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3月11日全校朝会 「いのちの日」

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 3学期もいよいよあと残り2週間となりました。1月のはじめ、始業式で校長先生がみなさんに伝えた言葉、覚えていますか?「3学期は次の学年の0学期」。気持ちの上では、もう次の学年に進級しているような、そんな心意気で過ごすことができたでしょうか?校長先生は、皆さんの立派な成長をいろんなところで発見しました。最近では、「南小フェスタ」。舞台でダンスを披露してくれた児童はもちろん、企画、撮影、演出まで工夫を重ねて動画を作成し公開していた皆さん、皆さんのアイデア、度胸、やる気にとても感心し、校長室のパソコンで動画を見ながら声を上げて大笑いしてしまいました。そして5年生がリードした縦割りお別れ会。5年生が一生懸命リーダーを務め、下級生に優しく接している様子を見て、とてもうれしくなりました。皆さんの取り組みによって「すべての子供が笑顔になる学校」にまた一歩近づきましたね。
 さて、今日は3月11日です。今から13年前のこの日、東日本一帯で震度7という巨大な地震が発生しました。地震に伴う津波、原発の事故などの災害のために、多くの人が亡くなったり家を失ったりしました。ここにいる皆さんはまだ生まれていないころの出来事なので、知らないこともたくさんあると思いますが、大きな災害の中で大切な人を失った深い悲しみ、苦しみ、そして何とか生きていくために助け合ったこの地震のことを忘れないために、3月11日は「いのちの日」と制定されました。そしてこの大震災をきっかけに、防災(災害を防ぐこと)、減災(災害の被害を少しでも減らすこと)、自助(自分のことは自分で助ける)、共助(他の人と協力して助ける)、公助(町や国が支援して助ける)、という考え方が一気に進みました。その教訓は、今年の1月に起きた能登半島大地震でも生かされています。だから、皆さんには、生まれる前の出来事だったとしても、東日本大震災のことについては、よく知っていてほしい、と思っています。
 今から13年前、当時6年生の担任だった校長先生は、6時間目に家庭科室で子供たちと「べっこう飴」を作っていました。2時46分、激しい揺れが襲ってきて、みんな校庭に避難しました。震度5くらいだったのですが、これまで経験したことが無いくらい、大きくて長い揺れでした。3月の校庭は寒いし、そのあと何度も大きな余震が続いたので、中には不安で泣いている子もいました。最後の児童を保護者に引き渡したのは夜の21時過ぎでした。そして多摩川沿いを自転車で帰ろうと思ったら、サイクリングロードは歩いて帰宅する人であふれかえっていました。電車も止まり、道路は大渋滞で、携帯電話も全く使えず、人々は学校や会社から何時間もかけて歩いて帰るしかなかったのです。地震の震源から遠い東京でもこれほどの混乱があったのですが、東北地方、それも海沿いに住む人々は、地震と津波によって壊滅的な被害を受けました。一昨年の秋に、校長先生は宮城県の被災地を調査のために回りました。行く先々でお話を伺う中で、いまだに人々の心には深い傷があることを感じました。「いのちの日」に合わせて、テレビや新聞では様々な特集が組まれていると思います。ぜひ、この大きな災害について知り、自分だったら命を守るために何ができるか、しっかり考えてください。校長室の前に東日本大震災についての展示を行います。ぜひ、見て、学んで、考えてください。

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