令和3年度修了式

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3月25日(金)
 今日で令和3年度の課程が終わり、修了式で代表生徒に修了証が渡されました。校長講話に続き、代表生徒から一年間を振り返って話がありました。
 東京都の書初め展で「推薦」に選出された生徒の表彰もありました。
 その後、学年集会、教室で担任の先生から一人ずつ通知表・修了証を受け取り、一年間の歩みをじっくりと振り返りました。
<保護者の皆様へ>
 このホームページのトップページにぎんなん第15号を掲載しています。リンクよりご覧ください。令和3年度学校経営報告も掲載しています。

<校長式辞>
「終わりがあるから輝く」
 今日は学校の一年間の締めくくりの日、修了式です。今日は終業式ではありません。では、「しゅうりょうしき」とは漢字でどう書きますか?
「しゅうりょう」の「しゅう」は終(おわり)ではありませんね。修、つまり「おさめる」とか「まなぶ」という意味の字を書きます。それは、中学校全体の中の一つの学年の学びを終えた、という意味です。さてみなさん。皆さんはこの1年で、どれだけのことを学び終えたでしょうか。
 去年の4月、1学期始業式の日に私は、2年生の皆さんには、話の最後にこんなことを言いました。「修了式の日には、今よりずっと大きな力を付けた自分がいる、そんな姿を思い描いて1年間過ごしていきましょう。」
 入学式の時に、1年生の皆さんには、こんなふうに言いました。「一緒に入学した137名のみんなは、気の遠くなる偶然の結果ここに集まっている。この縁を大切に思ってください。お互いを尊重すること、人の存在を否定しないこと。」
 さて、季節がぐるりと廻った今、改めて今の自分を振り返ってみてください。
 皆さんの通知表には皆さんのこの1年間の授業をはじめとした教科の学習だけでなく、学校生活でのいろいろな学びの状況が通知表にまとめられています。今皆さんにお渡しした修了証は、その裏側に印刷されていますが、校長が印を押して皆さんが確かに学んだことを証明しているものなのです。その意味をよく考えてほしいと思います。
 さて、終わりがあるから新たな始まりがあるのですよね。「人間の死亡率はずっと100%です。」そんな言葉があります。ギョッとするかもしれませんが、本当の話です。というか、当たり前の話です。多くの人が感動した「鬼滅の刃無限列車編」では、人間は弱く、老いて死ぬから嫌いだと挑発する鬼のアカザに対し、煉獄さんは「老いることも死ぬことも、人間というはかない生き物の美しさだ」と言いました。限りがあるということを強く意識したときに、その人の行動も生き様も、輝きを増すように思います。
 今日はここにいる生徒も先生も皆にとって、一つの終わりの日です。ここまでの歩みをひとしきり振り返り、がんばったあの日の自分やコツコツと続けてきた日々、仲間や先生と過ごした日々をそっと目を閉じて確かめてみてください。まぶたに浮かんだものが、嬉しい、楽しいことばかりでなかったかもしれません。でも、それもあなたの頑張りの証です。
 今日はそんなことをじっくりと振り返ったら、再び視線をグッと前に向けていきましょう。コロナ禍の一年間でしたが、みんな本当によく頑張りました。進級おめでとう!
以上、修了式の式辞とします。    令和4年3月25日 校長 上田 太

<代表生徒から「一年間を振り返って」>
「1学年の反省」  1年代表生徒
 私はこの一年、みんなと一緒に生活してきてこの学年の良い面と悪い面がはっきりしたように思います。
 悪い面は反省、課題が年間を通してあまり変わらず、改善されないことです。毎回専門委員会時に各クラスの反省を出しますが、毎回同じ反省が出されています。また、中学校の生活に慣れたこともあり、注意や呼びかけをしてもあまり改善されないように感じました。授業時も入学当初は積極性があり、寝ている人も少なかったのですが、学校生活に慣れていくにつれて体育の授業の後や5・6時間目になると寝ている人が多くなり、授業の積極性が低くなっているように思います。生活面でも入学当初は移動が遅くなる、チャイムぎりぎりの着席、身体接触をする人が少なかったのですが、やはり学校生活に慣れるにつれて身体接触、チャイムギリギリの着席、移動が遅い人が増えていきました。
 しかし、良い面もあります。それは学年全体で仲が良く、明るいところです。体育祭や合唱コンクールなどの学校行事ではクラス全体、学年全体で団結して行うことができました。また、授業に積極的に参加しようとする人や、係や委員の仕事を一生懸命に行っている人もたくさんいます。
悪い面はしっかりと改善し、良い面はこのまま継続して来年度入学してくる後輩のお手本となれるようにしましょう。

「一年間を振り返って」  2年1組 代表生徒
 僕がこの一年間で頑張ったことは、1組委員の仕事です。
 僕は最初、委員長の仕事はとても大変で忙しく、自分には務まらないと思っていました。中央委員会や朝礼など大勢の人の前で発表することは、とても緊張しました。しかし、少しずつ経験を重ねることで、仕事にやりがいや達成感を感じることができました。
 次に、僕が行事面で一番心に残っていることは、三年生とのお別れ会です。三年生の先輩たちに喜んでもらえる温かい会にしたくて、僕は司会進行をがんばりました。昼休みに教室で練習をしたり、家で原稿を読む練習をしました。本番では緊張しましたが、無事に成功させることができて良かったです。
 1組委員の目標は「チームワーク・思いやり・ポジティブ1組」でした。1組みんなが協力して僕はこの目標は達成できたと思います。これからも、より良い1組にするために、一人一人が積極的に行事に参加して、友達を思いやれる仲の良い1組にしていきたいです。「来年は1組委員になるか分かりませんが、この経験を活かして次に向けて頑張りたいと思います。」

「一年間を振り返って」  2年代表生徒 
 二年生も今日で終わり、四月からはついに最終学年を迎えます。皆さんにとって、どんな一年でしたか?相変わらずのコロナ禍で、楽しみにしていた職場体験や下町学習が中止になり悲しかったことや悔しかったこともありました。そんなあっという間の一年でしたが、私にとっては大きな成長を感じた一年でもありました。
 それというのは、以前まで苦手だったことが、楽しみに変わったことです。私はもともとあがり症で、人前で注目されながら話すのは少し苦手でした。一学期、初めて学年の前で発表したときは、心臓がバクバクして頭が真っ白になってたくさん噛んでしまい、とても恥ずかしい思いをしました。たくさん練習をしたつもりでしたが、本番では全く成果を出せませんでした。そのせいで発表が苦手になったのですが、その後の授業で行う発表を一つ一つ大事に真剣に取り組むことで、徐々に慣れていき自信がつき、ついには英語スピーチの都大会で入賞することができました。いつも私を信じ、やさしく背中を押してくれた家族や先生に感謝すると同時に、苦手、いやだなと思うことでも逃げずに真剣に向かい合えば、少しずつ道は開けて聞くことを学びました。
 私たちは今年、受験生という勝負の年を迎えます。楽しいこと、嬉しいこと以上に、辛いこと、時にはつぶれてしまい、家族とけんかになることもあると思います。ですが私は今年培った経験を糧に一年過ごし、来年の三月は、ここにいる全員と一緒に笑って宮中を卒業したいと思っています。
 また、私たちはマスクで入学式をした初めての学年です。入学式の次の日から、一斉休校になり、しばらくは時差登校、早く新しい友達と会ってたくさん喋って、友情を深めたいのにそれも叶いませんでした。あれから二年たちますが、いまだにマスクの生活、その下の素顔を知らないクラスメイトもたくさんいます。母に今の学生は当たり前の思い出が作れなくてかわいそうだねと言われましたが、私はこのままかわいそうなコロナ禍の中学生で終わらせたくありません。
 最後の一年は、日々支えてくれ私を笑顔にしてくれる周りの友達、先生方、家族の存在に、より一層感謝しながら、大切に毎日を過ごしたいと思います。制限しばりの行事も、大人になって振り返ったとき、つまらなかった中学時代ではなく、最高だった中学時代として思い返せるように、できないことを考えるより、できることを最大限に楽しむことを忘れず、前向きに過ごしたいと思います。
 皆さんも最後の宮中生活、思い切り楽しんで最高の一年にしてください。

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