春を待つツチハンミョウキラキラ金属のように青光りするきれいな虫ですが、体液にはカンタリジンという毒(忍者が使ったという説も)があり、皮膚につくと炎症になるので、気を付けましょう。オスは触角にハート型のふくらみがあるそうです。 そんなツチハンミョウの生涯はなかなかスリリングで大変です。 土の中の卵からふ化した幼虫は、まず草をよじ登ります。運良く花にたどり着くことができたら、花に来る虫を待ちます。花に到達できないとゲームオーバー。 その虫がハナバチ類で、体につかまってうまく巣の中へ入りめた者だけが、ハナバチの卵や貯蔵された花粉を食べてその後の人生(虫生?)を生きていくことができます。違う虫に着いていってしまったらゲームオーバー。ステージごとに幼虫の体形が変わるので、「過変態」と呼ばれます。 |