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7月1日の校長講和

◎7月1日(火)全校朝会の話
 早いもので今日から7月に入りました。1学期もあと3週間になりましたね。今週の木曜日から6年生は日光移動教室に行ってきます。
 7月7日はみんなも知っている七夕です。1,2年生が七夕飾りを作るそうですので、廊下に飾られるのを楽しみにしましょう。さて昨年もお話しましたが、七夕の起源(もと)は何だか知っていますか。よく言われているのは、短冊に歌や字を書き、字がうまくなるようにとお祈りをしたことだそうです。この「文披月(ふみひらづき)」→書いたものを発表する月から、7月が「文月(ふみづき)」と言われるようになったそうです。この外にも稲の穂が膨らむ月なので「穂含月(ほふみづき)」から「文月」と言われるようになったという説もありますよ。
 さて、今日は皆さんが毎日背負ってくるランドセル。このランドセルについてのお話です。
 実はこのランドセルは今から150年くらい前の江戸時代に軍隊で使われるようになりました。その頃、日本と貿易をしていたオランダからもたらされた「背嚢(はいのう)」という今のリュックのようなものですが、それがオランダの言葉で「ランセル」といい、それがなまって「ランドセル」になったとされています。
 通学に使われるようになったのは、130年ほど前の1885年に東京の学習院という学校が始めだそうですが、始めは贅沢な高級品でしたので、一般の人たちは風呂敷にくるんだり、布製のショルダーバックに勉強道具を入れたりして通学しました。背負うことによって両手が使えることが大きな長所で60年ほど前の昭和30年代から全国的に使われるようになり「小学生といえばランドセル」と言うようになったのです。
 ランドセル制作の大部分が手作業で行われ、1体(ランドセルはこう数えるのだそうです)に使われる部品は金具も入れて100個以上となります。肩ひもを作るだけでもいろいろな作業を10以上の手間が必要とされるそうです。ランドセルに使われる材料ですが、70年くらい前はほとんどが豚の皮でした。と言うのは牛の皮は値段が高くて使えなかったからです。それが60年くらい前から出回り始め、中にはサメやアザラシの皮を使ったものもあったそうです。今は人工的に作られた皮が70%位で、後は牛の皮、高級なものには馬の皮が使われているそうです。10年ほど前からはいろいろなカラーのランドセルも売れ始めています。皆さんの中にも使っている人もいるでしょう。
 今日、何で「ランドセル」の話をしたのかというと、皆さんにランドセルを6年間大切に使って欲しいからなのです。高学年になると、ランドセルではないもので通学している人がたまにいます。でも、ちょっと考えてください。皆さんが「ピカピカの1年生」で入学した時、きっと、お家の方や親戚の方がそのランドセルを用意してくれたのでしょう。そしてそのとき「6年間、元気で学校に通い、勉強ができますように」という願いを込めて皆さんにくださったのです。この思いをしっかり受け止めて、途中で他の入れ物に代えたりせず、大切に6年間使い切ってください。もし壊れてしまっても、ほとんどのランドセルには6年間の保証が付いていて、直してもらえるはずですし、少しくらいなら、おうちの方が直せなければ校長先生でも修理ができるかもしれません。
 使い終わった後は、何年か前に城山小でも紹介しましたが、「外国の子供たちに6年間使ったランドセルを贈ろう」運動もありますし、マスコットのように小さいミニランドセルに直して記念としてとっておけるようなこともできますよ。皆さんの背中に毎日背負われているランドセル。周りの人たちの気持ちや願いも背負っているということを忘れないで大切に使ってください。
 最後に、今日7月1日は「国民安全の日」といって今から53年前の昭和36年から実施されているものです。日本は安全な国といわれますが、もっと安全にするためにいろいろな行事が行われるのだそうです。この機会に皆さんも身の回りの安全について考えてみてください。
 これで今日のお話を終わります。

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