6月4日(月)全校朝会を体育館で行いました。
八王子市では6月を「ふれあい月間」とし、「日頃の学校生活を振り返り楽しく過ごせるように」児童アンケートをとったり、聞き取りをしたりしています。
いじめの早期発見にも努めています。
そこで、この日はいじめについての校長講話を行いました。
(校長:平田 英一郎)
詳しい話は 追記をクリック!
写真:講話の際使用した「心に矢が刺さっている図」
校長室前に掲示
追記
これはなんだか分かりますか? これは「心」です。
今日は心の話 いじめについてお話をします。
心は命と同じくらい大切なものです。
その心を 傷つけるものがあります。心を傷つける矢が刺さっています。
どんな矢かというと
1本目は、体についての悪口です。[でぶ]「チビ][ごりら]などと言ってしまうことです。
2本目は、人の靴を隠す、筆箱を隠すなどのいじわるです。
3本目は、人と違っていること 失敗したこと などをからかったりすることです。
4本目は、ひとりぼっちや仲間外れにすることです。
5本目は、遊んでいるふりをして、たたいたり蹴ったりすることです。
6本目は、くさい,きもい,うざい,死ねなどの心にぐさっとくる 言葉を言うことです。
今みたいなことを言われたり されたりした人の心には このように矢がささっていま す。
心は壊れてしまいます。つらくて、悲しくて、家から 出られなくなります。
矢を抜いてあげなければいけないのですが、自分ではこの矢を抜くことはできません。
まわりの人が抜いてあげるしかないのです。
「ごめんね。」「だいじょうぶ?」などの言葉。
やさしくする、助ける、もうやらないと約束するなどの行動で、ようやく抜くことができます。
これはいじめですよね。
言ってしまった人やってしまった人は いじめているつもりはないのかも知れません。
「まさか自分がいじめをしている」とは思っていないのかも知れません。
でも、このような心に矢をさす行為はまちがいなくいじめです。
今までの自分を振り返ってみてください。
いじめの矢をさしてしまった人、いじめの矢を抜いたでしょうか。
心から「ごめんなさい。」と言えたでしょうか。
自分のまわりに、矢がささった人はいませんか。
もしいたら、声をかけ、励まして、いじめの矢を抜いてあげてください。
しかし、抜かれた後も実は穴は残っているのです。
校長先生は40年以上も前に仲間に入れてもらえなかったことを今でも覚えています。
穴は残ってしまうのです。
だから、絶対にいじめはなくさなくてはいけません。
6月を 八王子市では「ふれあい月間」としています。
6月ではなくてもいつでも 心配なことがあったらいつでも相談して良いのですが、特にこの一ヶ月は、先生達も意識して、皆さんの心に寄り添おうとしています。
何か気になることがあったら 担任の先生・お友達・お家の人など身近な人 保健室の安岡先生 スクールカウンセラーの土屋先生 専科の先生 校長先生 誰でも良いので話してください。
つらいことは 人に話すだけでも楽になることは多いです。
今日は 「心に刺さる いじめの矢」 6月は「ふれあい月間」です。と言うお話をしました。