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祝! 卒業式(校長式辞)できたかできなかったかは別として、努力することは大切だと思います。 そんな私の思いを、私の体験を元にお話ししました。 「元八王子東小学校出身者は良く努力するなあ。」そう言われるよう頑張って欲しいと思います。 (校長式辞 追記 をクリック)
追記
元八王子東小学校 69名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。昨日東京都心では桜の開花宣言が行われ、学舎(まなびや)に降り注ぐ春の光り、草や木、鳥までもが、皆さんの卒業をお祝いしているようです。
皆さんの卒業をお祝いするために、八王子市図書館部 青木正美(まさみ)様、四谷中学校 校長 山下 久也様、日頃お世話になっています地域の皆様、本校PTA会長 田中尚子(ひさこ)様、本部役員の皆様と、多くの方々がお忙しい中を、おいで頂きました。心より、御礼申し上げます。 卒業生の皆さん。この町で、我が母校で、保護者の皆さん・在校生・地域の皆様など、多くの皆さんに見守られながら、卒業式が行えることに、改めて感謝しましょう。 さて、私は皆さんと二年間を共に過ごしました。この間、69名の皆さんが活躍した場面を、沢山見てきました。 その一つは、5年生・6年生の移動教室です。完璧なまでの5分前行動。自主自立の言葉がぴったりの、生活態度でした。姫木平でのすさまじい風雨の中のハイキングは今でも思い出します。 二つ目は、運動会・音楽会・作品展などの行事での頑張りです。魂を込め、最高のものを目指し努力をしました。運動会の組み体操では、足や膝に食い込む石の痛みに耐え、高さによる恐怖に打ち勝ってみんなで一つの物を作り上げました。見る人に感動を与えた演技や表現は、今も、心に焼き付いています。 私は、このように、何事にも全力で取り組んだ皆さんを、誇りに思います。 卒業の餞(はなむけ)に「努力」について、お話をいたします。 皆さんはこれまで、努力という言葉は、何度となく聞いていると思います。中学校に行くともっとたくさん聞く事でしょう。「努力は裏切らない」「勝利は努力の上に輝くんだ。 」とか「努力すれば、もっと伸びるのにもったいない。」など、お家の人や先生から言われる事でしょう。 ところで、皆さんは「努力」とはどんな事だ思いますか。私は、「努力」とは同じ事を何度も何度も繰り返し繰り返し行う事だと思います。そして、努力によって、最後には、大きな力が発揮されたり、夢や希望が叶うものだと信じています。 私の過去を振り返って見ると、「努力」で皆さんにお話しできる物はサッカーかなと思います。私は、年長さんからサッカーを始め、大学を卒業するまで、多くの時間をサッカーに費やしました。現在でも、趣味として、あるいは審判をしながらサッカーに関わっています。 今考えると、良く続いているなと思います。 攻撃でも、守備でも、ポジションはどこであっても、汗をかい後の爽やかさがたまらなく好きでした。 こうお話しすると、順調に物事が進んだように思われるかも知れませんが、実はそうではありません。 大学時代所属していたサッカー部は、当時大学サッカーで一番レベルが高いと言われていたリーグに所属していました。ですから、日本全国から選手が集まってきていました。国体やインターハイ、お正月にテレビで放送される高校選手権に出たことのある人たちがたくさんいました。そんな中で、レギュラーになることは至難の業でした。 それでも、頑張ればきっとチャンスはあると信じて、時間があればグラウンドに行って練習していました。電気が消えた後は、トレーニングセンターに行って筋力トレーニングをしたりしました。 自分としては最大限努力したと思いましたが、大学は4年生までですが、結局3年生までベンチにすら入ることはできませんでした。 3年生まで努力してレギュラーになれなかった私は、サッカー部を辞めようと思いました。部活をやめて、4年生では学校の先生になる勉強に専念しようと考えたからです。そんな私に「ここまで頑張ってきたじゃないか。それに平田のキックは本当に素晴らしいよ。俺だってキックでは平田にかなわないと思っているよ。」と、キャプテンが言ってくれました。ちなみにそのキャプテンは、卒業した後プロ選手として活躍しました。 そんな慰めもあり、何とか卒業までサッカー部で頑張ることができました。結局4年生でもレギュラーには成れませんでしたが、そのとき 努力をあきらめ サッカー部を辞めていたら今の人生はなかったと思います。努力し続けたからこそ、校長になった今でもサッカーに関わることができているのだと思います。 ささやかな私の体験でしたが、どうか皆さんも、自分が楽しいな、やってみたいなと思うものは、急がず休まず繰り返し繰り返し努力を続けて下さい。 “今”がんばっていることが、 “すぐ”結果となって現れるとは限りません。でも、努力してがんばったことは必ず自分の力になっています。私も頑張っていた大学時代はレギュラーという結果には結びつきませんでした。でも、その、ご褒美に、生きて行くのに必要な、強い体、困難に負けない根気強さ、生涯の友、生きる道…等々を得られたのだと思います。 そして、何よりも自分自身に、「努力は裏切らない」「努力の先に道あり」と自信をもって言えるのです。 卒業生の皆さん。中学校に行って「元八王子東小学校の出身の生徒は、良く努力しますね。」と言われるよう頑張ってください。 活躍を期待しています。 保護者の皆様に、お祝い申し上げます。お子様のご卒業 誠におめでとうございます。 お子様の凛とした姿をご覧になって、万感胸に迫り来るものがあるのではないでしょうか。 これから先、子どもたちは、思春期を迎え、何かと不安な時期にさしかかります。どうか、今までと同様に慈しみの心で 、お子様の夢実現を、支えてあげて下さい。 終わりになりました。保護者の皆様の 長年に渡っての本校へのご協力と ご来賓各位の卒業生に対するご厚情 並びに 本校に寄せられました温かいご支援に対しまして厚く感謝いたし 私の式辞といたします。 平成27年3月24日 元八王子東小学校長 平田 英一郎 【校長室】 2015-03-26 13:01 up! *
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