本日の体育大会は、予定通り実施いたします。 係生徒は8:00、一般生徒は8:20東京フットボールセンター八王子富士森競技場(富士森公園陸上競技場)に集合となります。体育大会だよりNo.3で持ち物の確認をして、忘れ物の無いようにしましょう。

生徒会よりメッセージ(その1)

生徒会長の宮久保勇樹です。

皆さん、こんにちは。
新型コロナウイルスの影響により、学校がないという今までにない状況が続き、不安でいっぱいになってるのではないかと思います。
その中でも、部活動やクラブチームの活動については気になっている人も多いのではないでしょうか。すでに、ほとんどの大会が無くなってしまっている部活動もあれば、まだ発表はないけれどこの先活動できるか分からないなど、様々だと思います。

 しかし、今の私たちには、焦ったり、悩んだりしているのではなく、「いかに今できることを頑張るか」がとても大事だと思います。
  1年生は、今のうちに自分が入りたい部活、やりたいことなどをじっくり考え、最高のスタートをきれるように準備していきましょう。
  2年生は、恐らくあっという間に最高学年になってしまいます。その時に自分がなるべく多くの技術を後輩に伝えられるように、先輩から教わったことを振り返ってみて、後輩に言えるくらい自分も出来るのか確認してみましょう。
  3年生は、この先、どれくらいの量の活動を中学でできるか分かりませんが、今得られる知識や経験は、この先の人生でも役に立つはずです。ずっと不安でいるのではなく、残り少ない中学生としての部活動やクラブ活動を楽しめるよう、今できること全力で頑張っていきましょう。

励ましメッセージ(その34)

 自粛生活で自粛していること、皆さんそれぞれあると思います。私は3か月前に出来たばかりの美容院に行って以来、髪を切りに行くことを自粛中。その3か月前にカットしてくれたのは、若い男性の美容師さんだったのですが話の成り行きで、美容師を目指すきっかけを伺うことができました。

 お兄さんは宮城県出身、中学校2年生の時に東日本大震災に遭い、避難所生活を経験された方でした。そこで一人の美容師さんがボランティアで避難生活をしている方々の髪を切ってあげている姿を見かけます。老若男女問わず、カットして貰った人々が喜ぶ姿を見て、「ハサミ1本でどこでも仕事ができ、多くの方に喜んで貰える美容師って、強い、カッコいい!」と思ったのがきっかけだそうです。

 震災で多くの方の時間が止まってしまったわけですが、彼の人生は震災を境に未来に向かって大きく動き出したわけです。
 私は当時中学2年生の担任だったこともあり、やけに応援したい気持ちになりました。ちなみに、美容師としてのカットの技術もバッチリでした。コロナが落ち着いたら、またカットしていただこうと思っています。
 

 (技術科 2年2組担任 内藤朋子)

学校再開に向けて

画像1 画像1 画像2 画像2 画像3 画像3
 臨時休業期間が5月31日まで延長されたものの、いよいよ来週からは第3学年を対象に少人数指導が始まります。学校再開を待ち遠しく思っているのは教職員も同じです。
教職員は各授業・課題の準備をすると同時に、快い環境で生徒を迎えたいという思いから、校内環境の整備にも力を入れています。

個別・分散登校を行っています。

画像1 画像1 画像2 画像2 画像3 画像3
 8日(金)より個別・分散登校を実施し、課題の回収・配布及び「学習の仕方」に関するガイダンスを行っています。昇降口での健康チェック及び手洗い、座席の距離、換気、下校後の消毒等、細心の注意をはらい子どもたちを迎えています。
 教科担当者の説明を頷きながら聞く姿は、学べる喜びを感じさせてくれました。

励ましメッセージ(その33)

画像1 画像1
4月の課題配布日の前日のこと。
2年生の先生方とみんなを迎える準備をしていたら、遅い時間になってしまい、外は真っ暗に・・・。
「疲れましたね。そろそろ帰りましょうか。」・・・と話していたところで、ある先生が「今日は満月ですよ。月を見て帰りましょう!」と言ってくださいました。
その後、提案してくださった先生も含めて数人で、月を見ながら帰ったのですが、そのときの月は、「今年最大の満月」。本当に綺麗で、「こんな状況だけど、明日も頑張ろう!」そんな風に思わせてくれる輝きでした。

さて、月と言えば「ほしぞら」。
みんなの教室に貼ってあるサイエンスドーム発行の天文情報誌です。
授業があれば学校で見ることができるのですが、今はどうなのかな・・・と思い、サイエンスドームのホームページをのぞいてみたら、5月号が掲載されていました。
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/shisetsu/003...
しかも、今週末は「国際宇宙ステーション」が見えるとのこと。(天気予報はちょっと微妙のようですが。)

新型コロナウィルスでの自粛生活が続き、閉塞感を感じることも多いと思います。
夜空を見上げて、「いつもある美しいもの」で感じる幸せを改めて味わってみるのも良いかもしれません。

(第2学年 佐藤 綾)

励ましメッセージ(その32)

画像1 画像1
 今週から時間割にそった自宅学習が始まります。
私も皆さんと同じように、普段通りに学校があると思って・・・
「8時15分までに教室に行き、黒板にメッセージを書いてみんなを迎える」
そんなことをやってから今日一日をスタートさせました。
 (1年1組担任 鈴木 琴)

励ましメッセージ(その31)

 「ゴールデンウィーク」が終わりました。例年ならば、小旅行に出かけたり、映画を見たりして過ごしていた時間ですが、今年は「STAY HOME」なので、家で本を読んだり、DVDやテレビを見たりして過ごしました。この状況下なので、特によく見たのはニュース番組でした。

 画面には、常に色々な人が話をする場面が映し出されていました。「先生」という仕事は、大勢の人に「話をする」職業なので、映し出される人々の話や話し方に、色々なことを感じました。改めて勉強になることも多かったです。

 たとえば、「えーっと」「あのー…」という言葉をはさまずに、ハキハキ話をする某知事の話し方からは誠意(せいい=私欲を離れて、正直に真面目に物事に対応する気持ち)が伝わるなぁ、とか。

 某アナウンサーの、誰かを責める言葉を使わずに自粛の大切さを呼びかける言葉は、そのアナウンサーの優しさと深い配慮(はいりょ=相手を気づかうこと)が感じられるなぁ、とか。

 そんな中で、少々「ん?」と思ったのは、「ゴールデンウィークですが…この通り全く人通りはありません…。人の往来は例年に比べて○○パーセント減です…。」という、なんだかとても暗くさびしげな報道が多かったことです。

 「STAY HOME. STAY IN TOKYO.」なのですから、この状況は本来なら喜ばしいはずのこと。どこかのチャンネルで「素晴らしいです!人通りは全くありません!みなさんが家にいてくれている証拠ですね♪この調子で明日も○○パーセントまで減らしましょう!エイ、エイ、オーッ!」… のように、明るくハツラツと報道しているところはないかな?とニュースを見ていましたが、私が見た限りではそのような報道はありませんでした。バラエティ番組ではないので、当然といえば当然、なのですが…。

 今、この文章を書いているのは、5月7日。明日8日は、久しぶりに生徒の皆さんに会える日です。皆さんにとっても、久しぶりの学校、久しぶりの教室、久しぶりの友達、久しぶりの先生、のはずです。私にとっても、明日は久しぶりにたくさん「話をする」一日になることでしょう。某知事・アナウンサーから学んだ素敵な話し方を心がけ、休校措置が延長されてしまいましたが、前向きなパワーを皆さんと共有できる1日にしたいと思っています(^▽^)。

(1年2組担任 国語科 赤星裕美)

励ましメッセージ(その30)

四中生へ

みなさんこんにちは。今年度より四中に来ました、数学科の佐藤陽平です。
この1か月、緊急事態宣言により、多くの我慢を強いられた日々を送ってきました。友達など大切な人に会えない辛さを味わった人も多いと思います。今日は久々の登校になりました。沢山の会話ができなくても一目、友達や先生に会えたことで安心したことでしょう。
15年前に勤めていた学校の副校長先生が「21世紀はその時々の状況に応じで変化し対応していく力が必要になる」と語っていました。
時代は常に変化しています。新型コロナウィルスだけが特別ではありません。変化に柔軟に対応できるようにお互い成長していきましょう。また、新型コロナウィルスが落ち着いたときにより良い世界になっていることを期待しています。

 (第一学年主任 佐藤陽平)

励ましメッセージ(その29)

四中生へ

 みなさんこんにちは。今年度より四中に来ました、社会科の渡邊一毅です。
休校から約1か月が経ちましたが、みなさん元気にしていますか?外出自粛でずーっと家にいることでストレスがたまってきますよね。みなさんはそんな時はどうしていますか?
 最近、臨時休業している動物園や水族館が、外出できない人に楽しんでもらおうと、動物たちの生活をSNSで公開しています。自宅にいながら動物園や水族館に行った気分になれますね。私は特に、池田水族館(岡山県)のコツメカワウソや鳥羽水族館(三重県)のバイカルアザラシにほっこり癒されています。ぜひチェックしてみてください。コロナが落ち着いたら直接会いに行きたいですね。
 このように自宅にいながらでも出来る、新たな楽しみを見つけてみてください。学校が始まったら、みんなの「おうち時間」を私にも教えてください。

 みなさん、もう少しです!
 明るい未来へ、一緒に頑張りましょう!

 (1学年副担任 渡邊一毅)

励ましメッセージ(その28)

画像1 画像1
 皆さんには一緒に生活をしている生き物はいますか?
 私の家には昨年秋頃からだったか、苗で購入したパクチーがいます。現在花をつけています。

 最近、仲間が加わりました。バジルの苗と種からも育てようと、ニラとパクチー(追いパクチー)です。ただ、どの鉢にニラとパクチーを蒔いたのか、札をつけなかったせいで分からなくなってしまいました。しかも2鉢分蒔いたのが、ニラなのかパクチーなのかも忘れました。でも芽が出て育ってくれば分かります。

 先が見えづらい今ですが、食べられるようになる夏への小さな楽しみができました。

 (技術科 2年2組担任 内藤朋子)

励ましメッセージ(その27)

四中生のみなさんへ

 今年度から四中のスクールカウンセラーになりました石附万里子です。
 コロナウィルスへの感染に恐怖や不安を抱いたり、またそれに伴い長引く休校、自粛を求められる生活にイライラしたり、いつもとの生活に戻れるのか心配になっている人も多いのではないでしょうか。
 このような感染症に不安を抱くことは、人間として正常な心の働きです。不安で不安で心がいっぱいになってしまいそうなときは、ゆっくり深呼吸をしたり、ストレッチをして身体の緊張を緩めてあげることで気持ちが楽になったりしますよ。また、身体の健康は心の健康と言われています。身体が元気じゃないときは、心も元気じゃないということです。自粛生活と言えど、家でずっとコロコロとしていてはよくありません。家の中でもできる体操をしたり、感染に気をつけて、家の庭などでなわとびやラケットで素振りなどをするだけでも汗をかいて運動できます。また、こうして適度な運動をすることで、免疫力も上がりますよ。ぜひやってみてください。
 早く世の中が通常運転に戻り、元気なみなさんにお会いできることを心待ちにしています。

(スクールカウンセラー 石附 万里子)

励ましメッセージ(その26)

画像1 画像1
学校だより「ふじ」(令和2年4月30日号)をご覧ください。
 校長 前田 賢一

励ましメッセージ(その25)

「シンクロニシティ」
 みなさんはこの言葉、どこかで聞いたことありませんか?有名アイドルグループの歌にもなっています。
 先日、私が教師になって1年目に大変お世話になった先生から「元気ですか?」と連絡をいただきました。ちょうど、私も「○○先生、お元気かな」と思っていたところだったので驚いてしまいました。
 この間、テレビ番組で、人の思い(念)というのは光よりも速い。だから、新幹線の「のぞみ」(思い)は「ひかり」よりも速いという面白い話を聞き、「こういうことか!」と実感しました。今は非常事態なので、誰かを思うことが多くなります。もしかしたら、みなさんの誰かを思う気持ちが1秒間に地球7周半を超える速度で誰かに届いているかもしれませんね。

 部活動が出来なくてウズウズしているみんなへ
 今、みんなが考えていることは「このままだと技能が下がってしまう」ということではないでしょうか。少しの努力でいいです。自分で思いついた練習メニューを実行してみてください。日々の少しの努力が自信につながる・・・はずです。私も頑張ります!!

 (3年1組担任・吹奏楽部顧問 宮本 香織)

励ましメッセージ(その24)

日本の喜劇王 志村けんさんの言葉
 
 新潮社「変なおじさん」(著:志村けん)にこんな文章があります。
 
『僕は子供のころからテレビのお笑い番組が好きで、中学生の時にはもうコメディアンになろうと決めていた。そして、ドリフの付き人になって、今までずっとお笑いの世界で生きてきた。
だから、自分のやりたいことが昔からはっきりしてたし、それに向かって努力を重ねてきた。だから、今の自分があると思っている。
そんな僕をうらやましいと言う若い人たちがいる。
自分がやりたいことが見つからないからだそうだ。僕はそんなことを思った経験もないから、本当のところは、そういう人たちの気持ちはよくわからない。
でも、もし僕が彼らに何かアドバイスできるとすれば、世の中というのは、自分が動かないことには絶対何も起こらないということだ。
だから、やりたいことが見つからないと嘆く前に、色んなことをやってみたらいい。そして、少しでも興味を惹かれたものがあったら、それを一生懸命続けてみることだ。
何でもそうだけど、ずっと続けているとうまくなる。うまくなると、またおもしろくなってきて、さらに一生懸命やろうという気になってくる。
そうやって、一人前になっていくんだと思う。
天才なんて、どこにもいない。ある意味じゃ努力できる人間が天才なんだ。』

私自身も、志村さんの番組をテレビで観て育ってきた一人。
「だいじょうぶだぁ」という言葉に、笑顔をもらった一人。
志村さんが亡くなられた悲しみは、簡単に癒えることはありません。
しかし、偉大な喜劇王が、自分自身を振り返りながら綴ったこの「アドバイス」は、生きて多くの人を前へ突き動かすものとなるはずです。中学生のみんなにも、響くものがあるのではないでしょうか。
(2年学年主任 佐藤 綾)

励ましメッセージ(その23)

画像1 画像1
日本の牛乳を救え!さあ、きみたちの出番です!!

農林水産省が、日本の牛乳を救う「プラスワンプロジェクト」をはじめました。
https://www.maff.go.jp/j/press/seisan/c_gyunyu/...

給食が無いことによって、牛乳が残ってしまい、捨てなければいけない状況であるとのことです。
牛乳や乳製品をたくさん摂らなければいけないのは・・・そう、成長期であるみんなです。

骨とは・・・
・骨は、毎日、けずられ、修復し、新しく形成されていますが、そのときに必要なのが、カルシウムやタンパク質です。
・骨を強くさせるには20歳前後までといわれており、その後は弱くなっていくだけです。そのために、成長期は骨をできるだけ強くしておく「骨々貯金(こつこつちょきん)」が大事です。
・骨の成長には歩行や運動による骨への刺激も大事です。うまく自分なりの運動を見つけてください。

牛乳や乳製品を摂ることで、困っている誰かが救われ、自分も健康になれる・・・
自粛以外にも中学生も協力できることがきっとまだあります。どこかの国や誰かを非難したりするのではなく、前向きに自分にできることをしてみましょう。

また、逆に困っていることがあれば、学校にできることもあるかもしれないので、ぜひ連絡してSOSを出してください。

(養護教諭 岡藤陽子)

※中には乳・乳製品アレルギーや、飲むとおなかを下してしまうという人もいますので、体調にあわせて摂りましょう。

励ましメッセージ(その22)

四中生へ

 みなさん臨時休業中どのように過ごされていますか。課題に取り組めていますか。
夏休みより長く、友達とも遊びに行けず、暇を持て余している人もいるのかもしれませんね。そうなると、「少しくらい遊びに行っても…」、「少しくらい友達に会いに行っても…」なんて思ってしまったりすることもあると思います。ですが、一人一人の行動が良くも悪くもなりますので、しっかりと考えて行動しましょう。
 今できることのなかで、楽しみ、努力し、一日一日を大切にして乗り越えましょう!

(2学年副担任 大上 玲央奈)

励ましメッセージ(その21)

四中生へ

 Hello! Everyone.
 臨時休業期間中、いかがお過ごしでしょうか?
 きちんと、自分で時間割を作って過ごしているかな。1年生の時の時間割をそのまま使って、各教科を勉強出来たら、バランスが取れるよね。家にいると、テレビとかスマホ、ゲーム機などいろいろな誘惑があります。しかし、単に楽しむだけではなくて、英語の勉強にも使ってみてはいかがでしょうか。
 テレビなどは、リモコンで主音声/副音声が選べる番組も多いです。ニュースや、洋画は大抵できますので、試しに切り替えて聞いてみましょう。また、NHKではTV以外にも、ラジオで基礎英語などいくつか番組があります。ラジオが家にない場合は、ネットで聞ける場合もあるので試してみましょう。各教科の勉強や、運動など、バランス良く過ごすのですよ。
       (英語 根元賢哉)

励ましメッセージ(その20)

再びの臨時休校に入り、3週間経ちました。健康的な毎日を過ごせていますか?課題ははかどっているでしょうか?

みんなの使っている数学の教科書会社から、臨時休校期間中の学習支援コンテンツについてのお知らせが届きました。教科書についていた冊子「MathNaviブック」の解説動画や単元ごとの自己評価テストなどが無料公開されています。良かったら、復習や力試しに使ってみてくださいね。
https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/chu/g...

さて、先週コロナウィルス関連のニュースで、「免疫をもつ人の割合を調べるために、無作為の抗体検査をNY州が始めた」という報道がありました。
ここで使われている【サンプル調査】という方法。実は、中学校の数学の教科書で学習する内容なのです。集団を調査するときに、集団の一人一人を調べるのではなく、集団の一部の人だけを調べて、全体の傾向を推測するという方法が使われることがよくあります。一人一人を調査するのが難しい場合やいち早くその集団の傾向を知りたいときに、この一部の人だけ調査する方法【サンプル調査(教科書では標本調査)】が用いられるのです。
例えば、3000人の人を対象に抗体検査をして、100人の人が抗体をもっている(コロナウィルスの感染歴がある)と分かったとします。3000人中100人ということは、30人に1人の割合。ここから、NY州の約30人に1人は、すでにコロナウィルスに感染したことがあるという推定につながります。 (あくまで例ですのでご注意を。) NY州では、こういった調査の数字をもとにして、外出制限の緩和や経済活動の再開について検討していきますよというのが、今回の報道の内容になります。

コロナウィルスに限らず、日々様々なデータがみんなの前には提示されますよね。
どんな風に調査しているのかな、このデータをどんな風に活用するのかな、ということに目を向けてみると、新しい学びにつながるかもしれません。
  (2年数学科 佐藤 綾)

励ましメッセージ(その19)

画像1 画像1
 2,3年生のみなさんの前で言葉を発するのは4月6日の着任式に続いて二回目ですね。
1年生の皆さんとは、入学式と教科書・課題配布の時に少しお会いしたぐらいですね。
美術科の清水信博(しみず のぶひろ)です。

 再び、このようなメッセージを書く機会があると思っていなかったので、「第一学年の学年便り」に皆さんに伝えたい内容を書かせて頂きました。学校HPのトップページから「配布文書」→「学校からのお知らせ」→「第1学年だより」の順でリンクを開いてもらうと読んでもらえます。

 4月にこの学校へ来て慌しい中でしたが、各学年の課題としてデッサンを出させて頂きました。「実物を見ながら、陰影や形や色や質感に注意を払いながら描こうと観察する」ことは全ての造形活動の基礎になるものなので、一生懸命やって絶対に損は無いです。
私もみなさんへ提出した課題と同じくちょうど30分間で、自画像を描いてみました。描きながら感じたことを想い出すと…「美術室のほこりっぽい感覚」「懐かしい八王子の山の中に居る感覚」「コロナなんかに負けないぞ!という強い気持ち」「まだまだ老け込む積もりは全然無いという想い」などの事を感じながら、自分の中の良いもの(輝きのようなもの)を探そうとしながら筆を動かしました。みなさんの顔も良かったら描かせて下さいね!
YouTube星野源さんの動画「うちで踊ろう」は、『Dancing On The Inside』と訳します。(星野さん自身の英語訳)
『芸術』とは制作も鑑賞も、本質的に自己の内面『INSIDE』と向き合うものです。作品の発表は自己の内面を世界に発信する行為です。美術の授業でも、「技巧的なうまい・へた」が大事なのではなく、大事なのは「自分と深く向き合って、(そこに宝を見出します。誰にでも自分の『生命』という宝があるので!)誤解も恐れずに自分を人に向かって放つ」ということです。勇気が要ります。心が鍛えられます。真剣にそれをすれば、例え受け入れられなかったとして、その悲しみも、受け入れられた喜びも、全部みなさんの心の滋養になるはずです。
また、この外出自粛期間中、勉強し、運動し、読書し、家族や友人と対話し、絵を描き、それらを通して、深く自己と向き合う時間が沢山持ち「様々な自分の中の宝」に気付けたら。
学校が再開した時、クラスメイトはあなたを別人のように感じるかも知れない。
人知れずとも、人は革命的に成長できるものです。(家の中だろうが、どこだろうが)「男子(女子も)三日会わざれば刮目して見よ」(古代中国の名作古典『三国志』の呂蒙という武将の故事。勉強して立派な人になった痛快な例です。是非とも調べてみてください。)

『芸術の社会的な役割』について、今の世相に合わせた大変分かりやすい例があるので紹介しておきます。映画「コンテイジョン」が話題です。ウィルス感染の世界的パンデミックに人類が対抗する映画です。これは、2011年、東日本大震災後、半年経った9月にアメリカで公開され、その後、11月に日本でも公開されました。日本はその頃、それどころではなかったですが…この映画を見ると、今の世界の状況を予言するような内容になっていて驚きます。ここに注目して映画にした製作陣の先を見通す力に驚きました。「ソーシャル・ディスタンス」「クラスター」という言葉が映画の中で普通に遣われています。(人は一日に2,000回手で顔を触るそうです…また、感染する瞬間を防犯カメラの映像から検証するシーンがあるのですが、ほんのささいな事で感染するという怖さがよく分かります。映画を見て勉強になることが沢山あります。)
「皆が気付かないようなささやかな予兆に気づいて、その事を皆に知らせる」ということが芸術の重要な社会的役割でもあります。
芸術家や芸術作品を「炭鉱のカナリア」に例えることがあります。石炭を採掘する洞窟の中でたまに、天然のガスを掘り当ててしまうことがあります。(温泉のように、地面から湧いて出るところがある。)狙っていればこれを有効活用できますが、石炭が採りたいのに、ガスが出てしまうと不都合があります。採掘中にツルハシが岩に当たった時の火花でガス爆発が起きたり、人がガスを吸い込んで中毒になったりするので、とても危険です。ガスの計器の無かった時代には、洞窟の道の中でどこまでが危険で、どこまでが安全かを確かめるためにどうしたと思いますか?

鳥の「カナリア」を遣っていたそうです。カナリアは空気の変化に大変に敏感で、少量のガスを吸い込んだだけで死んでしまったそうです。なので、「人がカナリアの入った鳥かごを持って、炭鉱の中を奥に向かって歩く」という調査を行いました。かごの中のカナリアが死んでしまった地点を記録し、そこから先を立ち入り禁止にし、それ以前の場所で採掘作業を継続したそうです。芸術家も時代の空気を吸い込んで、その変化に強い反応を示すといいます。「炭鉱のカナリア」のように死んでしまうのではなく、必然的に作品を作って周囲にアピールするのだ、と。みんなが、芸術作品を鑑賞する事で「みらいよち」を受け取ったり、そこからそれに備えたり出来ると…古代社会の巫女(卑弥呼)もこの原型だとも言われています。これが社会にとって「芸術家」や「芸術作品」が『絶対に必要な理由』だと、私は美術大学で学びました。

話を戻しまして
2,3年生の皆さんには伝えましたが、今年の間に是非とも授業内で「美術館への鑑賞」や、「浅川の写生会」や、「陶芸制作」を行いたいです。(学校の再開時期にもよるのですが)
美術部の皆さんとも多くをしたいです。(よく話し合いましょうね!大いに力を付けてもらい、活躍してもらいたいです!)

四中は3月の学習発表会として美術作品の展示会が無いので、今私は「学校美術館」というものを考えています。美術室前の倉庫をみなさんが授業で制作した作品などを展示するスペースとして開放したいと考えています。
とりあえず、軽トラックいっぱいの物を美術室・準備室から捨てながら準備をすすめています。(持って来た物もたくさんあるのですが)

励ましメッセージ(その18)

まだ私が前任校に勤めていた頃のことです。卒業していった3年生と最後に学習した国語の教材は、「メディアリテラシー」に関するものでした。

「メディアリテラシー」とは、テレビ・ラジオ・新聞・インターネットなどが発信する情報をしっかり見極める力のことを言います。

たとえば「世界遺産に登録された富士山の山開き」のニュースを、A新聞は「世界に富士山の名が知れ渡り、観光客も増え、経済的な効果が上がるだろう」と報道し、B新聞は「観光客が山に押し寄せマナー違反も増え、ハイヒールで登山しようとする人も来てしまい、山は混乱するだろう」と報道しています。同じテーマの記事が、全然違う切り口で報道されていますが、物事は色々な面から色々な見方をすることが大切で、1つの情報をうのみにせず、デマにおどらされることなく、自分の目と頭でよく考えて情報を活用していこう…という内容の授業でした。

コロナで混乱している今現在、「メディアリテラシー」は本当に必要な力だな、と強く感じています。

登校日にもらった課題以外にも、「生きていく上で重要な勉強」ができる機会が今、たくさんあるような気がします。

ニュースや新聞や身の回りの様子を色々と見て、今、何が大切なのかを考え、根拠のないデマにまどわされず、誰かを一方的に責めることなく、自分が見えていないものについても想像力をはたらかせ、誰かのために頑張ってくれている人に感謝の気持ちをもち、自分にできることをコツコツとやる…。

全世界の人間に与えられた「課題」ですね。
みんなで手をとりあって、助けあって、この困難を乗り越えていきたいです。
   
(1年2組担任 国語科 赤星裕美)

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

学校からのお知らせ

学校経営方針

学校経営報告

いじめ防止基本方針

部活動計画

学校だより

学校運営協議会