2学期の締めくくり 〜終業式〜

12月23日(金)
 2学期の終業式が行われました。このところの感染状況を考慮し、全校教室でリモート形式としました。校歌は放送で流し、心の中で歌いました。
<校長講話>
 8月の30日から、夏、秋、冬と3つの季節を渡ってきた2学期も、今日がしめくくりの日です。行事の多い2学期ですが、コロナ禍は相変わらずおさまらず、厳しい状況の中でした。しかしそんな中でも、予定した行事をほとんどやりきることができ、予定通り授業もできました。まずはそのことを喜びたいと思います。今日ここまで来たことを、ここにいるみんなで労い合いましょう。そんなの当たり前、と思うかも知れませんが、決して当たり前のことではありません。
 そのうえで、一人一人が振りかえってみてほしいと思うのです。この2学期を過ごす中で、自分はどれだけ「強く」なったかなということを。言い換えると、どれだけ勉強できたか、ということです。文字通り、勉「強」です。この言葉、おおもとは「勉めることを強いる」という、つまり無理やり頑張らせるというような意味だったようですが、今は違います。私は、勉めて(がんばって)「強くなる」だと考えます。勉強して強くするジャンルは色々あります。頭と、心と、身体です。2学期の始めに私は皆さんに「つなげて」という話をしました。行事と学習、そして自分と周りの人とを、「つなげて」ということでした。
 昨日まで廊下に貼ってあった掲示物にも、皆さんが学んで強くなった様子がありありと見て取ることができました。1年生は清里移動教室新聞、2年生は職場体験新聞、3年生は修学旅行新聞、1組はたくさんの写真の中の皆さんの表情から、あるいは行事の後の作文から、そしてこの後発表してくれる各学年・学級の代表の人の話からも、学び、強くなってきている姿が見て取れます。新聞には、宿泊学習での仲間とのつながり、五感を働かせることの大切さ・素晴らしさ、挨拶の大切さ、体験や見学を通じて教科の学びとのつながりに気付いたことなど、皆さんがつながりを感じながら強くなってきたことが表れていました。これからも、やらされる勉強ではない、自分の「勉強」をしていきましょう。
 さて、明日はクリスマスイブです。今までみなさんのところには、サンタクロースは来てくれましたか?今年も来てくれるでしょうか?先日新聞の中に、94歳の女性の経済学者の方が書いたサンタクロースの絵本のことについての記事を見つけました。暉峻淑子(てるおかいつこ)さんというこの方は、経済学の本はたくさん書かれているのですが、一冊だけ絵本を書かれたというのです。その絵本ではサンタクロースはいるんですか?と子供に聞かれたら、ということが描かれているのですが、その中で子供がお父さんに「サンタクロースはどうして夜中に来るの?」と聞くと「お礼を言われるのが恥ずかしいからだろ」と答える場面があります。暉峻さんは「本当に相手のことを思ってやることというのは人知れずやるものだ」とおっしゃっています。記事の最後に、この年まで生きてくると「そっとだれかの力になれた、という以上の喜びはないと、しみじみ感じます」(暉峻淑子さん)とも話しています。みなさんも誰かのために、何かをできたか。そんなことを振り返ってみる機会にもしてください。
 一年の終わりと始まりを迎える冬休みは、新たな決意を確かめる絶好の機会です。明日から大みそかまでの一週間に、あなた自身やあなたの家族の中で「一年をきちんとしめくくり、気持ちよく新しい年を迎えるためにやっておくべきこと」がたくさんあると思います。「とにかくここまで、ありがとう」という気持ちをもって新しい年を迎えられるように願っています。そして、「一年の計は元旦にあり」といいます。ぜひ、「自分はこうありたい」という思いを確かめる元旦を過ごしてほしいと思います。1月10日にみんな元気で会いましょう。

<学年・学級代表の言葉〔2学期を振り返って〕>
1年生代表
 今日で長い二学期が終わりました。その中で印象に残ったことがあります。
まず一つめは、移動教室や合唱コンクールなどの行事を通して一年生が和やかになったことです。移動教室では、行動班や生活班で係に分かれて各仕事を行いました。班員のために一人一人が誠意をもって取り組めたのではないかと思います。また、自分のクラスだけではなく他クラスとの関りもあり、楽しい思い出になりました。
合唱コンクールでも、みんな一生懸命に取り組んでいました。そして、クラスで一つの目標に向かって頑張ることの良さを学びました。
反面、学校生活に慣れて大きな行事も終わり、三度目の定期考査も終わったせいか、少し気が緩んでいるように感じます。例えば、授業前のチャイム着席や授業中の私語が見受けられました。明るくて賑やかなのはとても良いことですが、メリハリをつけて行動する必要があると思います。
一年生でいる時間も残り四か月になりました。四月には新入生も入ってきて、僕たちは上級生になります。三学期からは、新一年生の手本となるように少しずつ意識を高めて生活していく必要があると思います。また、進級するとクラス替えが行われます。今のクラスの友達とはまた別の友達との関わりが増えていきます。
そのため、三学期は新一年生に信頼されるよう学校生活を送りたいと思います。そして、今のクラスでいる残りの時間を大切に過ごしていきたいと思います。

1組代表
 二学期を振り返って、一組の良かった所はみんな元気に過ごせたことです。昼休みや授業の後の休憩時間に、先輩後輩関係なくおしゃべりしたり遊んだりしたりしていて、とても元気が良いなと思いました。その元気な力で三学期も全力で楽しみたいです。
 次に反省点です。それはチャイム着席など、時間を意識して行動できなかったことです。先生に注意されて、初めて気が付き、あわてて着席する人が多いからです。なので、三学期は先生に言われなくても、生徒同士で声を掛け合って、時間に余裕をもって行動できるように気をつけたいです。
 二学期は、合唱コンクール、移動教室やマラソン大会など、行事が連続で、一組の中で疲れが見られることもありましたが、みんなで力を合わせて取り組むことができました。
 また、三年生と過ごせる時間もわずかとなりました。三学期は一日一日を大切に過ごしていきたいです。

2年生代表
 二学期の行事では、合唱コンクールや定期考査、一学年と一組は移動教室、三学年は修学旅行などと様々な行事が全学年で行われました。そのうちの一つ、合唱コンクールでは、どのクラスの合唱もとても迫力があり、素敵なハーモニーがホール全体に響きました。特に三学年の歌声は素晴らしかったです。そして、一つの曲に対して練習の時からとても努力をしていることも練習を見せていただいて感じました。
 そんな三学年を見習わないといけない二学年ですが、克服しなければならない課題があります。それは休み時間から授業に変わるときのメリハリがないことです。授業を一生懸命受けられなければ、行事も一生懸命になれないと思います。自分たちで意識し、切り換えれば授業に向かう時の一人一人の意識が高まります。授業を集中して受ける態度や寝る人も少なくなると二学年の雰囲気がとても読むなると思います。
 学年の課題はもう一つあり、四時間目の終わりからの手洗いの移動の遅さです。学年委員が呼びかけをしても教室に戻らない人もいます。またトイレで友達とずっとしゃべってしまう人もいます。呼びかけに協力してくれる人と自分たちのことを優先してしまう人がいる今の状況では、切り換えができないあいまいな状態で三学期を迎えてしまいます。それは良くないことだと思います。
 二学年の三学期は、三学年の0学期と言われ、僕たちは来年最上級生となる準備の学期となります。今のままでは後輩の手本となることができません。三年生として一年生や二年生の手本となれるよう、学年として課題と向き合い、皆で協力して改善していきましょう。そして三月には、二年生最後の行事鎌倉校外学習があります。学年としてのまとまりやクラスとしての良い思い出を作れるよう三学期も頑張りましょう。

3年生代表
 三年生のこの二学期、私たちは修学旅行と合唱コンクールという二つの大きな行事を終えました。私が特に心に残ったのは、合唱コンクールです。
 私は合唱コンクールで自由曲の伴奏者を務めました。私は一年生の時から伴奏者を務めていたので、最後までやり通したいという思いで立候補しました。ですが、緊張しやすい性格と一年生の時の合唱コンクール本番で止まってしまったトラウマから、不安も感じていました。不安をかき消すため練習を重ねましたが、リハーサルで止まってしまうことがありました。中学校生活最後の合唱コンクール、クラス全員が最優秀賞を目指していただけに、私は申し訳なく、逃げ出したくなりました。しかし、クラスの皆や先生は私の失敗を認め、励ましてくれました。当日、本番直前の練習で私は伴奏を止めてしまいました。本番失敗する恐怖で、昼食も喉を通りませんでした。しかし、今まで励ましてくれた人たちを信じ、クラスの皆と合唱をつくることに集中して弾いた結果、大きなミスなく弾き切ることができました。その後は嬉しさと安心でいっぱいでした。色んな友達に「よかったね。」「上手かったよ。」と言ってもらえました。クラスは入賞することができませんでしたが、この合唱コンクールは私にとってクラスの皆にとって、最高の思い出になったと思います。
 私は、信じてくれる仲間や周りの人の大切さを実感しました。自分を信じてくれる人がいるから、自分にも自信がもてるようになるのだと私は思いました。私はこれから受験という大きな壁を迎えます。三年生は皆、進路選択や受験で不安を抱えると思います。そんな時、助けになる存在に私はなりたいと、助けてくれる仲間を大事にしていきたいです。

<表彰>
税の作文、テニス部男女、市科学コンクール、都科学コンテスト表彰がありました。
1 中学生の「税の作文」コンクール 八王子納税貯蓄組合連合優秀賞
2 女子テニス部 多摩地区新人テニス大会・団体の部 第3位
3 男子テニス部 多摩地区新人テニス大会・団体の部 第5位
4 東京都中学生科学コンテスト 優秀賞(実技2部門)
5 八王子市科学コンクール 佳作
  

写真上)各学年・クラスの代表(上左3年、上右2年、下左1組、下右1年)
写真中)表彰のようす(上左税の作文、上右科学コンクール、下テニス部)
写真下)表彰のようす(都科学コンテスト)

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学校行事
2/18 学習ひろば
2/20 定期考査1・2年・1組
午前授業3年
2/21 定期考査全1・2年・1組
午前授業3年(都立入試)
2/22 定期考査全・1組
小中一貫(中学校紹介)
2/23 天皇誕生日

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