学校長挨拶

   

校長  大宝院 清孝

令和5年4月1日

柔らかな桜色が心地よいこのよき日。第三小学校では令和5年度も新たな子供たちや教職員を迎え、多くの出会いと喜びで出発しました。昨年度も、保護者・地域の皆様には、本校の教育活動に対して、多くのご理解・ご協力・応援をいただきました。感謝の気持ちで一杯です。皆様からの応援は、私たち教職員にとっての心の支えになりました。本年度も、昨年度同様に温かいご理解とご協力、応援をよろしくお願いいたします。
 本年度の学校経営の基本理念を「自分も人も大切にする学校は、地域運営学校の組織力と教師の力で」とし、教育目標である「やさしく」「かしこく」「たくましく」の具現化に向け、品格と教養を備えた壮健な人間を育てるべく、支持的風土のある集団作りを重点として徳知体の調和のとれた教育を実践してまいります。
 第三小学校は、平成22年8月に校舎が、そして23年10月に校庭が新しくなりました。教室廊下側の壁が可動式である利点を生かし、児童の教育活動にあわせて広いオープンスペースを活用した学習を実践しています。本校の恵まれた環境を生かしつつ、基礎学力の定着に向けた本校教員による補習学習、ティーチャーズネットと呼んでいる第六中学校との小中一貫教育の一環として行う小中学校教員の相互指導、保・幼・小連携、肥沼信次博士の学習、保護者・地域の方々のご協力による学校ボランティア活動、放課後や土曜日の活動など、教育活動の充実にも努めています。
 いじめ、地震防災など、児童の命にかかわる課題が様々指摘される今日、学校にはこれまで以上に組織で対応する力が求められています。校内の組織機能を活性化させるとともに、学校への理解を深めていただくための主体的な情報発信についても努力してまいります。
  本校は、昭和54年度から東京都教育委員会人権尊重教育推進校となっており、2年ごとに東京都の全小学校に向けて研究発表会を開催しています。本年度は令和4・5年度の研究の2年目となります。研究主題でもある「自分も人も大切にする子供の育成」は、本校の教職員が常に意識していることです。この考え方に基づく集団づくりを進め、一人一人の子供が心を磨き、知を輝かせ、心身を鍛えることができるよう、本年度も全教職員が一体となって教育活動を進めてまいります。保護者・地域の皆様、本年度も本校へのご理解、ご協力、応援をよろしくお願いいたします。