第56回卒業式

 3月17日(金)、卒業式が終了し、第3学年の生徒174人が本校を巣立っていきました。
 温かく、そして感動的な式でした。
 巣立っていった174人の生徒たちの未来が、幸多きものとなることを教職員一同祈念しています。
 本校にお力添えくださった地域や保護者の皆様に、感謝申し上げます。

校長式辞(要旨)
 丘の上を吹く風も、日に日に柔らかさを増し、花も木も、新しい命を芽吹き始めました。
 そんな今日のこのよき日に、平成28年度八王子市立第七中学校第56回卒業式を挙行するに当たり、八王子市○○○○課長、青少年対策第七地区委員会会長○○○○様をはじめ、多くのご来賓の皆様のご臨席を賜りましたことを、高い所から失礼ではございますが、厚く御礼申し上げます。
 そして、保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。9年間の義務教育を終え、その証としての卒業証書を手にしたお子様の姿に、これまで15年間の様々な場面や思いが浮かび、そのお喜びはいかばかりかと存じます。3年間にわたり、本校の教育にご理解・ご協力を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。
 さて、卒業生の皆さん、今、あなたたちの心にはどのような思いがありますか。卒業の実感がまだ湧かないという人もいるかもしれません。しかし、2時間の後には、確実に3年生全員が巣立ちのときを迎えています。第七中学校というこの空間にこの顔ぶれでいられる時間は、本当に残り少なになりました。
 9年間の義務教育を終えた今日の門出に当たり、思いを3点伝えます。
 1点目は感謝、私たち第七中学校の教職員から、あなたたちへの「ありがとう」という気持ちです。
 私は3年生とはわずか1年間の関わりでしたが、その短い期間であっても多くの場面が浮かんできます。特に体育祭での一所懸命な顔、京都・奈良の班行動中の真剣な表情、合唱コンクールで見せた仲間と心を一つにして歌う姿。自慢の七中生、そんな中でお手本の3年生という言葉を何度となく言いましたが、まさにそのとおり。あなたたちは常に熱く、そして一所懸命で輝いていました。そんなあなたたちと日々学校で過ごせることが、私たちにとっても幸せでした。あなたたちに会えてよかった。あなたたちが七中生でよかった。ありがとう。
 2点目は、そんなあなたたちの一人一人は、世界でたった一人のとても尊い存在だということです。
 あなたは、日本で言えば1億2〜3千万分の1、世界で言えば70数億分の1の存在でしかありません。しかしあなたは、この地球上にたった一人。あなたに替わることのできる人はどこにもいません。家族にとって、そして友達や私たち教職員にとっても、あなたはかけがえのない大切な存在です。自分自身を、そしてあなたの命を、ずっと大切にしてください。
 3点目は、あなたにしかできないことがあるということです。将来、あなたを必要とする団体や組織などいわゆる社会が必ずあります。そしてあなたとの出会いを待っている人が絶対にいます。
 そのような未来のために、自分のいいところを見付け、それを伸ばし、あなたらしさを磨いてください。その先に、あなたしかできないことがあります。必ずあります。
 伝えたい思いはまだありますが、以上3点を心に刻んでください。
 これからのあなたたちは、真の大人へとさらに成長を続けます。その途上には困難もあるでしょう。挫折や絶望を味わうことがあるかもしれません。しかし、どんなことがあっても、一歩でも、いえ、半歩でもいい、格好悪くてもいいから、決してあきらめず前に進んでください。あなたを必要としている人のために。何よりあなた自身のために。もし、前に進めた喜びを誰かに伝えたくなったら、また、困難に立ち上がれなくなりそうになったら、いつでも帰ってらっしゃい、あなたたちの故郷であるこの第七中学校に。
 卒業、おめでとう。夢と希望をもち大きく羽ばたいてください。
 これからもあなたたちを見守り、応援し続けることを約束して、校長式辞といたします。
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学校行事
4/3 準備出勤
4/4 準備出勤
4/5 準備出勤
4/6 始業式