一期一会 〜教育実習生がきました〜今日から6月4日の体育祭本番当日までの間、教育実習生を迎えました。教科は理科と英語、学級は1年4組、2年5組です。部活動などでも接する人も多いと思います。全校朝礼の中で紹介がありました。 <校長講話> おはようございます。5月も半ばに入りました。ついこの間まで寒い寒いと感じていた気がしますが、今日の日の出は4時38分、日の入りは午後6時41分、朝はずいぶん早くから明るくなって鳥の声もにぎやかに季節はすっかり夏に向かっていますね。 今紹介のあった教育実習生は、先生になるための勉強の中でも一番大切な勉強に来ています。「一期一会(いちごいちえ)」という言葉があります。知っている人もいると思いますが、一生に一度という意味です。もともとはお茶の道である茶道(さどう)に由来する言葉で、お茶会で相手と出会うことは何度もあるようで、毎回同じではない。一生に一度のことだから、お茶を入れる主人もお茶を飲む客も、お互いに誠意をもって真剣に向き合いましょう、という教えです。そこから、人と人との出会いに使われるようになりました。同じ状況での出会いは二度とめぐってこないものだから、この出会いを大切にしようではありませんか、ということです。 私は今でも教育実習の時のことはよく覚えています。あの時の生徒たちや先生方との出会いがなければ、今自分がここにいることは絶対になかったと思います。実習生のお二人にとっても、生徒の皆さんにとっても、そんな時間になるといいなと願っています。 ところで、いよいよ6月初めの体育祭に向けての取組が本格化します。もうずいぶん昔、私の教育実習期間もちょうど運動会の取組の時でした。クラスや学校が大きく活動する中での体験をして、中学生って本当に素晴らしいな、と実感しました。体育祭はチームとして活動します。クラスというチーム、学年というチーム、それから委員会や部などの係としてのチームで活動します。そして宮上中学校全体というチームで、みんなが楽しめる体育祭を実現するのです。この体育祭も同じく、「一期一会」です。このチームのメンバーでの体育祭は二度とはありません。ぜひそのメンバーとともに、全力を尽くしてほしいと願っています。 体育祭はチームで一緒に体を動かしてその良さを感じることが目的です。自分のやれるベストを尽くせれば良いと思います。その結果、運動の得意な人やたくさん係のある人はその活躍ぶりが目立つかもしれません。大いに頑張って盛り上げてほしいです。でも、運動があまり得意でない人もいます。目立った活躍の場があまりない人もいるかもしれません。でもいいんです。自分のできるベストが尽くせれば。目立たなくてもみんながよい雰囲気になるような言動をすることだって、とても価値のある活躍だと思います。今この時を大切にしながら、お互いの力を引き出し合えるような、そんな体育祭の取組になることを期待しています。 写真左、中)実習生、まずは教室で読書活動を見守ります。 写真右)体育館前のアメリカシャクナゲがきれいです。 |
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