「一生懸命がんばる」「人を思いやる」学校生活を紹介します。

0511校長一日一話

校長 一日一話
 皆さんに伝えたいこと、感じたことやこれからのことを臨時休業の期間中、毎日一話ずつご紹介していきます。

5月11日「子ども なぜなぜトランプ」
 「子どもなぜなぜトランプ」とは、青少年野外教育財団がつくったトランプです。日本、ドイツ、タイの小学生、中学生を対象に、子どもたちがどんな疑問や質問があるかを調査し、その答えを親が答える形式を図柄にしたトランプです。
 疑問のトップは、「なぜ、勉強しなければならないの」というもので、61%とのことでした。そのいくつかを紹介します。

♥2 なぜ、勉強しなけらばならないの?(日本 小4男子)
(母)身につけた知識は裏切らない。たとえ財産を失っても、勉強したことは失われないよ。                                   
♦3 なぜ、勉強しなけらばならないの?(日本 小5男子)
(母) 将来、なりたいことがみつかったとき、あなたの引き出しにたくさんのことがつまっていたら、いっぱい引き出せるのよ。
♠4 なぜ、勉強しなけらばならないの?(タイ 小4女子)
(母)勉強は私たちに、原因を考えたり、決心したりする力を与えてくれるのよ。
♠3 なぜ、勉強しなけらばならないの?(日本 小3女子)
(父)知識より知恵をつけるために必要なんだ。困ったとき、知恵があればいろいろな対応の方法が考えられるよ。
♠A なぜ、勉強しなけらばならないの?(タイ 小3女子)
(母)あなたの知識は大きな財産。お父さんとお母さんが残してやれる一番の財産です。
♥6 なぜ、勉強しなけらばならないの?(タイ 小5男子)
(母)大きくなったらあなたは家族のリーダー。あなたの子どもを指導できるように、今は勉強するのよ。
その他
(小3男子の母)勉強した結果より、過程に意味がある。それは社会人として生きていくための準備なの。
(小3女子の父)今まで知らなかったことを知るって楽しいでしょう。それが勉強なんだ。
(中3女子の母)学んで体験して、自分の個性を発見するためよ。
(小4男子の母)勉強が嫌いなら、明日から仕事をやりなさい。忙しいから遊ぶ時間もないよ。
子どもは仕事をしなくてもいいからしっかり勉強しなさいということなの。
(中3男子の母)勉強は自分のためでもあり、人を助けるためでもあるからよ。

 「何のために学ぶのか」と問われても、誰もが答えに詰まってしまうかもしれません。学校で学んだことが、生活の場面で大いに役立ったことを意識することもはっきりしないかもしれません。誰もが、それぞれ違う答えを持っていると思います。上のことからも分かるように、国やその人の環境、時と場合、答える相手によっても異なります。
 中学生の皆さんにとって、「何のために学ぶのか」という答えの一つは、「その目的を見いだすために学ぶ」ということであると思います。私たちは、何をするにしても、知識や練習、経験という事前の「入力」が必要です。それらを使って、「考える」ことで、新しい価値を加えて、「出力」することができます。入力が多くあればあるほど、より正しい判断や思考ができ、それに基づいて行動ができるようになります。
 例えば、数学では、問題を解くときに、それまでに学んだ事柄や問題を解いた経験や練習が多ければ多いほど、その問題に対して、気づきがあり、いろいろな見方や解法を考えて、よりよい解き方で答えを出すことができます。「数学を学ぶ」ことで、経験や練習を生かして、課題を解決する訓練をしていることになると思います。
川口中生の皆さんの「学ぶ目的」は何ですか。自分なりの答えを是非見つけてください。
 質問の上位は「なぜ、学校に行かなければならないの」「なぜ、生まれたきたの」「なぜ、税金を納めなければならないの」だったそうです。その他のトランプを紹介します。

(疑問)なぜ、学校に行かなければならないの?
(小1女子の母)お友達と遊んだり、けんかをしたり、学校でなければ経験できないことがあるの。お母さんはお友達の代わりはできないの。
(小6の父)学校のために勉強するのではないよ。人生の準備だよ。

(疑問)大きくなったら何になればいいの?
(小5の母)それを見つけ出す時間はたっぷりある。好きなことはこれから何回も変わるわよ。
(小3男子の母)どんな仕事でもいい。大事なのは、道徳心をもち、誠実に仕事をすること。他人に思いやりを持つこと。
(疑問)なぜ、生まれてきたの?
(小4男子の母)人はこの世に目的を持って生まれてくるの。その人しかできないことをするために、命をさずかったの。

今日のパワーフレーズ
「夢中になれるものがあるだけで、あなたは無敵になれる。」
何かにいろいろとチャレンジすることで、その人なりの夢中になれることがきっと見つかると思います。

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