校長あいさつ

校長

第15代校長(統括校長)
   泉澤 太
 
 
 
 

滝山城跡

滝 山 城 跡
 

高月田植風景

田 植 風 景
 

道の駅

道の駅八王子滝山
 

八王子の市街から北方に目を転ずると緑におおわれたなだらかな丘陵が広がっています。加住南丘陵です。その奥には谷地川を挟んで加住北丘陵がゆったりと続いています。加住中学校は、この2つの丘陵に挟まれた谷地川に沿って広がる加住地区にあります。豊かな自然に恵まれた加住地区唯一の中学校として昭和22年に開校し、地域の人々によって支えられながら60年余りの歴史を積み重ねてきました。

 加住北丘陵には、都内でも有数の桜の名所として知られる都立滝山自然公園があります。ここにはかつて、八王子城に移る前の北条氏照が居城していた滝山城がありました。当時は、ここ加住が八王子の政治・経済・文化の中心地であったと言われています。古い歴史を持つ加住地域、生徒は毎年、地域の方を講師に、我がふるさと「加住」の勉強をしています。

 また、地域には、杏林大学・創価大学・東京純心女子大学の3つの大学があり、学習や行事、教育相談、保健活動、部活動、研究活動などで大学生の皆さんや先生方の力を借りています。

 「八王子八十八景」の一つ、「田植風景」は、豊かな水田の広がる高月町の風景。地域に広がる畑にはさまざまな野菜が育てられています。牧場もあります。花も育てられています。これら地域で生産されたものが、東京都で初めての道の駅「八王子滝山」に集められ、市民の皆さんの食卓を賑しています。

 東西およそ8km、南北およそ4kmと広い学区の本校。徒歩、バス、あるいは自転車でと生徒は元気に通学しています。

 大人も子どもも生きにくい世の中になっていますが、ここ加住では、町会を始め、育成指導員、保護司・民生児童委員、消防、交通安全協会、小中PTAなど7団体に所属する皆さんが、365日、交代で子どもたちの安全パトロールを行ってくださっています。学校行事にも積極的に関わってくださり、地域行事でも子どもたちに温かい目を注いでくださっています。

 さて、本校は平成22年4月、加住小学校とともに八王子市の公立学校で2番目の小中一貫校として開校しました。小中学校の9年間は児童期から思春期に向かう大事な時期です。地域・保護者の皆様とさらにつながっていくことで、加住ならではの教育活動をすすめ、力強い人間力の基礎をつくり、未来をひらき、世界にはばたいていく児童生徒一人ひとりの育成ができていくと考えます。そのために、開校と同時に学校運営協議会を設置する地域運営学校となり、地域を基盤に社会性をはぐくみ、学力向上を目指しています。

 これからの加住小中学校に、一層のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。