「一生懸命がんばる」「人を思いやる」学校生活を紹介します。

0512校長一日一話

校長 一日一話
 皆さんに伝えたいこと、感じたことやこれからのことを臨時休業の期間中、毎日一話ずつご紹介していきます。

5月12日 「1+1が10になるには」
 スポーツのイベントが開催されず、テレビでも過去の試合の日本チームの活躍が放送されています。日本チームは、他の国のチームと比べて、体格やパワーで劣っていることが多く、一人ひとりを比べたら、いかにも他国のチームは、活躍しそうな選手が多くいます。それと反対に、日本チームは、選手一人ひとりの顔ぶれは小粒で、これといったスター選手はいないチームであったけれど、いざとなると大きな力を発揮する場面が多く見られました。その大きな力を発揮した源は、チームワークです。 
 野球でも、4番を打てるホームランバッターだけをそろえたからといって、そのチームが勝つとは限りません。それよりも、1番にふさわしい選手、2番を打つのにふさわしい選手、7番を打つのにふさわしい選手をそろえたチームの方がずっと強かったりします。
 部活動や体育祭、合唱コンクールなどの学校の活動では、(1人の力)+(1人の力)がいつも2人分の力や結果になるとは限りません。それよりは、1+1が2になることは珍しいことで、3になったり、4になったり、時には、10になったりすることもあります。また、反対に1+1が0になったり、マイナスになったりすることだってあるのです。

 では、どんな時に 1+1が10になるのでしょうか。

 松岡修造さんの言葉に 
「勝ち負けなんか、ちっぽけなこと。大事なことは、本気だったかどうかだ!」
という言葉があります。チームワークを発揮するためには、まず、何より大事なことは、一人ひとりが本気で取り組んでいるかです。声を出しているか、タイミングを合わそうとしているか、途中であきらめていないかなど小さなことの積み重ねの事柄について、全員が本気を出していなければ、チームワークも生まれず、1+1を10にすることができないと思います。他との勝ち負けではなく、自分自身、自分のクラスのみんなが本気を出しているか、出そうとする雰囲気を作っているかを考えなければいけません。
 学校が再開され、周りの人に感動や元気を与えるようなチームワークを作る機会がこれからあると思います。良いチームを作っていくためには、お互いに尊重して、切磋琢磨(せっさたくま)していく関係を作る必要があります。

「あきらめたらそこで試合終了だよ」

 ある漫画に出てくる言葉です。最後の最後まで、あきらめずに、クラスでチームワークをつくり、全員が本気だった思い出を作ってくれることを期待しています。

今日のパワーフレーズ
「お互いがそっぽを向くと、地球1周分の距離になる。」
向かい合えばわずかな距離でも、背中合わせになると相手とは大変な距離になります。

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