2020年3月31日 火曜日【エッフェル塔落成記念日】1889年のこの日、エッフェル塔の落成式が行われました。今から131年前のこと。フランスの首都パリにあるシャン・ド・マルス公園の北西に立つ鉄塔で、高さ約324メートルで、フランス人技師のギュスターヴ・エッフェルが設計・建設しました。総工費は650万フランでした。1889年のフランス革命100周年を記念してパリで開催予定の第4回万国博覧会の目玉となる大建造物として計画され、これに間に合わせるに2年2か月の早さで建設されました。 万博終了後、そのパビリオンとしての観光客が低迷し始めた頃、塔の権利を譲り受けたパリ市は、1909年に解体される方針でしたが、フランス軍が軍事用の無線電波を送受信する申し出があり、国防上の重要な建築物として取り壊しを免れました。電波塔の役割として、現在までこの塔の主な目的の一つとなっています。 エッフェル塔の材質は鋼製ではなく、鋼よりも強度の低い錬鉄でできています。本体の重さは7300トン、エレベーター・店舗・アンテナを加えた総重量は約10100トンにもなります。展望台は3つあり、第2展望台までは階段でも昇れます。水圧エレベーターなどの竣工当時の基本構造は、今でも現役で稼働しているそうです 1889年の出来事には、フランクの交響曲の初演、甲武鉄道の新宿〜立川〜八王子間が開通(後に中央本線の一部に)、パリ万国博覧会の開催、東海道本線が全通(新橋〜神戸間)、マーラーの交響曲第1番の初演、歌舞伎座の開場、などがありました。 |