にているところもたくさんあります。

☆ちがいを発見することと、にているところに気がつくことが大切なことです。科学といってもむずかしい本をよむことではありません。身近な生き物が楽しい科学の世界をおしえてくれます。

自然のアルバム25 フジ

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≪今年はよく咲いています≫

☆学校の視聴覚室の西側のフジだなに、たくさんの
 フジの花がさいています。去年はまったく花をつけ
 ず、今年もだめかなと思っていたのですが・・・。

☆見事にたくさんのフジが咲いています。フジの花は
 マメ科の植物なので、花の形が独特で、たくさんの花
 が房のように咲いています。

☆この花はそのうち、マメができます。マメはたくさんの
 花がさいた割には少ないようです。この豆は冬の乾燥した
 ことに大きな音をたてて割れて、中の豆が20mくらいの
 距離飛び散ります。

自然のアルバム24 チゴユリ

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《とても小さくかわいいユリ》

☆今の季節の雑木林は最高です。いろいろな色の緑の葉が見られ、目にも優しい感じです。そんな中、雑木林の道の足もとに小さなユリがさいています。高さはせいぜい15cmほどです。

☆かん字でかくとむずかしいのですが、「稚児百合」(ちごゆり)となります。稚児(ちご)とは小さな子どもという意味です。小さな子どもたち(ちご)が雑木林ではしゃいでいることでしょう。

☆チゴユリなどのユリのなかまの花びらは何枚でしょうか。かぞえてみましょう。葉っぱをさわってみましょう。どんな感じですか。葉っぱにはどんなもようがあるかな。自分の目でしっかりみましょう。

自然のアルバム23 ハナイカダ

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《あれあれ?葉っぱの上に花が・・・》

☆葉っぱの上をよく見てください。花らしきものがみえませんか。緑色の花なので、はっきりしませんが花です。葉っぱをいかだに見立てて名前をつけたのでしょう。

☆この木は、恩方のあちこちに見られます。オスの木とメスの木に分かれています。メスの木には、葉っぱの上に実がなります。さて、どんな実でしょうね。

☆この葉っぱは、食べられます。春の山菜(さんさい)としてもゆうめいです。ゆでておひたしにすると、くせがなくて、けっこうおいしいです。

自然のアルバム22 シャガ

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《シャガんでよくみよう(ダジャレ)》

☆ごめんなさい。つまらないシャレです。でも、この花を見つけた時には、よーく観察してみてください。しゃがみこんでじっくりと見ると、とてもきれいなつくりをしています。

☆この花は、アヤメのなかまで、やや日がけのしめったところに生えています。この花は3倍体といって(むずかしいので説明はカット)花がさいても実ができない植物です。

☆花だけでなく、葉っぱも観察してみましょう。よくみると、何かのかたちににていませんか。そうです。カタナのようになっています。アヤメのなかまはみんなこんな葉っぱをしています。

自然のアルバム21 モウソウダケのタケノコ

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「おいしいタケノコ!」

☆学校の裏山で、2年生と飼育委員会の人が
 たくさんのタケノコをとってくれました。
 早速、給食でいただきました。とてもおいしかったです。

☆ごちそうさまでした。このタケノコは、モウソウダケ
 という竹のタケノコです。よく似たもので、マダケ
 という竹もありますが、マダケは節の輪が2つあります。

☆このタケノコ、一日にどのくらいのびると思いますか。
 副校長先生がある時、実験観察をしたのですが、
 何と!一日に50センチも伸びる時があり、おどろきでした。

自然のアルバム20  クサノオウ

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「魔法のマーカーペンのようです」

☆この黄色い花は、ケシ科の植物なので、
 花びらが4枚になっています。4枚の花 
 びらというのは他にはアブラナ科もあります。

☆この花の茎を折ってみると、黄色い汁(しる)
 がでます。この黄色を紙などにつけると、
 あら不思議!まるで、魔法のマーカーペンのようです。

☆ぜひ一度やってみてください。とても楽しいですよ。
 ただし、この草を口に入れたりはしないでください。
 なぜかというと、この草は毒草だからです。

自然のアルバム19 スズメノテッポウ

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「ピーピー草」

☆代かき前の田んぼには、スズメノテッポウが
 たくさん見られます。スズメノテッポウは、
 恩方の狐塚(きつねづか)にたくさんあります。

☆この草の穂(ほ)の部分を強くひっぱると
 穂がぬけます。そして、このぬいた部分に
 口をあてると、ピーピーと音がします。

☆はじめはなかなか音がでないと思いますが、
 何度もチャレンジすると、必ず音がでます。
 あきらめにずにやってみてください。

自然のアルバム16 ヤマアカガエル

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「♪やがて手がでる足がでる♪」

☆ある1年生の手のひらにのっているのは、ヤマアカガエル
 のオタマジャクシのようです。ヤマアカガエルというのは、
 大きさは5センチほどで、それほど大きなカエルではありません。

☆このオタマは、1年生が校庭の北側の水辺でさがしたもの
 のです。学校には、アズマヒキガエルとう種類のカエルも
 見られますが、こちらはとても大きなカエルです。

☆毎年、今ごろになると、アズマヒキガエルがたくさん見られる
 のですが、今年はとてもすくないようです。イノシシにたべら  
 れたのではないかと言う人もいるようですが、どうなのでしょう?

自然のアルバム18 クサイチゴ

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「いろいろなイチゴの花」

☆春にはいろいろなイチゴの花が咲きます。この
 クサイチゴは、大きな花弁で上向きに咲いています。
 よく似たモミジイチゴは、ほとんどが下向きにさきます。

☆ヘビイチゴの花も田んぼなどにその花を咲かせています。
 色は黄色です。ヘビイチゴは毒があって、食べられないと
 思っている人が多いようですが、それはまちがいです。

☆ヘビイチゴは食べても平気ですが、水っぽさがなくて、
 すかすかな感じでおいしいとは言えません。一番
 おいしいのは、やっぱりオランダイチゴでしょう。

自然のアルバム17 ワサビ

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「きれいな水の流れのもとに・・・」

☆ワサビというのは、とてもきれいな水のところに
 生育するもので、奥多摩などの沢でワサビ田を作って
 いるところがあります。

☆ワサビは、アブラナ科の植物で、花びらが4枚で
 やや辛い味がします。アブラナ科の植物やキク科
 などはほとんど食べても大丈夫なようです。

☆その反対に、ケシ科やキンポウゲ科などはあぶない
 ものがたくさんあるようです。この上恩方には、
 ある場所にワサビがたくさんみられますが、それは
 ひが3つ(ひみつ)です。

自然のアルバム15 ニリンソウ

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「真っ白な花が・・・」

☆学校の東に西には沢というものがあり、小さな
 流れを作っています。その水辺に真っ白な花が
 きれいにさいています。

☆よく見ると、花は1つではなくて、同じところから
 二つでています。それで、花が二輪あるので、ニリンソウ
 という名前になりました。

☆同じように一輪の大きな花を咲かせるものもあり、
 これをイチリンソウといいます。どちらもキンポウゲ科
 の植物で、他にもこの仲間はきれいな花が多いようです。

自然のアルバム14 ミヤマセセリ

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《春の雑木林でチョウを見つけよう》

☆明るい春の雑木林ですばやく飛んでいるチョウといえば、このミヤマセセリです。クヌギやコナラなどの葉っぱを食べるチョウです。さがしてみましょう。

☆日本には、モンシロチョウの仲間やアゲハの仲間など、大きく分けて8つのグループのチョウがいて、このセセリチョウの仲間はもっともガに近いと言われています。飛ぶのが早いのがとくちょうです。

☆ガとチョウはよくにています。昼飛ぶのがチョウ、羽を広げて止まるのがガ、きたいない色をしているのがガとか言われますがどれもまちがいです。大きなちがいは触覚(しょっかく)の形。またくわしく説明します。

自然のアルバム13 キランソウ

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「地獄の釜の蓋(じごくのかまのふた)」という別名もあり

☆青紫色の花は、キランソウという植物ですが、別の名前で
 ジゴクノカマノフタとも言われています。地面にびっしり
 と生えているからでしょうか。

☆このキランソウは、明るく日当たりのより草地などが
 すきなようで、学校のあちこちで見ることができます。
 
☆この植物も茎(くき)が四角いので、シソ科の仲間です。
 花は、独特な形をしていますが、この形もシソ科らしい
 ものです。
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