特別支援教室の目標

特別支援教室は、児童の特性からくる困難さへの課題に取り組み、可能な限り多くの時間、通常の学級での学習に参加し、自分の力を発揮できるようにすることを目標とします。児童が在籍学級で抱える困難さを的確に把握し、どの程度まで改善すればよりよい学校生活を送ることができるのか等の目標を設定して支援を行います。

指導の開始と終了について

特別支援教室での指導開始と指導終了の判定については、各学校の校内委員会での協議を基に行われます。校内委員会では、必要に応じて児童一人一人に設定された主訴の改善状況を確認し、指導終了及び指導の継続を検討します。その後、保護者の合意を得た上で、検討事項を決定していきます。

特別支援教室で学習する内容


(1) 小集団学習
ロールプレイ・話合い活動・スピーチ活動などを通して、コミュニケーションの基礎や状況に応じたコミュニケーションのとり方、ソーシャルスキルなどを指導します。また、発達段階に応じて自己理解や他者理解を深め、自己肯定感を高めると共に、前向きな人間関係を構築するための素地を養います。

(2) 個別学習
児童の実態、課題に合わせて作成された個別指導計画に基づき、在籍学級での課題の改善、適応に向けた指導を行います。必要があるときは、状態に応じて各教科の内容を取り扱いながら行います。

在籍学級での支援

特別支援教室の担当者が在籍学級を訪問して、学習支援を行う場合もあります。在籍学級の授業の中で、適宜適切な声かけをしたり、行動を促したりします。

特別支援教室入級を希望される場合


1 就学前のお子さんについて
 八王子市の就学相談室にお電話にてご相談ください。
※見学についてのご相談は下記へ連絡ください。
   ○就学相談室 TEL042−664−7524 教育センター内
   ○八王子市教育委員会 指導課支援教育担当 TEL042−620−7446  

2 就学後のお子さんについて
 在籍小学校の学級担任(または特別支援コーディネーターや管理職)にご相談ください。保護者からの相談後、各学校の特別支援校内委員会にて入級の検討が行われます。