全校朝礼

1月31日(月)
 今月の全校朝礼は、社会的な感染拡大により、各教室でのリモートの形をとりました。
<校長講話の内容>
「デジタル・タトゥ」
 おはようございます。
 1月は行く、2月は逃げる、3月は去るといいますが、その1月も今日が最終日で明日からは2月。やはり、早いなと私は感じましたが、皆さんはいかがですか。いよいよ2か月後にはそれぞれが新しい段階へと進むのです。
 特に3年生はこれから進路決定の最大の山場を迎えます。一人一人が思い切り自分の目標に向かって進めるよう、また生徒みんなが安心して学校生活が送れるように、お互いを尊重しましょう。そのためには、1・2年生も含めてまずは感染防止対策です。今、始業式の時とは比べ物にならないくらい厳しい状況です。学校内では、感染が広がることのないように、どうかできる努力は続けてください。でも特別なことではありません。マスク着用など、今までの対策を、気を抜かずにやっていただけば結構です。ただ、自分は大丈夫だからと思ってか、マスクを外して喋っている人を見かけます。先日地域の方から、門の前でマスクを外して話している生徒がいて大変心配だという声をいただいてしまいました。自分が大丈夫ということとだけでなく、他の人がどう感じるかということにも、気持ちを向けてほしいと思います。
 みんなが学校に集まって安心して生活できるために、今日はもう一つ大事なことをお話します。それは、SNSのことです。みなさん、「デジタル・タトゥ」という言葉を聞いたことがありますか?以前テレビドラマの題名にもなったので、知っている人もいるかと思いますが、タトゥとは入れ墨のことですね。私たちがSNSなどインターネット上に発信したことが、デジタルデータとして場合によっては入れ墨のように消すことができず一生ついて回ることになるかもしれないということです。
 面白半分でユーチューブにあげた動画が、拡散し、発信者が突き止められ、そのことがその人のその後の人生、例えば入社試験などに、ずっとついて回ったり、誰かの画像をアップしたものがコピーして拡散され、もう回収することも消すこともできなくなってしまったりするものです。本当に恐ろしいことです。ネット上では本名を名乗らないことが多いのですが、先日伺ったネット社会に詳しい方の話では、ネット上では普通の人は「匿名」というのはまず不可能だということでした。本気で手を尽くせば、必ず突き止められるといいます。
 また、SNS上のやりとりから、いじめに発展する例もよく聞きます。これも、誰にどんな言葉を送っていたのか、記録に残ります。私たち人間はいろいろな感情をその時その時にもちますから、突飛な考えやものすごくネガティブな否定的な考えをもつこともあるでしょう。それは仕方のないことだと思います。でも、それを人に伝えたりするのとは別です。
 SNSを含む、ネット社会、デジタル社会では、大変便利である反面、本当に注意しなければならない関わり方、いわゆる「デジタル・リテラシー」があります。手にしているスマホは、昔の人から見たらまさに魔法の道具です。でも、手にしているスマホは、とてつもない凶器になることを、いつも忘れてはいけません。
 今日は感染防止とネット社会の話をしました。どちらも、「自分のことだけでなく、相手のことを考える。」ということを大切にしていきましょう。

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