松姫ものがたり その2甲斐(かい)の大しょう武田信玄公(たけだしんげんこう)が 越後(えちご)の上杉謙信(うえすぎけんしん)と 川中島(かわなかじま)というところで戦っていた時のことです。 パカッ パカッ パカッ 丘のふもとから砂けむりをあげて 早馬(はやうま)が駆(か)け上がってきました。 家来 「おやかたさま、おめでとうございます。姫さまがお生まれです」 信玄 「おおっ、姫が生まれたとな 姫の名は松姫(まつひめ)としようぞ 松は栄えるめでたい木じゃ」 と白い紙に「松姫」と書いて 奥方さまのところに届けさせました。 それを見た赤ちゃんは 「ころ ころ ころろ」と笑いました。 やがて戦(いくさ)を終えて帰ってきた信玄公は 「おお、おお、可愛い姫じゃ」 宝物のように大事に抱きかかえました。 【原文ママ、( )はふりがな】 松姫ものがたり その1これから順にお話を紹介していきましょう。(原文ママですのでご了承ください) その1 まつひめさまは、武田信玄のむすめで、おひめさまです。 むかし、恩二小の校庭にすんでいました。(金照あん) 今でも、その石ひが恩二小の近くにあります。 郷土の先輩・中村雨紅氏トップバッターは中村雨紅氏です。本校ホームページ「学校概要」⇒「校歌・校章」に略歴など解説があります。 童謡『夕焼小焼』を作詞した中村雨紅氏は本校の卒業生です。作曲は『汽車ポッポ』『緑のそよ風』で知られる草川信氏です。発表された雑誌は関東大震災で焼けてしまい、わずか13部が残り、そこから広まったそうです。世代を超えた愛唱歌となり、歌碑が一番多いとも言われています。 JR八王子駅の発車メロディーでもおなじみですね。 |