『おいしい給食、食べていますか?』(もったいない大作戦ウィーク)
「もったいない大作戦ウィーク」が始まります。先日の朝会でSDGsの目標達成には一人一人が「自分事」として取り組まないと無理なんだ、という話をしましたが、それにも関係したみんなに関わる問題ですね。
さて、校長先生が小学校2年生くらいの頃の話をします。ある時、田舎からおばあちゃんが家にやってきました。晩御飯の時、いつも早食いで(まあ今でもそうですが)早くデザートが食べたくて仕方がなかった私は、お茶碗にご飯粒をいくつも残して「ご馳走様!」と言ったのです。するとその時、それまでにこにこしていたおばあちゃんが突然、「お百姓さんが一生懸命作ってくれたお米をこんな風に残すのは許しません!」と怖い顔をして叱ってきたのです。今までどんな時も孫に優しくて大好きなおばあちゃんだったので、とてもびっくりしました。おばあちゃんは田んぼや畑で作物を育てていたので、食べ物を粗末にする孫が許せなかったのでしょう。自分が食べる時にはご飯のお茶碗に最後はお茶を入れて飲み干し、器もピカピカにして食べ終わるような人でした。この出来事以来、校長先生は「お茶碗によそったご飯粒は残さないぞ」と心に誓い、その誓いは今でも守っています。苦手だったキノコ類も、山にキノコ狩りに行って自分で収穫して以来大好きになりました。 ぜひ、食材、作ってくれた人、残さず食べることが未来の地球のためになることを考えて、おいしい給食を食べてください。 9月25日の朝会よりようやく少し、涼しく過ごしやすくなってきました。「食欲」「読書」「スポーツ」と「○○の秋」の言葉が多いのは、夏のうだるような暑さから解放され、心と体が元気になると、秋にはいろんなことがはかどるよ、という意味から来ているのだと思います。ぜひ、いろんなことに挑戦してみてください。 さて、最近、ショッキングなニュースがありました。国連のグテーレス事務総長が、現在の地球について「もはや温暖化ではなく○○(沸騰)だ。SDGsは2030年のゴールに向けて、まだわずか○○(15)%しか進んでいない。それどころか、世界各地の紛争によって、後退しているものもある。」と発言したのです。さて、○○に入る言葉、分かりますか? この話は一地域や日本だけの話ではなく、地球全体の話です。だから、知らない誰かが努力してくれるから大丈夫、という話ではないのです。みなさん、全員が小さな努力を積み重ねていくしか方法はないのです。地球の環境をよくするために心がけていること、ありますか?ぜひそれを一つでも増やしてください。特にSDGsの目標の中で達成が進んでいないものに、10「人や国の不平等をなくそう」、16「平和と攻勢をすべての人に」、17「パートナーシップで目標を達成しよう」というゴールがあります。例えば学校の中でいえば、「いじめ」や「暴力」があったら、これらの目標は決して達成されないのです。児童会は「笑顔輝く南小」というスローガンを立てました。一人一人の努力によって、まずこの南大沢小学校が目標達成に努めていきましょう。 |