「一生懸命がんばる」「人を思いやる」学校生活を紹介します。

0525校長一日一話

校長 一日一話
 皆さんに伝えたいこと、感じたことやこれからのことを臨時休業の期間中、毎日一話ずつご紹介していきます。

5月25日「コミュニケーション」
 電子メールやチャットなどが普及して、直接顔を合わせて、会話する機会が少なくなっています。メールは相手の都合をじゃませずに連絡ができたり、会わなくてもコミュニケーションできるところなど、大変便利です。また、直接言いづらいことも、メールなら気軽に書けます。
 けれども、その便利さが逆に怖い落とし穴が待っています。今回は、メールなどのコミュニケーションのお話です。
 心理学者のメーラビアンによると、人と人のコミュニケーションで、最も影響するのは、顔の表情や声の調子で、次に言葉であるそうです。コミュニケーションに影響を与える割合は、「顔の表情」55%、「声の調子」38%が大きく、「言葉」は7%しかないということです。実際、社会でも、トラブルを解消するには、手紙よりは電話、電話よりは直接会って相手の顔を見て話し合うことが解決につながると言われています。
自分自身の経験でも、相手を訪問し、相手の気持ちを顔の表情や声の様子から受け止め、誤解を解きながら、謝罪の気持ちを声に込めて、受け止めてもらったことがあります。それは、どんな表情で、どんな言い方をするのかが、伝える言葉以上に大切であるということです。
 メールやチャットでは、相手の表情や声の調子を感じ取ることはできません。ふだんは穏やかな人で丁寧に対応する人でも、ネット上でのコミュニケーションでは、攻撃的になるということが言われています。
 こうしたネット上のコミュニケーションでの感情的、攻撃的なやり取りは、「フレーミング(flaming)燃えたつ、火を吐く」と言われていて、感情がおさえられず、ちょっとした行き違いがきっかけとなり、話の内容が炎のように燃え盛り、エスカレートしていくことを表しています。特に、匿名(とくめい)で言葉のやり取りをするチャットではその傾向が強くなります。
 ネット上で、フレーミングの状態にならないようにするためには、フレーミングの特性について知っていることと、相手の立場に立って言葉をつかうことが必要です。また、ネット上に書いたものは、永久に消せず残ってしまいます。
 大切なことを伝えるときには、相手会って、直接顔を合わせ、自分の思いを伝えるようにしてください。

今日のパワーフレーズ
「たった一言が人の心を傷つける。たった一言が人の心をあたためる。」
 あたたかい言葉があふれる教室や学校にしたいと誰もが考えています。そして、笑顔あふれるあたたかい社会になるために貢献してほしいです。

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